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きゃる
みささま スミマセン。八波むと志は事故死ではなく、病死だったかもしれません。亡くなる直前、やっと大劇場のチャンスをつかんだけれど、ひどい胃痛に悩まされ、楽屋に帰ってくると転げまわってたほどの痛さで、相手役の浜木綿子は短いアドリブ的な場面で毎日メチャクチャに台詞を変えられるので「やりにくいじゃない!」と怒ったというエピソードが残ってますが、それはわざとじゃなくて、痛みがひどくて憶えた台詞以外は心ここにあらずで、メチャクチャにしゃべってたそうです。胃ガンだったのかな。
2010/04/20 07:31
きゃる
みささま いやいや、人によって評価が分かれそうな(笑)核心の部分をきっちり描写していただいて大変感謝しておりますよー。 でも、一度は観てみたいと思っています。食わず嫌いはダメだと思うので。 自分が子供のころに新宿コマの喜劇人まつりをよく観に行ったんだけど、けっこうヘロヘロ・ドタバタ系で役者さんたちの汗が印象に残ったのがトラウマになってるのかも。 内容がどうこうより、「汗」ばかり印象に残ってるの(笑)。 そのなかで役者としての天才ぶりを感じたのが伝説の「脱線トリオ」の八波むと志。彼はのちに本格的俳優に転向し、これからというときに事故死してしまった。でも、「脱線トリオ」を私の年代でナマで体験してるのは稀少で、日本のコメディー史上けっこう自慢できる体験なのね。 ヘロヘロ・ドタバタでもよいんだけど、話に矛盾があるのが自分の中ではダメなの。 「駆け抜けない・・・」はお酒を飲んでない段階の設定で、鼻の頭が赤くなって酔った演技になってる矛盾が納得できなかった。 どちらかというと、ドラマとしてきっちり作りこんで、大真面目に演じてるんだけど、笑える芝居が好みなんですね。
2010/04/19 21:46
manshow
ありがとうございます!
2010/04/19 20:46
しおり
みさ様 ウラダイコク 江原しおりでございます。 この度は、ご多忙の中、ご来場ご観劇頂きまして、誠にありがとうございました。 頂いたご意見、ご感想を真摯に受け止め、 せっかく来ていただいたお客様にお帰りになられることのないよう、勉強いたします。 ありがとうございました。 ウラダイコク 江原しおり
2010/04/19 17:55
manshow
御来場ありがとうございました! コメントもありがとうございます。 西川康太郎の演出も気に入って頂けて幸いです。 個々の活動が多い為、 次回公演まで、また間があるとは思いますが 是非今後とも『おしゃれ紳士』&メンバー個々の活動にも御注目頂ければ幸いです。 おしゃれ紳士・主宰 伊東祐輔
2010/04/19 15:18
きゃる
みささま >いえ、ちょっと違います。ワタクシが20歳そこそこだった頃に、数人の既婚者から告白された経緯があるからです。その告白は独身男性の告白の数より多かったのですよ。まさに「何だよ、ソレ!」状態!苦笑) まだ若かったこともあり、正義感溢れちゃってる当時のワタクシには既婚男性に対しての不信感は異常なほどに強くなりました。その頃から自立心が強く正しいことは「正しい」と発言し自分で望んできたことをたいがいは叶えてきたワタクシは自分と違う他人の人生がうまく想像できなかったのかもしれません。今、思えば当時のワタクシにとっては、きっと嫌みなく不自然に感じられた出来事でした。同時に何故、世の既婚男性はご自分の妻だけに愛情を注げないのだろうか?という当たり前の事が出来ない男性が好きになれなかったのです。 うーん。でも、すごく立派できちんとしたかただと思いますね。覚悟があるというか。 >不倫の場合、好きとか嫌いとかいう次元の問題じゃないような気がします。男性からしてみればただ『うまくやる』こと自体が目的で、それ以上の意味なんかない人もいるのではないでしょうか?泣きをみるような女性がひっかかるタイプは大抵がそういう人で女性よりうわてだったりします。だけれど今まさに不倫してます!って女性にはそんな声は届かないのです。言ってもきかないのですから。笑 そうですね。当事者は不倫に酔ってる部分もあるから。 友人の恋人で、その監督みたいに「いつか妻と別れるから」ってズルズル10年以上引きずった男がいて、「離婚に必要だ」って事業の運転資金まで出させたのよ。その友人はまた、次々妻子もちばかりにひっかかって惚れるんだわ。次の男のとき、「一回、相手に会ってくれ」といわれて会ったら、30以上も年上の爺さんで、ハナから妻と別れてケッコンスル気はないんだわ。いいように遊びたいだけ。小説の中のイイ男のマネゴトをしたいだけみたいで。でも、「やめたほうがいいと思う」と言ったら怒ってねぇ。ほっといたら爺さんがガンで入院して別れたけど、また、次のが出てきて。エンドレス?
