tamagawaya_ucの観てきた!クチコミ一覧

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苔生す箱舟

苔生す箱舟

万博設計

王子小劇場(東京都)

2016/01/09 (土) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

満足度★★★★

万博設計「苔生す箱舟」、田舎町の廃屋の持ち主三兄弟と不法居住三姉妹。馴れ合いと緊張感の間で目まぐるしく変わる、パワーバランスと新秩序。そして結局世界は何も変わらない、関西発チェーホフ的舞台(アフタートークで「ボルシチ風うどん」と)。いい意味で嫌な雰囲気。王子にて15:00千秋楽!

too fast to live,too young to die

too fast to live,too young to die

room16

得三(TOKUZO)(愛知県)

2016/03/09 (水) ~ 2016/03/10 (木)公演終了

満足度★★★★

room16「too fast to live,too young to die」、6短編のオムニバス、皆独特のroom臭。序盤2編はペーソスある人格破綻喜劇、中盤2編は詩的描写の妄想劇、終盤は社会の闇を見据える「ダーク・room」。見たくない心の闇が大人のエンターテイメントに。

トゥルムホッホ

トゥルムホッホ

星の女子さん

ナビロフト(愛知県)

2016/05/12 (木) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

星の女子さん「トゥルムホッホ」、別役実(戯曲)・北村想(世界観)・小津安二郎(台詞回し)愛が随所に。どこにもない自由な場所、昨今の情勢と併せて濃密な寓話性。最初から別物に見えるスージーの身体感。岡本さんの無常感が作品の柱。元山さんのキラー感と二宮さんのやられ役感。

お気に召すまま

お気に召すまま

俳優館

俳優館スタジオ(愛知県)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

俳優館 シェイクスピア・リーディング・シアター「お気に召すまま」、主人公が超イケメン。キャラの配置や絡み具合が、あざといまでに周到。やはりリーディングで二時間は長いかな、、、とはいえ、有名戯曲でも名古屋で上演舞台を観る機会は中々ないので、行ける方はぜひ。

オペラ「森は生きている」

オペラ「森は生きている」

座うたざ

千種文化小劇場(愛知県)

2016/07/16 (土) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

座うたざ「森は生きている」、2時間越えを退屈させない、子供向け古典と照明演出の力。十二ヶ月を円形舞台で見せる必然性には、自然崇拝や方位の呪力的な性格も。焚き火の表現は苦しいが、ラストではそう見えた。ほぼ二役で歌も身体も駆使するキャストが大変。。

地点『スポーツ劇』

地点『スポーツ劇』

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2016/03/11 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

地点「スポーツ劇」、訳が分からないわ途中眠いわ(一応当パン・三浦さんの文は読んだ)、なのに最後まで目が離せない。多分深刻な内容を深刻でない見せ方で。あまり演劇を観なさそうな観客が、素で笑ったり感心したりしていたのが印象的。コロスも精密機械みたいで凄い。あれはわしにはできない。。。

河童の雨乞い

河童の雨乞い

演劇組織KIMYO

千種文化小劇場(愛知県)

2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

KIMYO「河童の雨乞い」、円形劇場で見せるなら、原作をあまりアレンジせずノンストップ舞踊劇にした方が似合うかも(原作の伝承は知らないが)。役者は、ネコやんのナチュラルな笑いと、早川さんのあられもない姿が印象的。宮谷氏が意外に印象薄?一樹くんは、ただ確実に一樹くんたれり。

《大千秋楽・31日14時開演、当日券ございます!》キルミーアゲイン

《大千秋楽・31日14時開演、当日券ございます!》キルミーアゲイン

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2016/01/09 (土) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

鹿殺し「キルミーアゲイン」、チョビさんならではの、他人と異なる辛さ・人生の負け・トラウマ・死と再生・黄泉の国を感じさせる作風。それでいて、生きる希望や闘い続ける意思を与える内容。全体にレベルが高く、役者としても同じ場にいるだけでも力が貰えそう(なっかん&かがわー\(^o^)/)。

偶然の旅行者

偶然の旅行者

エス・エー企画

G/Pit(愛知県)

2016/12/15 (木) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

エス・エー企画「偶然の旅行者」、のらりくらりが持ち味の北村想戯曲に、演出・役者の女三人が真っ向から取り組む70年代歌謡劇。真摯なためか、全体にフラットなイメージ。もっとバカバカしく本筋から逸脱してもいいかと(そもそも本筋がないとは言うな)。空沢さんのふてぶてしさが光る。

出雲の阿国~いざや傾かん~

出雲の阿国~いざや傾かん~

俳優館

名古屋能楽堂(愛知県)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

「出雲の阿国」@名古屋市能楽堂、史実とイメージと物語の方向づけにかなり悩まされた感じ。「負」の感情やキャラを(多分)あえて出さない、ひねらないオーソドックスな作りなので、すれてない人なら観てハズレではないはず。「歌って踊れて役者」という俳優館のテーゼとしっかり結びついた舞台。

