すずめさんの観てきた!クチコミ一覧

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浮かれるペリクァン

浮かれるペリクァン

劇団黒テント

d-倉庫(東京都)

2017/12/13 (水) ~ 2017/12/19 (火)公演終了

満足度★★★

後半に怒濤のように展開する物語は良かったんですが、そこにたどり着くまでが僕は大変でした。好きな人ほ好きなんだと思います。想い、道具、手法はとても勉強になりました。

はんかくさい奴らの夜明け

はんかくさい奴らの夜明け

肯定座

駅前劇場(東京都)

2017/05/25 (木) ~ 2017/05/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/30 (火) 14:00

弱い大人たちへの応援歌。明日もきっと大した1日ではないけど、いいこともあるかもよ。そんな空気を勝手に感じました。さあ、生きよう!

4センチメートル

4センチメートル

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2016/12/21 (水) ~ 2016/12/29 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/28 (水)

素晴らしいの一言に尽きます。題材、脚本、演出、装置、音楽、出演者・・・。なによりもこの作品のテーマに寄り添い続ける詩森ろばさんの優しさに何よりも打たれました。年末に最高の舞台が見れました。

さようならドコニ村

さようならドコニ村

肯定座

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/12/06 (火) ~ 2016/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

生きるって哀しいだけでない
脚本と演出にこてんぱんでした。
物語の進め方と場面の見せ方が秀逸。
リアルのなかに差し込まれた寓話。
あーよかったです。

ネタバレBOX

貧乏神のありようを一言で言ってたんですがそのセリフとるやもう。あー、いいなーと。
その贈りものの酒は封が開いていた

その贈りものの酒は封が開いていた

大人の麦茶

ザ・スズナリ(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
なかなか面白かったです。

ネタバレBOX

ただ後半になり、突然東日本大震災ネタが来たりして僅かながら破綻が感じられてしまった。それにしてもタイトルがそういう意味だったとは!嬉しい驚きもあって色んな意味で相殺された。結果、泣いたりしました。
霧、つたう光

霧、つたう光

ポムカンパニー

テアトルBONBON(東京都)

2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

霧の中に見出す光
葬儀屋の若者の最後に放った言葉にぐっと来ました。

きっと。そしてずっと。2016

きっと。そしてずっと。2016

デッドストックユニオン

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

既存の演劇ではない
3.11を題材にした舞台はこれまで何本か見させて頂きましたが、どれもピンと来ない内容でした。おそらく私自身の中でも体験してきたことですし、その事実と体験が物語にされたときに拒否反応を示すのかなとも思っていました。しかーし!!

ネタバレBOX

架空ではあるが震災で津波被害に遭ったある高校演劇部のお話。

何でだろう?割と序盤から悲しくもなんともないシーンで涙がこぼれる。
そしてストーリーは淡々と事実らしきことが積み重ねられていく。
もちろんフィクションなのだろうが、きっとこうだっただろうという疑似体験が
ドキュメンタリーのように紡がれていく。

正直、作家性とか演出の手腕とかは見えてこない。
あるのはただその学校でその演劇部でそのときに何があったのか・・・。
それだけがドキュメンタリーのように綴られていく。

観ながらあのとき、そしてその後に見た石巻や女川や福島の風景とそのときにお会いした人たちと話をしたことをずっと思い出していました。彼らがつらさや悲しみを表面に出さず「もっと大変な人がいっぱいいるから」と言っていたことを思い出していました。
劇中の高校生も大人もみんな涙をこらえてその惨状に立ち向かっていた。
そのことが僕の琴線に触れてしまったのかなと思います。

東日本大震災の被災地を訪れた方は、思うところがあるかと思います。
内容が他の演劇とは違うので、演劇性を求めたら厳しい意見が出るかも。
でも、僕は大好きでした。
結婚リセット法

結婚リセット法

プレイユニットA→XYZ

ザ・ポケット(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

エロさが気になる
結婚と言う制度を通して、自由とか束縛とか愛とかそういうものをビシバシ感じるお芝居でした。総じて声量が小さくて、遠くの観客は聞こえなかった台詞が多かったんじゃないかな、というのが残念。くろいぬの池谷さんの脚本は、ぶっとんでいるのはいいんだけど、どこかしらエロさまで挑戦的。実はそこは苦手なんですよね。いいテーマにいい題材なのに、必要以上にエロに費やしている印象がありました。結果、良かったのかわからない印象に。。。受けないギャグを散々連発している役が、痛かった。サディスティックな脚本と演出。

DOWNTOWN HOTEL

DOWNTOWN HOTEL

SECOND・N PRODUCE

千本桜ホール(東京都)

2015/10/13 (火) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日だったから固かったのかなー
好太郎と鈴木ゆか出演ということもあり、観て来ました。大和さんの作品は初めて。そういう期待も込めて!!