2010/04/16 20:44
きゃる
みささま この劇団、前から興味は持ってるんだけど、以前の作品でも「コメディーとは違う」という感想があったので観るの迷ってたのね。でも、ネタバレ読ませていただいて、それだけで感じがつかめて脱力しちゃって、笑えた(笑)。自分が求めてる芝居とはちょっと違うかなーという感じですが、みささまの描写力が素晴らしいおかげで、「好みとは違うかなー」というのが伝わった感じ。ありがとうございました。ごひいき役者が出てたら素が楽しめそうですね。読んでて、以前、慶大で松居さんの「駆け抜けない球児」を観たときのことを思い出してしまいました。あのヘロヘロ・ドタバタ感も私好みではなかったんですよ。
2010/04/16 18:02
きゃる
みささま >ワタクシが理解できない部分は、既婚者と恋愛感情が生まれる、という経緯が理解出来ない。ワタクシにとって既婚者は男ではないのです。 これは徹底して若い頃からそうでした。どんな魅力的な男性でも結婚した時点でただの人間になる。 それはみささまがきちんとしたかただからですよ。それがまともな考えかたです。私の母がそういうタイプでしたが、他人の不倫愛には理解がある人でした。彼女は祇園の芸妓に友人もいたし、船場と言う土地柄、同級生に2号さんの子供も多かったからでしょう。私の友人で、不倫が許せない、理解できないと言う人がいて、どんな話題の映画や小説でも不倫が主題だと観ない、読まないと徹底してます。 私自身は若いときに妻子ある人を好きになったこともあります。「どうして?」と問われても、惚れるって理屈じゃないからうまく説明できないけど、幸い、深みにはまることはなかったです。金子光晴という詩人がいたでしょう?彼の愛人だった大川内令子は厳格な軍人の娘でしたが「年上の男の魅力に比べたら若い男は香りのない造花みたい」って書いています。しかし、2人の間に立った編集者が書いた本を読むと、「金子さんは奥さんを愛していたし、令子さんのわがまま、無理難題にはほとほと手を焼いていました」と書いています。妻子もちを好きになっても、男はうまく立ち回るからたいていわりを食うのは独身の女のほうですね。もちろん逆のケースもあるけど。相手をボロボロにしちゃう女性もいる。私の知人の中には男性は不倫で無理がたたって急死したり、妻と離婚した人もいて、いずれも奥様は夫を信じ、愛していたので号泣してましたが、相手の女性のほうはケロッとしてましたね。人の不幸の上に成り立つ恋というのは、まあ、褒められたことではありませんね。 私も結婚した当初、女性から未練たらたら嫌がらせの手紙や葉書がいくつか来ましたね。本人まったくモテないって言ってましたが、隠れファンがいたようで、「結婚してショックです!」みたいな。極めつけは「独身最後のツーショット写真を送るので、わたしが結婚祝いにプレゼントした写真たてに入れて飾ってくださるとうれしいです。奥様、やきもちやかないでね」でだって。アホか!と思った(笑)。お言葉どおり、しばらく飾って置いてあげた。だって、わたしは自分の写真を飾る趣味はないので写真たてなんて使わないから。 >上記の部分は役柄でですか?それとも私生活でですか? マスコミへの態度ですね。若いときの彼女は記者に対して「エリカさま」的なところがあったようです。作品のことじゃなくて、うわべのこと(どんな食べ物や服が好きか、といった)しか質問してこない記者に追い回されてうんざりしてたんでしょう。アイドル的人気が凄かったから。「美人女優はお飾り」みたいな扱われ方に反発してたんじゃないですか。彼女は相当の読書家で理論家肌だったから。 >また、個人的な考えですが女優という職業柄、殆どが姉御肌のように思います。舞台に立つという、ど根性だけでも女性ではない。精神は男でしょう?いつだったか離婚会見した女優が、「離婚の理由は家庭に男が二人居るようなものでした。」と発言したのです。ワタクシ、随分正直な方だな。って感心したのを憶えています。 大原麗子の発言ですね。女優は大変な職業だから、精神が男性でないと勤まらないですよね。ただ、私の知る限り、姉御肌とはまた違うようですが。 日経の連載での有馬稲子の57年ぶりの告白の真相はけっこう衝撃的に受け止められてるようで「映画関係者の間でこそ周知の事実だったが一般には知られていないこと」と他紙で報道されていました。