ゆうこの観てきた!クチコミ一覧

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ライ・トゥ・ミー【終演致しました。】

ライ・トゥ・ミー【終演致しました。】

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/10/13 (土)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!濃厚で充実した時間でした。
エビス駅前バーでの観劇は2回目でしたが、この近さ、角度によって
観える表情が違うおもしろさ、今回も贅沢な時間を堪能してきました!
カウンターからトイレの中までも劇場とアナウンスがあるように
トイレの中にまでこだわりが行き渡っていて、すごかったです。

パワフルな女性たち、男って面白いなあな男性たち
どこかにこういう人いるよねって、あるある・・と楽しみました。
1人1人のキャラクターが魅力的!会話があるシーンもないシーンも面白く
次はあっちのシーンの表情も観たいと何度かリピートしました。

人間関係だけを文字で見たら、一見どろどろしてるように感じるけど
そんなこともなく、人間味溢れる大人たちのやり取り。
ハラハラしたり、笑ったり、じーんときたり、お話が終わってからの
その後を想像するのも楽しかったです!

ネタバレBOX

みんないいキャラクターだったので、どの場面も印象的ですが
やっぱりラストマジック!最高でした。

どうしようもないシニョール・マレ(岡見文克さん)の
きらっと輝く姿、あの空気の変わり方、最高に印象的でした。
楽しそうにマジックをする姿、それをみんなでわいわいしながら
観てる空間がすごく好きです。最後の「うそつき・・」は感動しました。

複雑な人間関係の中、色んな思いを抱えながらのあのマジック、
見守る娘の菫(片岡あづささん)とKOH(山﨑雅志さん)、
社長(外山弥生さん)の表情から目が離せませんでした!

要所要所で場の空気をさらっていく哲郎(伊丹孝利さん)と
はーちゃん(菊池美里)のやり取りも大好き。
ラストマジック後のそれぞれのそれからが気になる所です。
今回はアフタートークもあり、キャストさんそれぞれのこだわりや思いも聞けてうれしかったです。

テンポよくてたくさん笑い、切なくなり、じーんとする「ライ・トゥ・ミー」。
まだまだ余韻にひたってそうです。
31ステージ、素敵な時間をありがとうございました!
ハムレットォ!!

ハムレットォ!!

少年社中

あうるすぽっと(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

最高の喜劇でした!!
劇場入ってすぐにお城が目に入り、そのクオリティに驚きました。すごい。

原作ハムレットは恨み、復讐のどろどろした印象が強い作品でしたが
そんな悲劇がこんな形で喜劇になるとは!!
切ないシーンももちろんありますが、幽霊たちのはちゃめちゃ感
劇団員役のパワフル具合が楽しくて楽しくてずっと笑っていた気がします。

最高の喜劇でした!楽しい時間をありがとうございました!

葡萄酒いろのミストラル

葡萄酒いろのミストラル

シアターキューブリック

ザ・ポケット(東京都)

2012/05/23 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

爽やかなミストラルが吹き続けてます
楽しかったです!爽やかなミストラルが観終わった後も吹いています。

ひっこみ思案のかりんが周囲の出会いによって1歩1歩進んでいく。
かりんだけでなく、物語に出てくる1人1人がそれぞれ背負ったものを
持っていて その中で少しずつ成長していく姿が心あったまり素敵でした。

物語の端々に出てくる地名、描写。実際に行ったことはない土地ですが
一緒に旅をした気持ちになりました。いつか実際に行ってみたい!
宮沢賢治の世界もふんだんに詰まってて、世界観もよかったです。

ネタバレBOX

ひっこみ思案のかりん(市場法子さん)が賢治の妹トシの魂を思い出し、
勇気を出して輝き始める姿が素敵でした。全体を通して全力疾走のかりん
どれだけ走ったんだろう。がむしゃらな姿は勇気をもらいました。

そして賢治(伊藤十楽成さん)の存在感!圧倒的で惹きつけられ、
その表情に揺さぶられました。トシが物語を読む姿を嬉しそうに見る姿、
亡くなるシーンの悲痛な叫びが離れられません。賢治、トシが交互に詩を
読む所が印象的でした。

しずくに猫、犬、馬、バルコック、モダンガール水沢さん。1人1人の
キャラクターが濃く、かわいく 全員がわちゃわちゃと盛り上がっている
シーンは微笑ましく、また笑いをこらえるシーンが多かったです。
バルコックと水沢さんのパワフル具合はたまらなかった!
仲が悪いように見えた猫、犬たちも最終的には仲良くなって一緒に
行動している姿に心あたたまりました。

犬の事務所にはいつか相談事を持って行ってみたい。
解決はしなくてもほっとして帰ってきそうです。

まだまだ余韻にひたって、ミストラルが吹き続けています。
楽しい時間をありがとうございました!
「約束するぜと笑って言えよ」(千秋楽満員御礼!)

