92の観てきた!クチコミ一覧

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Kと真夜中のほとりで

Kと真夜中のほとりで

マームとジプシー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★

へとへと
初見です。

舞台上では真夜中を過ごしている人々。
それぞれの人の、それぞれの時間と感じた思いが、ありとあらゆる方向から走りまわるのですが、すっごく動くのですね。初めて知りました。
息切もしながら、水も飲みながら、ものすごい全力疾走です。
まったく余裕はないように見えました。
客席との会話があるようにはとても思えず、
一生懸命さはすごいけど、こちらもへとへとになる程。


汗をかく演者さんの肉体が躍動し、生き生きとして、生命力にあふれているように見えました。
大変頑張っていましたから。

だから「K」の事を考えて、泣き声で思いを連ねられても、肉体がとても生き生きとしているので、まったく共感出来なくて、なぜ、こんなに動くのかなあと。



いなくなった人を思う、周りの人々達からの世界、というアプローチはいいなと思いました。

星は演者さん、すてきな当日パンフ、チラシデザイン、グッズに。

【ご来場ありがとうございました。】甘え子ちゃん太郎

【ご来場ありがとうございました。】甘え子ちゃん太郎

FUKAIPRODUCE羽衣

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2011/10/20 (木) ~ 2011/10/26 (水)公演終了

満足度★★★★

バカな感じのハイレベル
初見です。
最初、見方がわかるまで1時間ぐらいは????でしたが、生理的に作ってる感じがだんだん伝わってきて、なんやらなんだかわからないけど楽しい感じになりました。
歌詞カードもあるので見てみると、ほんと思いのまま書いてる感じ。
動きもたぶん思いのままの感じで、理屈じゃないのです。
ただ、簡単そうに見えますが、肉体的には相当ハイレベルに見受けられました。
楽しんで演じていらっしゃるので、つらくは見えなかったですが、
後半連続カエル飛びで歌い続けていたのは、びっくりしました。
すごい・・・。
カエルのみなさんお疲れ様でした。

ネタバレBOX

あと、下に降りるとマサコが意外とでかい。
ふうふうの神様

ふうふうの神様

劇団桟敷童子

ザ・スズナリ(東京都)

2009/06/19 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

アングラを懐かしみたい方に
友人に誘われ初見です。

使用音楽や客入れ、一人一人の名前の紹介付カーテンコールなど、まさしくアングラです。
役者さんの一生懸命さ、とても若い人が多いこと、引き算よりも足し算の多い感じが熱く熱くこちらに。

ごめんなさい・・・それがとても恥ずかしくて夢が見れませんでした。

声を張るだけでなく、役者さん同士でちゃんと関わりあって欲しかった。
役者さんにあまり余裕がないように見えてしまい、思ってるほど
表に表現として出てきてない気がしました。

前の台詞やシーンを受けてつながっている感じがなかったのが残念。
暗転多め。

ネタバレBOX

子供を捜す夫婦お二人は安定。
もりちえさんの居方も悪くないです。

誰太郎コンビは喉が持つのか。大丈夫だと思いますが。
あとイジリー岡田に似ています。


SURROUNDED ALWAYS

SURROUNDED ALWAYS

年年有魚

新宿眼科画廊(東京都)

2009/05/27 (水) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★

思ったより良かった
キレイな画廊、女性らしい内装、開場前から暖かい雰囲気が醸し出されている。
が、開演すると一変、キャラクター達が自在に動き出す。
結構濃いが、これはかなりいいキャラクターを作っていて、笑った。

後半で夫婦の真相が見えてくるシーンは、少しひねっているので、すっと入ってこなかったのは残念。
しかし作品全体の心地よさは最後まで続いていた。
90分。


飛び道具たちを一手に引き受ける、旦那さんの受けの演技が良かった。
むしろテンポが良すぎるので、旦那さんだけはもっと受けがゆっくりでもいいかもしれない。

ネタバレBOX

最後のセーターの話はすみません、わかんなかったです。
でも奥さんの演技のナチュラルさは好きです。
夫婦役の二人くらいナチュラルなとこが他のキャラクターにあってもいいかもと思いました。

冒頭の前さんと松下さんはちょっと声大きいかも。



slow

slow

少年社中

ザ・ポケット(東京都)

2007/05/30 (水) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

満足度★★

腹筋
両バージョン観劇。初見です。謎解きの楽しさと、衣装やセットの美しさ。それと、人を殺したかもしれないという回想シーンが一箇所明るい光で表現されていたところはすてきでした。
狂気的な黄色い光が、人間の内面的な危うさをよく出してるように見えました

Sバージョンは野口さんの落ち着きに目が行きました。
Dバージョンは本郷さんの愛くるしいキャラクターがよかったです。

ネタバレBOX

両バージョンとも気になったのが一番のキーパーソン、森役です。
あれだけエゴイスティックな彼を、どう見せたいのかが明確でなかった気がします。
もっと方法はあったのではないかと思います。

ストーリーはいいと思ったので、場面転換の見せ方は何か他にあるといいなと思いました。集中が切れてしまいます。
女性が一人殺された時に、倒れて→発見されて→腹筋で起き上がるのが印象的過ぎて・・・。

Sバージョンで森が自殺した後、泣く彼女に「何か手伝えること無い?」と元漫画家さんが聞いて「あんたいつもそうよ!無神経で!」みたいに怒られるのは当然だなと思いました。
あれだと絶対怒られます。
あのシーンは何とかしてあげて欲しかったです。
0号〜ゼロゴウ

0号〜ゼロゴウ

ゲキバカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2007/06/27 (水) ~ 2007/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

実は社会派
初見です。おもしろいことを重点的にやる劇団だと聞いていたので、笑って終わるかなーと思っていたら、なかなか見所満載でした。
面白いシーンも無理がありません。
時間も長く感じませんでした。

とにかくみなさんよく動きます。
こんなに色々入れてるのは初めてらしいですが、このスタイルは似合っていると思います。

ストーリーも初めて見る人にわかりやすく、訴えるものもはっきりしていたのではないでしょうか。
最初は笑って最後は涙・・・それでいて社会的なメッセージがふんだんにちりばめられていた気がします。

時代設定が戦時中なだけに、今この時期にこの作品が出来たのは、なんというか、とてもタイムリーな気がしました。

ネタバレBOX

こちらにはもう一押しな点を。


殺陣はとても早いです。少し早すぎで、坂東役の方の腰の入りが弱い気がしました。楽に切っている点は、慣れている大物に見えるのですが、あれだけ腰高だと人は切れない気が・・・。
周りの方は狭い中とてもよく動いてました。おかみ役の女性の方がバック転出来てすごい。おかみでもやって欲しい(笑)

赤紙が来てからの男性陣に、もっと死を実感してほしかった気がします。死にに行く、もしくは殺しに行かなくてはならないわけで、それがどういう事なのか、それぞれの役者さんの表現を見たかったです。
あんまり急がずにゆっくり見たかった。

それでも帰りを待ってる女性の姿や、召集に「おめでとうございます」と言わなければならない女性達に心打たれました。
現実の警備員さんも、生きている迷いやもやもやした感じがよく出ていてよかったです。

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