私は昔から知ってたけど、そんなに知られてないことだったのかなぁ。 有馬稲子が錦之助との結婚を決意したとき、その監督が「結婚は許すから、結婚しても関係は続けてほしい」と頼んできたそうです。さすがに怒って拒絶したら「僕にも考えがある!明日の新聞を見ろ!」と自殺をほのめかす芝居を打ち、岸恵子も「監督の様子がおかしい」と知らせてきたので、稲子がものすごく心配したんですって。そしたら、都内のプールで奥さんとラブラブで遊んでて「きのうは(脅しを)やりすぎちゃった」って友人に笑ってたそうですよ。妻子もちの男ってそんなものですね。稲子は、まもなく、監督が撮ったキネ旬1位の赤ちゃん映画(たぶん「私は2歳」)のポスターを見たとき、中絶した彼の子のことを思い出して涙が止まらなかったそうです。子だくさんの家系の錦之助はのちに再婚した淡路恵子との間にも2人子どもがいたけど、有馬稲子には子供ができなかった。有馬と結婚したとき、2人とも子供をほしがってたけど、もしかしたら、若いときの中絶が原因で子供が生めないからだになってたのかも、と思います。有馬はずいぶんあとのインタビューでも「錦之助さんの子供はすごくほしかった」と言ってましたから。 2度目のご主人が言ったことばも、そのへんの事情をよく知ってたからだと思います。その元夫は彼女の熱烈なファンでしたから。 監督としては才能のあるかたでしょうけど、男としては女々しくて、最低だなーって思う。乙羽信子と新藤兼人のように不倫でも、恋を貫いて仕事上のベストパートナーとなり、のちに正式に結婚したカップルもいますけどね。乙羽も新藤の子を中絶していますが不幸ではなかったと思う。 昔の映画界のドル箱スターはいまみたいに未婚の母で女優を続けるなんてスケジュール的にも無理でした。また、俳優、特に当時の映画界というのは、相手の仕事ぶりにまず惚れて恋する ので職場恋愛が圧倒的。異性としての見分けかたは難しいと思いますね。有馬も監督としての才能は尊敬するが、男性としての不誠実さは78歳のいまになっても許せないと書いています。 寺島しのぶもかつて熱愛関係にあった市川染五郎について才能と人間性は別物と知ったみたいなことを自伝に書いてる。染五郎は当時は独身だったけど、あの2人も泥沼でモメましたからね。 仕事よりまず人間性に惚れた高峰秀子はむしろ稀有な例ですね。 撮影所システムがしっかりしていた邦画全盛時代、いま観ても素晴らしい俳優がたくさんいるのだけれど、そういう人たちの仕事が知られていないのは残念だと思うので、折に触れて書いたり話したりしてるんだけど、若い人が昔の作品を映画館で観てくださるのは本当に嬉しい。映画は基本、やはり映画館で観るもので、それが映画人への礼儀だと私は考えています。個室でTVと同じように観ると、「確認」になりがちなので。それでよいというレベルの作品ももちろんありますけどね(笑)。 実力派の舞台俳優を中心にシチュエーションコメディの秀作を昭和の初めころに撮っている監督もいますので、小劇場ファンの若い女性に見せるといま観てもすごく面白いと言う。 まだ、ハンディカメラのない時代に突撃インタビューみたいな画面を使ったホームコメディーとかもある。「勲章」という映画はほぼ全編ずーーっと喜劇なんですが、最後5分間でシリアスな大悲劇になってるスゴイ作品。でも全然破綻がなく、納得できる。それを聞いた若い俳優たちが「勲章を観てみたい」ってDVDを探すらしいんだけど、残念ながらDVDは出てません。こういうのはDVDにしてほしいです。舞台でそういう作品があったら面白いですね。 昔のことをよく知ってると言われるけど、私は映画界の事情に詳しかった両親の話や新聞・雑誌のインタビュー記事やTVインタビュー、関連エッセーを読んだり、見たりして憶えてるだけです。「でも普通忘れちゃうでしょう。あなたの場合、細かいことまで憶えてるのが感心する」と言われますが、記憶力が昔に比べると顕著に減退しましたね。何十年も前の作品のタイトルは憶えてるのに、最近観たものは忘れる。 昔はコンピュータに入れたパーソナルデータ約500件を入力の時に詳細に記憶してて、検索かけるより早いって言われたけど、いまは物事をすぐに記憶できない。人の名前とかも。何年も前から「人の顔を憶えない」って友人に呆れられたけど。しかし、私よりずっと若い夫は、他人の場合はすぐみつけるのに、私の目の前通り過ぎて行きますから。「まったく気づかなかった」って。これは許せない(笑)。よほど関心がないか、透明な空気になってるのか。