「約束するぜと笑って言えよ」(千秋楽満員御礼!)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/04/12 (木) ~ 2012/04/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

胸きゅん!で幸せになれるお話
めちゃくちゃ笑ってちょっと切なくて、心温まるお話でした。
バーでの観劇は初めてでしたが、あの空間を利用した見せ方、
テンポのよさ、魅力的な登場人物に引き込まれました。

4人それぞれのキャラクターがたってて、お腹抱えて笑ったり
思わずうるっときたりと、あっという間の1時間でした!
面白い作りだったので、観る席を変え、角度を変えると
また違った表情や風景が見れたので、何度かリピートしました。
役者さんとの距離が近いということもあり、些細な表情の変化が見れたり
自分のお話の中の1人になれるこの臨場感も最高でした!

たくさん笑いましたが、なんか青春時代の甘酸っぱい1ページを
振り返るような胸きゅん!なお話でした。本当に楽しかった。

過去から未来へ時間軸が動く中での成長や心の動きが
丁寧に描かれてて面白かった。
このお話が終わった後の数年後の話も見てみたいと思えました!

ネタバレBOX

掲示板がまさか某掲示板で、オタク要素も満載でお腹抱えて笑いました!

へたれで、ひまわりに好きだと言えず、ひまわりの一言一言に挙動不審に
なったり格好つけてみたり、うれしくて顔面崩壊しちゃう
もっちー(山﨑雅志さん)に、あるある!と自分を重ねて切なくなったり。
恋愛要素だけでなく、姉御肌で面倒見のいい、パンチの聞いた
ブー子(菊池美里さん)、どうしようもないオタクだけどへたれなもっちー相手
に張り切って恋の指南役をやっちゃうブンチン(伊丹孝利さん)
との友情もたまらなく面白い。キャノン砲が観るたびに変化してて、
今回はどうくるんだろうとちょっと楽しみだったりもしました(笑)
そしてヒロインの思い出のひまわり(根本沙織さん)。ひまわりはきらきらして
て表情や所作1つ1つがかわいい女の子で本当にかわいかった。憧れる。

恋と友情と青春できらきらしてて、青春時代を思い出せるお芝居でした。
観終わって1番の感想は、恋っていいな。あんな素敵な恋してみたい。
そして学生時代の友人に会いたいなーって気持ちになりました。
『幸せにします』ってかすれそうな声で、でも笑顔で約束するもっちーに
胸きゅんでした、6年もあたためてたひまわりのカレーは
さぞ美味しかったに違いない!

別視点の漫画家南ちゃんと編集者のやり取りも絶妙で笑えます。
もっちー達のお話と南ちゃんのお話は別世界として並立しているようで、
最後にクロスするあの瞬間。最高です!

南ちゃんと編集者のやり取りでの、学生時代こうなりたいと夢見てたことは、
けしてすべては叶わないけど、その夢は年を重ねて少しずつ 自分に
馴染むように形を変えていくという 前向きなメッセージも好きで
元気になれるお芝居でした。
『人生のゴールをいつと決めるかは自分次第』
という台詞が好きで頭から離れません。

あのノートの最後にひまわりはなんて書いたんだろう?
ブンチンはなにがあって2次元を卒業したの?
成長した南ちゃんの漫画はどんなものだろう?
もっちーの報告でお祝いモード一色になるだろう掲示板の行方と
サイドストーリーも気になる所です。

いろんな想像をしながら観終わったこの気持ちに
まだまだ浸っていたいです。

衣装はモノトーンなのに、最後のシーンだけ色の入った衣装に
過去から現在への流れを感じました。
ひまわりの服と差し入れのお弁当箱の包みが一緒だったりと、
細かい所まで丁寧でとても素敵でした。

DVD購入したので、またゆっくりとこの世界を楽しみたいと思います。
素敵な時間をありがとうございました!

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