ネタバレBOX

初日ということもあり、色々荒削りな箇所が目立ったが、大和さんの本の力で飽きずに最後まで観る事ができたという感じ。好太郎がいい感じに出ているのだが、最初から最後までテンポに乗り切れていなかった。好太郎に限らず全体的にぬるい空気だったのが何よりも残念。ただ後半の公演で見に行った仲間によるとそんなことは全然なくて楽しめたという意見が多かったので修正したのだろうか?申し訳ないんだけど、主役の男の子の芝居が厳しかった。何となく全体的に上からの目線で芝居をしているように思えた。本当はそうじゃないのだろうけど。二枚目芝居を二枚目気取りで演じていたら寒いだけだと教えてあげたい。そんなアドバンテージがありながらもこの作品は「秀作」でした。
金色の雨/GOLD RAIN【大阪人情編】

金色の雨/GOLD RAIN【大阪人情編】

東京カンカンブラザーズ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/04/22 (水) ~ 2015/04/26 (日)公演終了

満足度★★★

リングが真ん中にどーん!
舞台が劇場のセンターに位置し、いわゆるバックステージ側から観劇。
見終わって一番に感じたことは、バックステージ席なんていらないやんか。
舞台のメインにリング的なものがあるのはいいんですが、
そのおかげで何度も裏側の芝居がほぼ見えないし、声も通らない。
舞台装置としては正直失敗してた気がします。普通でいいよーと思う。

芝居は人情溢れる人々のカンカンテイスト満載なお話でした。
兄と妹が17年ぶりに出会う。病気が原因でみんな不幸になります。
それでも美しいのは兄妹の想い合うやさしさ。ラストは泣きました。

妹役の内藤さんの悲しいときの笑顔にやられましたねー。
看護師長の棚橋さんはちょっとした仕草がかわいいですねー!!

普通のセットでちゃんと観たかったというのが感想であります。

新宿裏歌舞奇

新宿裏歌舞奇

ワイアールジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

観やすいアングラテイスト
実験劇場の体で「新宿裏歌舞奇」と連呼していました。
今やひとつのジャンルとしての「アングラ」なのでしょうが懐かしい。
演劇とは何か?を問い続ける出演者。
哀しみから逃げ切れず新宿という街にしがみついてしまう人々。
本来なら嫌いなジャンルなんですが、楽しく見れました。
こういうのもいいかもしれません。

歌喜劇 a river

歌喜劇 a river

マサ子の間男

劇場MOMO(東京都)

2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★

期待していた
福田転球さんの作演出ということで、期待していました。

ネタバレBOX

パワーマイム系なのでしょうか?それにしては随所にキレが悪かったり、笑って欲しがっていたりして、うまくはまらなかった。やりたいことは分かるしそれもいいのだけど、改めてこの手の芝居は難しいなあと思いました。笑えないとどこまでも脚本を眺めながらの観劇となり、そうなるともう弱いストーリーが露呈されてしまう。笑える日は笑えたのかもしれないが、残念。いやー笑いは難しい。
稚拙で猥雑な戦争劇場

稚拙で猥雑な戦争劇場

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

観劇していただけて感謝
今回はISIS問題が現実になってしまったことで、この公演に来ることをためらった方が多かったと聞きました。本来は安倍政権の「集団的自衛権」に対してのアンチテーゼがメインだったのですが、まさにこの芝居の裏設定でもある「集団的自衛権=日本が戦争放棄しなくなった」ということ、そして日本にいままでいなかったはずの『敵国』が生まれるということが現実になってしまいました。安倍シンゾウさんが想像力不足なのか、想定内なのか。日本はISISはじめテロリストの攻撃対象になってしまいました。

ネタバレBOX

そういう難しい話もありながらも、政治も良く分からない車のセールスマンと、世界の平和を信じている総理大臣の娘のおバカなロードムービー風の舞台でした。そして圧倒的に現実では起こりえないであろうハッピーエンドはお客さまたちに支持されたと思っています。

戦争があるから平和があるのか?
世界から戦争がなくなる日を夢見てはいかないのか?

再演したいくらいですが、なかなかそうもいきませんねー。
僕のともだち

僕のともだち

劇団 でん組

テアトルBONBON(東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★

子供のいじめ問題を主観で感じる
学校で公然の中、教室から少年が飛び降りた。
これは事故だったのか。それとも・・・。

難しいテーマでありながらコミカルに進めようとする物語に違和感。
笑いを誘う台詞も数多くあったが、笑える空気ではなかった。

物語全体を見て思うのは、この作品は誰かの思い入れから始まったのかな、
と思わせるほど後半に大きな主観が乗っていて、そこがモタついたかな。

全体的には楽しく観劇させていただきました。
ありがとうございました。

ネタバレBOX

意外な結末ではなかったのが残念でした。
オープニングとエンディングのリンクを狙った演出ではあったが、
オープニングであれをみれば、結果は見るまでもないし予感通りだし。
そういう意味での驚きを削がれたのが残念だった。

子供のいじめ、追い込まれたゆえの自殺という問題に踏み込んだ意味で
意欲作とも思えるが、後半の長い思いの台詞、ネタバレ後の長い部分では
ちょっと「もう分かってるから進めて」と思ってしまいました。

☆☆☆☆☆ :知人に宣伝したい。
☆☆☆☆ :観てよかったと思えた。
☆☆☆ :観て損はしないと感じた。
☆☆ :時間が余ってるならいいかな。
☆ :観なければよかった。
うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