2010/04/16 13:01
きゃる
みささま >2度目のご主人(のちに離婚)も、余計なことを・・、二人の関係は二人にしか解らないでしょに・・。 「結婚をエサに彼女を縛り・・・」ってそんなエサに縛られるほうもどーかしてますわ。 2度目のご主人の感想は、当時の有馬稲子を知るファンの多くの感想でしょう。彼女も結婚したかったのだろうし、「妻とは冷え切っている。いずれ、君を妻にする」とかきくどかれたら、まだ、21か2でしょ。尊敬する監督ならグラッときて、信じて待つでしょう。溝口健二と田中絹代、小津安二郎と原節子、監督と女優は熱愛カップルになりやすい。あの知的な岸恵子だって、二枚目俳優の鶴田浩二と駆け落ちを考えたり、妻のいるイブ・シャンピ監督におだてられてフランスにまで渡って結婚した。 で、今日の日経を読んだら、稲子がなぜ監督と破局して錦之助と結婚したか、というのがよくわかった。監督は、妻と別れると言いつつ、妻に子供ができると「子供をくれたら、妻は別れてもいいって」なんて稲子に言った。そのころ、稲子は共演した錦之助にプロポーズされてた。稲子が盲腸で入院したとき監督が術後すぐに病室にやってきて「錦之助なんかとはうまくいかない。別れろ」と枕元で未練がましく言い続けたんだそうです。そのとき、錦之助が見舞いにやってきてあわや鉢合わせというとき、監督は怖がってレインコートをかぶって病室の墨に小さくなってた。錦之助は中に入らず廊下から「あのなぁ。盲腸なんか病気じゃないぞー。頑張れよ」と明るく声をかけて帰ったそうです。結婚する気がなくても若い男にはとられたくないというんでしょう。そりゃ、屈託のない快男児の映画スターだった錦ちゃんになびくわなー。 >なんとなくですが、有馬よりも岸恵子のほうが知的な感じはします。 実際に高峰秀子も有馬稲子の映画も観た事はありませんが、マスコミに媚びずに2大女優となったのはやはり実力があったからなんでしょうか? まあ、そうですね。いまの女優とは鍛えられ方も違うし、演技力が違います。映画をご覧になればわかりますが。稲子はインテリ女優で理屈っぽく、「ゴテねこ」」の異名があった。芝居の実力は岸恵子より稲子がまちがいなく上でしょう。かつて、岸恵子、有馬稲子、久我美子の3人の女優が「にんじんくらぶ」という企画プロダクションを作って活動してた時期もあります。前にお話した秀子の蹴った「雪女」役は岸恵子がにんじんくらぶ作品で演じたのです。稲子は宝塚時代から姉御肌で、私の母が稲子に若い女性ファンを紹介したら、「お腹すくでしょ?舞台はねたら、お好み焼きおごったげるから待ってて」と言って、本当に初対面のその子にご馳走してくれたそうです。最近のタカラジェンヌはファンのほうがご馳走するんだものね。私の友人も、稲子の芸にほれ込んで旅巡業にスタッフとして付いて回ってたんだけど、偉ぶらない気さくな人なので、スタッフとしては働きやすかったと話してました。
2010/04/14 22:13
きゃる
みささま >いあいあ、きゃるさん、コレみんな読んでるから。笑 そうですけど(笑)。みささまのブースなら多くの人に知っていただけるかな、と。映画関係の掲示板で話しても、若い子たちには「そんな話、嘘でしょ」って信じてもらえなかったから。いまと昔じゃ、著作権に関する意識が違うんですけど。 >「ビニールスリッパ」ってトイレの主みたいな感覚がありますよね。鄙びた温泉旅館に行くとこの「ビニールスリッパ」が我が物顔にのさばってますが、履いてると汗ばんで気持ち悪いです。 温泉入って温まった足底に「ビニールスリッパ」ですからねー。どう考えたって納得いかないでしょ。 あ、それそれ。まったく同じコトを秀子さんが書いていました。それをビニールスリッパの心情で皮肉っぽく書いてて、「(高峰秀子は)ホテルにふかふかの綿製のスリッパを家から持参してきて、備え付けのビニールスリッパはクローゼットの中にポイして使わない。生意気なキザな奴なんだから。