子どものナイフ
AND ENDLESS
シアターX(東京都)
2007/08/23 (木) ~ 2007/09/02 (日)公演終了
満足度★★★
初心者には。
個人的にはモーツァルトの歴史背景がさらっと頭に入っていたので、割と楽しめましたが、多分、全くの予備知識がない初心者の方にはちと厳しかったかもしれないです。もともと題材のモーツァルト自体の暗殺が現在ですら誰によるものか謎なので。初心者の方には、頭の展開がついていけないんじゃないかしら。。個人的には好きなストーリー展開、演出ですがね。
永遠の一秒 〜TEARS FOR THE FUTURE〜
THEATER JUNK
みらい座いけぶくろ(豊島公会堂)(東京都)
2007/08/11 (土) ~ 2007/08/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
難しい題材。
新聞記事にも書いてあったのだけれど、「戦争」をテーマにしている演劇、映画は作り手の「平和への思いや愛の尊さ」なんてものが入りすぎて事実が捻じ曲がる可能性が充分にある。
しかし、観る人はそこを求める人は少ない。現代において戦争を知ならい人間が大勢を占める中、「戦争を知りたい」と思うのは必然な気がする。故に、事実をストレートに描ききり、その当時の人たちの価値観に触れることで涙を誘える。この作品はそんな類まれな作品だ。
極道行脚夢戦~尾州戦~
(有)ファイナルバロック
シアターVアカサカ(東京都)
2007/08/02 (木) ~ 2007/08/07 (火)公演終了
満足度★★★★★
見た目より。
「極道」だの「やくざ」だのとちょっと気にはなるものの、とっつきにくい感じのするタイトル。実際に観るとかなりしっかりと作ってあって、とても感情移入もしやすい為、かなり初心者におススメ。次回も又観ようかなと思ってます。
花音-canon-
進戯団 夢命クラシックス
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2007/06/21 (木) ~ 2007/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
直球勝負。
目を見張るほどのアクションの応酬。
脚本の作りに対して、とてもストレートに感情を出してくるキャストが揃っていて綺麗な芝居だった。羨ましくなるほど、美しい死に方がとても涙を誘う。
欲を言えば、個人的にはもちょっとしっかりした劇場でゆっくりしっかりもいちど見たい。
暗殺者ときどきOL
カリフォルニアバカンス
OFF OFFシアター(東京都)
2007/06/12 (火) ~ 2007/06/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
アウトローだけれど。
開演前の客いじりはもはやカリバカの味になりつつある。
そして客いじりのままお芝居に突入。この掴みが結構重要。
小劇団ならではだからこそ、無駄な部分が一番力入ってて、しかも笑わせたい部分できちんと反応があるのは素晴らしい。
やっぱりこの劇団は好きだな。
好き嫌いが分かれるぐらいアクが強いほうが好きだな。
「ONLY SILVER FISH」「+ GOLD FISH」
AND ENDLESS
笹塚ファクトリー(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★★
新鮮な味。
シルバー見てきました。
今回はアセスメント公演ってことで、芝居要素が強いアンドレでしたが、惚れ直しました。ここ最近はエンターテイメントの要素が強すぎて
ちょっと遠ざかっていたんですけど。中身はここに書きませんが推理ミステリーが展開されていくんですが、かといって物語が決して難解というわけでもなく。2時間半楽しく見れました。
ゴールドが見たくなったぞ・・。どうしよう。
グッドファーザー
カラスカ
シアターブラッツ(東京都)
2007/03/08 (木) ~ 2007/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★
王道。
ドタバタアクションコメディ。ブラッツでキャスト20人もいると話が広がりすぎて大丈夫なのかと心配してたんだけど、そうでもなかった。無理のないストーリー展開。なんかとっても先の読める展開なんだけど、
逆を言えばお客に優しい作りをしてあった。
結局、大声出して笑ってたから素直に面白かったと思う。
月の子供
「月の子供」製作委員会プロデュース
本多劇場(東京都)
2007/02/07 (水) ~ 2007/02/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
魅せるというのは。
いままで小劇場が主だったので、ここまで芸能人って芝居は初で。
演出はなんともシュールレアル。最近はやってんのかね?
台詞は極めてシンプルで全体通しても同じ台詞が飛び交う。
舞台は満員電車を待つプラットホームがメイン。変り映えのない毎日を描きながらも一貫性の台詞が、微妙なキャラクターの心理変化を浮き立たせる。面白かったです。
甘い丘
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2007/01/19 (金) ~ 2007/01/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
重厚だけど。
自殺を目撃する主人公と自殺してしまう主人公。
夫が若い女と駆け落ちして自分の元を去ってしまった現実に耐えられず死んだ自分。そんな勇気もなく生き延びた自分。あれは、自分の中の何かを殺し、今までとは違うというニュアンスに取れた。暴力彼とドM彼女。血の気の多い猿山大将気取りの女。小説家志望の若い男と毎日愛を育む大家。他にも実にカラーの強いキャラクターが揃っている。久々にお芝居で、魅せられてちょっと驚いた。演出、キャスティングが上手で、万人受けしやすい演出の仕方に感じた。
客層の年齢層にもバラつきがあるのに、拍手は多かった。