出雲の阿国~いざや傾かん~

出雲の阿国~いざや傾かん~

公益社団法人日本劇団協議会

名古屋能楽堂(愛知県)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

「出雲の阿国」@名古屋市能楽堂、史実とイメージと物語の方向づけにかなり悩まされた感じ。「負」の感情やキャラを(多分)あえて出さない、ひねらないオーソドックスな作りなので、すれてない人なら観てハズレではないはず。「歌って踊れて役者」という俳優館のテーゼとしっかり結びついた舞台。

天使も嘘をつく

天使も嘘をつく

燐光群

名古屋市熱田文化小劇場(愛知県)

2016/12/01 (木) ~ 2016/12/02 (金)公演終了

満足度★★★★

燐光群「天使も嘘をつく」、過去の様々な作品の要素が見える構成。燐光群は、現実に起きている現象を激しく連射する台詞と、観客の想像に委ねる穏やかなシーンの対比が、主張の強い芝居が苦手な私でも不思議と見逃せない。時空や虚実を越えながら、社会と私が出会う舞台。

溶け出す身躯

溶け出す身躯

劇団 pH-7

フォト&アートギャラリー [プシュケ](愛知県)

2016/11/26 (土) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ペーハークラブ&プシュケ「溶け出す身躯」Aプロ、濃厚なアングラパフォーマンスで、出演者7人中5人が知り合いw 当初予定になかった、いちじくじゅん&すーじー急遽上演(ひまわりホールで再演希望)。鮎ちゃんの千と千尋感、KAN劇コンビのデディエ・テロン味、ラストの黒野さん最高に卑怯ww

HAIKAI劇場 〔善悪〕さんせう太夫

HAIKAI劇場 〔善悪〕さんせう太夫

ハラプロジェクト

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2016/11/18 (金) ~ 2016/11/26 (土)公演終了

満足度★★★★★

ハラプロジェクト「さんせう太夫」、美術や衣装、古典題材に、SPAC「マハーバーラタ」を彷彿。分かりやすく興味引かれるけれど、何かが合理的でなく(ゴー宣でも触れられていた)、だからこそ人の心に残り、生き続ける物語。ラストには芥川「羅生門」感も。
 
ハラプロジェクト「さんせう太夫」、専用機材を使わない照明、生演奏の音楽、各自の身体から生まれる踊り、街散歩感ある徘徊パート等、「ゆるさ」が確固たる演出。徘徊はアクティブな休憩、だれずに2時間観れる気分転換。原さんは、足の指の動きも美しかった。

エスケープ・フロム・ウインター!

エスケープ・フロム・ウインター!

劇団ExcitingDrive

名古屋市北文化小劇場(愛知県)

2016/11/12 (土) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

ExcitingDrive「エスケープ・フロム・ウインター!」、極端に展開する物語に対する、主演男優の大仰だけど嫌味のない演技に好感。ベルべる☆氏の声は、一人で舞台上に三人分は存在(神!)。舞台が広過ぎ感…空間や間を詰めて、凝縮・ハイテンポで見せた方が、この世界には合うかも。

轟音、つぶやくよう うたう、うたう彼女は

轟音、つぶやくよう うたう、うたう彼女は

空宙空地

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2016/11/11 (金) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

空宙空地「轟音、つぶやくよううたう、うたう彼女は」、戯曲・演出・演技が、名作一人芝居「如水」の派生を思わせる(ギミックが笑いも共感も呼ぶ)。特にメインの若い女優は、もう一人おぐりさんが現れたかのよう。しかし関戸さんの脚本はいつも、自分の親不孝が身につまされる、、、

METAL LOVERS

METAL LOVERS

N.N.P

ナビロフト(愛知県)

2016/10/27 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★

【NNP「METAL LOVERS」のよかった点】・衣装 ・殺陣 ・開演前の板付きの雰囲気
 
前回公演は予想外によかっただけに、期待外れ。チラシからイメージされる世界観が確立せず、スキだらけの空間、間の悪い演出、迫力の足りない音響・照明、やたらメタぶってみたり台詞を延ばして言い回したり、辛い…。開演前からの役者板付きは想像を刺激したのに、本編であの扱いでは無意味。

秘密の閨(ねや)Himitsu no neya

秘密の閨(ねや)Himitsu no neya

青木涼子

アートピアホール(愛知県)

2016/10/23 (日) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★

・伝統からノイズを「削ぎ落とし」過ぎて分からない

いきのね

いきのね

Co.山田うん

名古屋市芸術創造センター(愛知県)

2016/10/22 (土) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★

・メソッドに現地リサーチを上乗せした「現代芸術」のような不自由さ 音のせいか色々やってるのに単調

カンパニー・ディディエ・テロン『AIR』

カンパニー・ディディエ・テロン『AIR』

あいちトリエンナーレ2016

名古屋市美術館 サンクンガーデン(愛知県)

2016/10/21 (金) ~ 2016/10/22 (土)公演終了

満足度★★★★

・入念な事前リサーチに基づく「傍若無人な自由」の演出

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