今度来たら蹴っ飛ばしてやろうかと思ってるの」という内容を書いてる。 美的感覚が鋭い、ハッキリした人なのね。いや、でも、ほんと、似てる。みささまと。みさファンにとっては、秀子本は10倍楽しめます、たぶん。 4月1日から日経新聞の「私の履歴書」に女優の有馬稲子の連載が始まりました。彼女も戦後を代表する銀幕のスターですが、ご自身は宝塚出身で舞台女優という意識が強い。 その中で、これまでの生い立ちで誤って伝えられてたことも、本人が語ってるのでヤレヤレよかったって感じ。いままでネットなどでは違ってること書かれてて、私が指摘しても、みんな信じなかったから。これで、信じてもらえるでしょう。ネットや本の情報は生まれてない時代でよく知らないのに若い人が書いてる例もあるので。この連載で、映画監督の市川昆監督との不倫愛についても、市川の名前を伏せてあるけど、初めて本人の口から市川監督とわかるように告白している。これも従来は週刊誌の噂の域を出なかったが、私は映画界に通じた母から2人の関係を聞いて知っていました。 市川昆監督も奥様も亡くなったので、封印を解いたのでしょう。有馬さんの2度目のご主人(のちに離婚)が、「最初の夫の中村錦之助さんは彼女自身がいまも尊敬している人だから僕も悪い感情は持っていないが、結婚をエサに彼女を縛り、裏切った最初の男、あの卑劣な映画監督だけは許せない」と結婚当時、雑誌に語っていました。市川昆は、有馬の親友の岸恵子を晩年も自作に起用したのに、恋愛の破局後、有馬稲子を使おうとしなかったし、監督が亡くなったときも、有馬はマスコミにコメントしなかったので、男女間のこじれがあったのだとは思っていましたが。 有馬稲子の自伝は以前、既に新聞記者が書いてますが、今回の連載は自伝に出てない話も出てきています。高峰秀子と有馬稲子は戦後映画界でもっともマスコミに媚びなかった演技派の2大女優といえましょう。違うのは、有馬は「たとえ、片腕もがれても、女優はやめない」と言って結婚に2度も失敗し、高峰は映画で完全燃焼して、老後はきっぱり引退して主婦業に専念したことですね。
2010/04/13 18:56
きゃる
みささま >そんな勝手にカットしていいのでしょうか?もしかして著作権はTV側にあるのでしょうか? いまは著作権がしっかりしてますから大丈夫でしょうけど、当時は映画は消耗品という考えが映画会社にあり、TVの時代がきたさなか、フィルム管理もいい加減だったんだと思うのです。で、TV局に気軽に貸し出してるうち、うっかりマスターがまぎれちゃったのかもしれません。で、編集権はTV局にあったのです。ジョキジョキ、ハサミでカットしてたって現場でも言ってました。ひどいフィルムになると、カットの場面で大きく画面がゆがんでまして、話が中断しちゃってるんですよ。それを映画会社がDVDにしてあって呆れますね。たまに、映画館で上映されるとき「記録より、現存のものが7分短いのですが、理由は不明です。公開時に監督がカットしたのかもしれません」という説明がついているときがありますが、これなどまだ良心的なほうです。確かに、監督がカットした作品もあるでしょう。でも、私が観て、気づいたものは明らかに公開以降にカットされてるんです。そして映画会社がDVDを発売するときに、何のコメントも付けていないのです。東映の作品が多いです。東映の時代劇は週1でテレ朝が放映枠を持ち、昭和40年代にバンバン出してましたから。ある東映映画など、都内の名画座にかかったら、終盤の画面がカットによりぐじゃぐじゃになってて、意味が通じず、さすがに驚いた映画館が料金払い戻ししてくれました。 より古い昭和20年代前半の松竹の作品も、昭和30年代にTVの名画劇場用に貸し出した長編映画は「総集編」しか残っていないものもあります。これなどは、長編を小分けにしてTV放映していたため、途中のフィルムが消失し、本編が残っていない例です。 最近の映画評論家たちはそういうことを話題にもしません。実際、私より年上の評論家でも、その映画を観ていないのに解説文を書いて、まちがったストーリーになっている人もいるのであまり信用できませんが。 昔、ある映画会社にスチールを借りに行ったら、ゴミためみたいなところにグチャグチャになっていて、宝探し状態。