yuta1009の観てきた!クチコミ一覧

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かみさまのおかお

かみさまのおかお

クロジ

俳優座劇場(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

美しい。
叫ぶ能登麻美子さんがとても悲しく美しかった。
森悠さんの脚本は痛いところを抉られて
見ていてとても辛い気持ちになるけど、なぜだかとても好き。

ワイルド王子と看板娘

ワイルド王子と看板娘

Theatre劇団子

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

本公演に負けず劣らず
準劇団員さんの公演ということでしたが、
本公演に負けず劣らず楽しめました。

劇団子らしく、バッドエンドがないだけに、安心して最後まで見られました。
準劇団員のみなさんはちょっと荒削りではありましたが、
溌剌としていて見ていてとても気持ちよかったです。

ネタバレBOX

個人的には、精神疾患がほんの少し軽く扱われていたのが気になりました。
ネタをかいつまむにしても散漫になるので、
少し扱う内容は考えた方が良いかもしれません。
もう世界は終わってもいいんじゃないか

もう世界は終わってもいいんじゃないか

劇団どろんこプロレス

王子小劇場(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

叫び
劇団名からもっとめちゃくちゃなものを期待していましたが、
意外と言っては失礼ですが、しっかりしていましたね。

世の中の糞みたいな部分がいっぱい詰まってるような話が、
同時多発的に展開されていました。
胸糞は悪くなるんだけど、それだけに共感できたり、
親近感湧いたりで、なんだかとても好きなお話でした。

ネタバレBOX

登場人物の叫びはどれも印象に残ったのですが、
個人的には松本みゆきさん演じる春子にとても感情移入してしまいました。
彼女の叫びは自分の叫びのように思えて泣けてしまいましいた。
嘘と秘密のテセレーション After all, how little we know.

嘘と秘密のテセレーション After all, how little we know.

まごころ18番勝負

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

キュンキュン
恋愛物だったのですが、まごころ18番勝負らしく、
甘酸っぱい感じにキュンキュンしつつも
やはり一筋縄ではいかない内容でした。

劇中に伏線ないか探していたのですが
今回もあっさりと騙されてしまいました。

いつも終演後にいろいろ考えるのが楽しいですが、
台本の販売があったので、より詳しく思い出すことができて、
より一層楽しめている気がしています。

今回は、新人公演ということで、稲村さん以外は
皆さん新人の方だったのですが、
新人ということを途中で忘れてしまうような演技だったと思います。

次回の公演でまた新人(もう新人じゃないか)
の皆さんの演技を見るのがとても楽しみです。

ネタバレBOX

自分は3段目辺りにいたのですが、最初の男子3人の会話のシーン、
最前列の方々の頭で表情がほとんど見えなかったのが残念でした。
最前列は、低い椅子か、座布団などにした方が良かったかもしれません。

個人的には、木村亜衣さんのついつい嘘をついちゃったり
好きな人をつい悪く言っちゃったりするところにキュンキュンしました。
初舞台ということを終演後の挨拶まで忘れていました。
次回公演でもまた演技を拝見したいです。

台本を見ながら、あちこちにちりばめられた伏線に気づきました。
また、ミスリーディングや観客の思い込みが上手く使われていて、
見事だなと感じました。

来年、作・演出の待山氏は、
漫画の原作をされるそうなのでそちらも楽しみにしております。
SUMMERTIME

SUMMERTIME

TOKYO PLAYERS COLLECTION

LIFT(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

夏の匂い
ほとんど何もない小さな空間に
夏の匂いが満ちているように感じました。
あの空気感を創りだした4人の女優さんはみなさんとても素敵でした。
個人的にはああいう懐かしい感じがする話はとても好きなので、
ところどころツボに入って三十路なのにうるっとしてしまいました。

60分強と短めの公演だったのですが、
物足りなさを全く感じず、とても満足して温かい気持ちで帰ることができました。

ネタバレBOX

相楽樹さんは初見だったのですが、
とても瑞々しく、演技も印象的で、
今後の活躍がとても楽しみになりました。
次の競泳水着さんの舞台も観に行きたいと思っております。
【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

ロロ

王子小劇場(東京都)

2012/08/05 (日) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

ロマンチック
亡くなった奥さんの思い出を辿っていくロードムービー風のお話。
最初は頭で考えすぎて話が入ってこないところがあったけど、
話に身を委ねたら、泣いたり笑ったり感情が溢れて大変なことになりました。
分けが分からないことがたくさんあったのですが、
それでも笑えて泣けるということはとても凄いことだと思いました。

