きっと。そしてずっと。2016 公演情報 デッドストックユニオン「きっと。そしてずっと。2016」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    既存の演劇ではない
    3.11を題材にした舞台はこれまで何本か見させて頂きましたが、どれもピンと来ない内容でした。おそらく私自身の中でも体験してきたことですし、その事実と体験が物語にされたときに拒否反応を示すのかなとも思っていました。しかーし!!

    ネタバレBOX

    架空ではあるが震災で津波被害に遭ったある高校演劇部のお話。

    何でだろう?割と序盤から悲しくもなんともないシーンで涙がこぼれる。
    そしてストーリーは淡々と事実らしきことが積み重ねられていく。
    もちろんフィクションなのだろうが、きっとこうだっただろうという疑似体験が
    ドキュメンタリーのように紡がれていく。

    正直、作家性とか演出の手腕とかは見えてこない。
    あるのはただその学校でその演劇部でそのときに何があったのか・・・。
    それだけがドキュメンタリーのように綴られていく。

    観ながらあのとき、そしてその後に見た石巻や女川や福島の風景とそのときにお会いした人たちと話をしたことをずっと思い出していました。彼らがつらさや悲しみを表面に出さず「もっと大変な人がいっぱいいるから」と言っていたことを思い出していました。
    劇中の高校生も大人もみんな涙をこらえてその惨状に立ち向かっていた。
    そのことが僕の琴線に触れてしまったのかなと思います。

    東日本大震災の被災地を訪れた方は、思うところがあるかと思います。
    内容が他の演劇とは違うので、演劇性を求めたら厳しい意見が出るかも。
    でも、僕は大好きでした。

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    2016/03/25 14:51

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