ネガもグチャグチャで、オリジナルプリントも勝手に持ち出して返却されないまま紛失されてるのはザラ。以前、仕事で、戦前の洋画で珍しいスチールをある配給会社に探してもらったら、1枚しか残っていなくて、「お借りします」と言ったら「そんな映画知ってる人もいないし、面倒くさいからあげる!」って言われたことも。とにかく宣伝部の資料管理がずさんだったんですね。私もその新聞記事を読んでフィルムカット問題に確信を持ったしだいです。私が、ここでお話したのは、みささまのような信頼できるかたに、そういう事情をお伝えしたかったからです。 >ところで、図書館では「高峰秀子の流儀」はなかったです。なので購入希望の書類を提出してきました。他の図書館にもあたってくれましたが、貸し出し中で予約待ちが数人いらっしゃるようです。「私の渡世日記」もレンタル中でして・・・、最近、TVか何かで話題になったのですか?。「私の渡世日記」は最近出たばかりでないのにレンタル中の表示が出て、図書館員が聞いてきました。ワタクシはTVは観ないので全く知りませんでしたが・・。 「私の渡世日記」はかなり以前にも上下巻で出版されて、その数年後にもまた第二段として上下巻で出版されたようです。どちらも出版社が違ってました。 とりあえず、お教えの通りに「私の渡世日記」を先に予約してきました。 TV報道は私も知らないですが、「高峰秀子の流儀」は3月ころまで、有名書店の店頭に「話題の新刊」として飾られてて、新聞各紙が取り上げ、最近、写真集も出て、いまちょっとした秀子ブームなんです。私も惚れた弱みで、本人の随筆など、いま店頭で入手できる「秀子本」をまとめ買いしてしまったくらいです。「私の渡世日記上・下」は最初、朝日新聞社から単行本で出て、次に朝日文庫になり、次に文春文庫になったようです。 「コットンが好き」という彼女の随筆本の中でキライな物として「ビニールスリッパ」について書いてあるんだけど、ビニールスリッパを擬人化してスリッパ自身の語りにしてあり「高峰秀子ってモト女優知ってる?あいつはイヤな奴よ。(中略)今度来たら蹴飛ばしてやろうかと思ってる」とか 新婚当時、無学のため「広辞苑って何・・・料亭の名前?」と夫に聞いた話とか、自分の歌ったヒット曲「銀座カンカン娘」について「カンカン娘って...どんな娘なんでしょ」とか、好奇心旺盛でユーモアがあり、みささまと語り口が似てるので、読んでて楽しいですよ。 「私はTVを観ないのでビートたけしの芸は知らないが・・・」と書きつつ、自伝の「たけしくん、ハイ」を読んでいて、感想を書いてあったり。 知的で魅力的な人です。「小学校も満足に通えなかったのに、なぜ、文章を書けるのか」と多くの人に聞かれたのが一番驚いたそうです。「自分の文章が上等とは思っていないが、文章はだれにでも書けるはず」と。彼女は足し算引き算は夫に教えられてできるけど、割算と掛け算はできない。辞書の引き方も夫に教わったのです。でも、5歳のときにカタカナで「撮影日記」を書いたくらいで、自分で文章表現することは好きだったのでしょう。
2010/04/13 14:42
まみ
みさ様 返信ありがとうございます。 次回もコメディですが(笑)、また違った空気感を楽しんで頂けると思います。 はい、ぜひのご来場待ちしております♪
2010/04/13 01:15
ガリクソン
みさ 様 ご来場、誠にありがとうございます。 劇団銀石・制作の清水です。 今回の作品、とても気に入っていただけたようで、とても嬉しく思います。 ぜひ、みさ様にはこれからも劇団銀石の成長っぷりを見届けていただきたいです。 時には厳しいお言葉をいただき、劇団銀石の進化へのスパイスとしていただけたら幸いです。 どうぞ、これからも劇団銀石をよろしくお願いいたします。
2010/04/12 16:31
まみ
「観てきた!」書き込み、ありがとうございます。 ご来場ありがとうございました。 ババさん役の太田真由美です。 どんでん返しの連続で、必死に絶える役者たち。動きの遅れ具合や敬礼のバラバラ加減。 本人達は至って真面目に演じてますが、こうなりゃネタにしちゃえ!って感じのところもあります(笑) 「自宅のソファで寛ぐような感覚」でご覧頂けたのは、なんだか嬉しいです。 アニメチックに世界観も伝わったようですね、良かったです。 前回のシリアスな作品とは180度変わった今回の作品。 これからも色々な作品を皆様に観て頂きたいです。 今後とも劇団6番シードをよろしくお願いします♪