期待しすぎたかも
FacebookでPMCのショートストーリーを見て興味を持った。
その後、こりっちでも絶賛。
こりゃどうしても観ないと損するぞと思い観てきました。
当然面白いわけです。
いわゆる面白い劇団の面白いお芝居を観させていただいた感じです。

ただ皆さんが言うほど笑えなかったし泣けなかったのが残念です。

ネタバレBOX

とはいえ上手と下手に作られた廻り舞台には恐れ入りました。
こういうことを含めて、演出が上手だなーと。

あとすげえと思ったのは短い時間の転換でパッと出演者が変わり
次のシーンに向かっていくところは手品のようでした。

これを10年前に観てたら感動してたと思います。オッサンだからかな。
詳しくは分からないけど、演劇弁当や拙者ムニエル、昔のネコホテあたりに近いと思うんです。笑いや構成に新しさを感じなかった。

但し、めちゃくちゃ面白かったんです。演出がめちゃくちゃ上手でした。

開場中の小芝居。マキハラにノリピーに美川憲一・・・。
ちなみにチャゲに子供はいないかと。

などと色々書きましたが、この世界は好きです。
これからもがんばってください。
オールディーズⅡ

オールディーズⅡ

colorchild

LIVE HOUSE GRAFFITI(東京都)

2014/04/19 (土) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

あたたかい涙が溢れた
幸せな気持ちになる涙を自然に流させてくれる。
それだけで素晴らしい。
素敵な演劇を見た気持ちになりました。

春がハーモニカを吹く理由

春がハーモニカを吹く理由

東京カンカンブラザーズ

ザ・ポケット(東京都)

2014/04/09 (水) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

説明過多でストーリーの流れが
次回ご一緒する棚橋幸代さんご出演の舞台。
あまりにも切なく悲しいラブストーリーでありました。
ホスト、アイドルグループ、殺人事件、風鈴の音。。。
突飛なお話かと思いきや、それぞれがリンクしていく。
芝居のペースが僕の好みではなかったのが残念。

ネタバレBOX

少し期待して観に行ったのですが。

まず、お芝居の進むスピードがゆっくりとしていて苦手でした。
また、脚本がとても丁寧に説明してしまうので
逆に言えば説明過多だったのも、お芝居にブレーキをかけている印象。
物語の作りはとても楽しめるものでした。

しかし、まさかあんな感じで終わるとは想像しきれませんでした。
ちょっと笑っちゃいそうになるほど、エンディングに向けての流れは
ある種必見のぶっ飛ばし方でした。嫌いじゃない。
でも笑っちゃいけないとこで、笑いそうな流れが散見。

冤罪というテーマに対する作者の思いはよく伝わりました。

トリックがちょっと甘かったかな。
全体的に辛口評価になってしまいましたが、
つまらないと寝てしまう僕が最後まで見れたことが何よりの賞賛。

  
・・・from the moon light~月からの贈りもの~

・・・from the moon light~月からの贈りもの~

ユーキース・エンタテインメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/02/27 (木) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★

ふわりとした
お母さんが亡くなって9年。父と再婚をしたのは息子の幼馴染みだった。
そんな後妻に「おかあさん」なんて呼べない。
なんとなく昔のラブコメディーのような空気のお話でした。

脚本がありきたりな上に、ここぞという場面がするっと流れている印象。
なぜそうなる?という突っ込みに負けない設定が欲しかったです。
また、この公演をやる意思みたいなものも良く分からなかったのが残念。
演出も上ばみの雰囲気演出が多く、好きではなかった。

フォアローゼス

フォアローゼス

ゲキバカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

北野映画のような
ゲキバカとしては初観劇でした。
重低音のベースギターが超かっこよかったです。物語はありがちな探偵ものなんだけど、客を惹きつけるパワーに圧倒されました。

僕のおじさん

僕のおじさん

ふくふくや

駅前劇場(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/17 (水)公演終了

満足度★★★

炭鉱の町の貧困を高尚に扱った話
成功者の父を息子に持った二世社長が会社を倒産させた。父の葬式の日、会った事もないない叔父が北九州の町で亡くなったと電話が。叔父の遺品整理のため、北九州へ向かい、遺品を整理していると、叔父の生き様を徐々に知ることになる。そして舞台は、叔父の若かりし頃へ。

ネタバレBOX

正直、どこへ向かう話なのかさっぱり分からないまま、終わってしまった感じがしました。貧乏の話、働きたくない人の話、地上げされていく話、なんとなく面白そうなにおいをかもし出しながら、でもその雰囲気のまま。
「みどり」という名前の女が物語上3人出てくるが、実際に登場するのは、最初のみどり(那須野めぐみ)だけ。そうなると、そのみどりがどんな性格なのか、インパクトとか明るさとか、そういうものが垣間見えて欲しかったかな。
恐らく出演者さんたちは、みんな達者そうに見えました。それだけに、爆笑がなく、押し付けっぽくも見える「笑い」にやや辟易した印象が残念です。

ただ、このお話は少し高尚なので僕が理解できなかっただけかと思います。

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