Kと真夜中のほとりで
マームとジプシー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了
満足度★★
へとへと
初見です。
舞台上では真夜中を過ごしている人々。
それぞれの人の、それぞれの時間と感じた思いが、ありとあらゆる方向から走りまわるのですが、すっごく動くのですね。初めて知りました。
息切もしながら、水も飲みながら、ものすごい全力疾走です。
まったく余裕はないように見えました。
客席との会話があるようにはとても思えず、
一生懸命さはすごいけど、こちらもへとへとになる程。
汗をかく演者さんの肉体が躍動し、生き生きとして、生命力にあふれているように見えました。
大変頑張っていましたから。
だから「K」の事を考えて、泣き声で思いを連ねられても、肉体がとても生き生きとしているので、まったく共感出来なくて、なぜ、こんなに動くのかなあと。
いなくなった人を思う、周りの人々達からの世界、というアプローチはいいなと思いました。
星は演者さん、すてきな当日パンフ、チラシデザイン、グッズに。
【ご来場ありがとうございました。】甘え子ちゃん太郎
FUKAIPRODUCE羽衣
アトリエフォンテーヌ(東京都)
2011/10/20 (木) ~ 2011/10/26 (水)公演終了
満足度★★★★
バカな感じのハイレベル
初見です。
最初、見方がわかるまで1時間ぐらいは????でしたが、生理的に作ってる感じがだんだん伝わってきて、なんやらなんだかわからないけど楽しい感じになりました。
歌詞カードもあるので見てみると、ほんと思いのまま書いてる感じ。
動きもたぶん思いのままの感じで、理屈じゃないのです。
ただ、簡単そうに見えますが、肉体的には相当ハイレベルに見受けられました。
楽しんで演じていらっしゃるので、つらくは見えなかったですが、
後半連続カエル飛びで歌い続けていたのは、びっくりしました。
すごい・・・。
カエルのみなさんお疲れ様でした。
ふうふうの神様
劇団桟敷童子
ザ・スズナリ(東京都)
2009/06/19 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
アングラを懐かしみたい方に
友人に誘われ初見です。
使用音楽や客入れ、一人一人の名前の紹介付カーテンコールなど、まさしくアングラです。
役者さんの一生懸命さ、とても若い人が多いこと、引き算よりも足し算の多い感じが熱く熱くこちらに。
ごめんなさい・・・それがとても恥ずかしくて夢が見れませんでした。
声を張るだけでなく、役者さん同士でちゃんと関わりあって欲しかった。
役者さんにあまり余裕がないように見えてしまい、思ってるほど
表に表現として出てきてない気がしました。
前の台詞やシーンを受けてつながっている感じがなかったのが残念。
暗転多め。
SURROUNDED ALWAYS
年年有魚
新宿眼科画廊(東京都)
2009/05/27 (水) ~ 2009/06/09 (火)公演終了
満足度★★★★
思ったより良かった
キレイな画廊、女性らしい内装、開場前から暖かい雰囲気が醸し出されている。
が、開演すると一変、キャラクター達が自在に動き出す。
結構濃いが、これはかなりいいキャラクターを作っていて、笑った。
後半で夫婦の真相が見えてくるシーンは、少しひねっているので、すっと入ってこなかったのは残念。
しかし作品全体の心地よさは最後まで続いていた。
90分。
飛び道具たちを一手に引き受ける、旦那さんの受けの演技が良かった。
むしろテンポが良すぎるので、旦那さんだけはもっと受けがゆっくりでもいいかもしれない。
slow
少年社中
ザ・ポケット(東京都)
2007/05/30 (水) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
腹筋
両バージョン観劇。初見です。謎解きの楽しさと、衣装やセットの美しさ。それと、人を殺したかもしれないという回想シーンが一箇所明るい光で表現されていたところはすてきでした。
狂気的な黄色い光が、人間の内面的な危うさをよく出してるように見えました
Sバージョンは野口さんの落ち着きに目が行きました。
Dバージョンは本郷さんの愛くるしいキャラクターがよかったです。
0号〜ゼロゴウ
ゲキバカ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/06/27 (水) ~ 2007/07/01 (日)公演終了
満足度★★★
実は社会派
初見です。おもしろいことを重点的にやる劇団だと聞いていたので、笑って終わるかなーと思っていたら、なかなか見所満載でした。
面白いシーンも無理がありません。
時間も長く感じませんでした。
とにかくみなさんよく動きます。
こんなに色々入れてるのは初めてらしいですが、このスタイルは似合っていると思います。
ストーリーも初めて見る人にわかりやすく、訴えるものもはっきりしていたのではないでしょうか。
最初は笑って最後は涙・・・それでいて社会的なメッセージがふんだんにちりばめられていた気がします。
時代設定が戦時中なだけに、今この時期にこの作品が出来たのは、なんというか、とてもタイムリーな気がしました。