2010/04/11 00:43
きゃる
みささま この作品、観たかったのですが・・・。山中貞雄ってまだ若かったですものね。若い才能が散ってしまう戦争はむごい。「人情紙風船」は昔、映画館で観ました。歌舞伎で知られる「髪結い新三」がまた違う描き方がされていて素晴らしい作品ですが、とにかくフィルムが古いので不鮮明ですね。 いまから20年くらい前でしょうか。新聞で日本映画のフィルム保存状況はひどいもので、湿気によるカラーフィルムの褪色はもとより、TV放映が盛んだったころにTV局がフィルムをカットしてしまったものさえ珍しくないという記事がありました。これは実感できる本当の話です。最近、映画館で昔の映画がリバイバル上映されると、映画館で観た時にあったシーンがカットされており、それはTV放映のときと同じ状態でガッカリすることがあります。そして、そのカット版がDVDになっているのです。 若い人はそれを知らず、「マスター版が残されてるから、フィルムカットなんかありえない」って信じません。でも、そういうことはあったのです。だから、新聞記事にもなったのですが。若い人は映画制作の状況などもネットや本の知識でしか知らず、時代状況を説明しても信じようとしない傾向があります。 しかし、わたくしは公開当時の本編を映画館で観てますし、家には撮影当時のそのカットされたシーンのスチールや撮影日記を載せた映画雑誌などの資料が残っていますし、当時の宣伝部員も認めているのです。カットされたフィルムがDVDになってるのは事実なのです。 きょうも、ある映画館で昔のフィルム作品を観たのですが、肝心の観たかった場面がカットされたもので失望しました。本来のものより5分ほど短いのです。
2010/04/09 22:57
うぬき
有難う御座います!! コメントにコメント頂けて大変嬉しゅう御座います!! 次回は、仙川劇場です!! が、来年の初春頃。。 その前に小さな物が出来ればと思っています。 メンバーが客演やらなんやらで、なかなかスケジュールが噛み合いません。。。 忘れないで下さいまし!!
2010/04/08 20:11
うぬき
ご来場誠に有難う御座いました。 記憶にのこらない普通の芝居との事で、無念でございます。 私ども役者が、作品世界に呑まれてしまったところもあったのかとも思います。 決してただただ普通の芝居作品では無いはずなので。 今回は、いつもそうですが、完成度にムラが多い舞台であった事は事実です。 本当に難しい芝居でした。 いつの日か、このような作品を、もっと立ち位置の違うところでお客様に提供できれば良いなと感じております。 漠然と思い描く事もあるのですが、表現すべき技量が備わっていないのです。 今後ともトラワン並びに共演者の皆々を宜しくお願いいたします。
2010/04/07 22:29
こりっち管理人
> 何故、こちらが先にUPした情報に「重複」をつけるのです? 後から登録された公演にチケットプレゼントが設定されているためです。 チケットプレゼントや関係者登録などの設定によって、どちらを削除するかを選択せざるを得ません。 残念ながら、すでに登録されていることを知らずに後から同じ公演を登録される方は少なくありません。恐れ入りますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
2010/04/07 10:06
manshow
はい、頑張ります(笑)
2010/04/06 13:31
boku-makuhari-Produce
貴重なコメントをいただきありがとうございます。 奥田氏は稽古中一瞬も隙をつくることなく、この座組をぐいぐいひっぱってくれた素晴らしい役者さんでした。 次は、サンプルへの客演をひかえております。 今後とも奥田洋平氏共々、boku-makuhariをよろしくお願い申し上げます。 ご来場いただきまして誠にありがとうございました。
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