ネタバレBOX

思い出をその当時の思いのまま、
そっくりそのまま大事にするっていうのはとても難しい。
少しずつ欠けていってしまったり、勝手に美化されてしまうから。
でもそれに抗おうとする主人公の姿にとてもグッときました。
主人公もこのお話を作った三浦さんも凄くロマンチストだと思います。
個人的に凄く好きです。

島田桃子さんの演じる天球がとても素敵でした。
キッドと天球のシーンがとても切なくて中盤辺りから、
二人のシーンが来る度に泣いていました。
少女教育

少女教育

シンクロ少女

王子小劇場(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

教育されました。
シンクロ少女初観劇でした。

タイトルからきわどい内容を想像していましたが、
想像に反しマイルドな感じでした。

並行したお話、時系列の違うお話が入り乱れるのですが、
わかりづらいことはなく、それぞれのお話が絡んでシンクロしていって、
気づいたら身を乗り出して話に入り込んでいました。

登場人物の言葉が自分の痛いところにざくざく刺さって、
終わった後はなんだか放心してしまいました。

ネタバレBOX

確かにタイトル通り、少女「教育」だったと思います。
教育されたのは少女だけじゃなかっですけど。
しかし誰が誰を教育したのかなあと。
というか見てる人も含めて、
みんな誰かに少しずつ教育されてるのかもなあと思ったりもしました。
出会った人に何かを教わってみんな生きているんだな、と。

個人的には、作家志望の方のタオを演じられていた
名嘉友美さんがとても印象に残りました。
セメント系の女性から恋愛を知って、弱さを見せる女性
への移り変わりがとても素敵でした。
錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

まごころ18番勝負

王子小劇場(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

終演後も楽しめる。
孤島、密室と王道の本格ミステリを舞台で見られて本当に面白かったです。
2時間弱の間に、凄い密度、濃度で話が詰め込まれていて、
素晴らしい脚本だなと思いました。
また、終演後も舞台の内容を反芻して、トリックの細部を考えたり、
推理を巡らせたりして楽しめるのも非常に良いと思いました。

個人的にはミステリは難しすぎても、簡単すぎても
舞台としては面白くないと思うので、
そのバランスを取るのが非常に難しかったのではないかと思います。
今回はとても良いバランスで、そこに「まごころ」を感じました。

次回公演は新人公演とのことですが、また待山氏の脚本・演出ということで、
どんな内容になるか楽しみにしております。

ネタバレBOX

八木崎嵐山役の大久保藍子さんがとても印象に残りました。
推理させる側、ミスディレクションを仕掛ける側は凄く難しいと思いますし、
また、マジック(縛る・消える)を一発勝負の中、見事にやりきった点についても、
本当に素晴らしいと思いました。
Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

王子小劇場(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

初めての劇団競泳水着
セットや出演者の方々から、上質、上品、お洒落な印象を受けました。
でもそれでいて、とっつきにくいわけでも分かりにくいわけでもなく、
普通の会話劇なのにとても面白かったと思います。
自分のような演劇初心者にもすっと入ってくる内容でした。

個人的には、すれ違った人達がまたつながるのではなく、
それぞれの進む道を尊重して別れるところがとても好きでした。
優しいお話で、見た後の余韻がとても心地良かったです。

ネタバレBOX

黒木さんがエプロン?を締め直すシーンが
彼女の真っ直ぐさを表すしているようでとても印象的でした。
言葉数が多いわけでもアクションが大きいわけでもないんだけど、
所作とか含めて凄く綺麗だなと思い、自然と目で追ってしまっていました。
素敵な女優さんに出会えたと思います。
【日程決定です】『異説 金瓶梅』

【日程決定です】『異説 金瓶梅』

クロジ

シアターサンモール(東京都)

2012/04/26 (木) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

疲れた。
見ていてここまで精神的に疲れる舞台は初めてでした。
それは舞台にいる登場人物、役者が懸命にもがいている様が
とてもリアルに感じられたからだと思います。
また、本来エロティックだと感じるはずのラブシーンも、
狂気や人の業のようなものを感じて、見ていて非常に怖かったです。

クロジの舞台は今回が初めてだったのですが、
毎回チケットを獲るのが困難であるのも納得できる舞台だったと思います。
12月に予定されている次回公演も是非足を運びたいです。
(その時には、金瓶梅のDVDが出ると良いなと思っています)

ネタバレBOX

残念だった点は、自分の選んだ席が悪かったのですが、
舞台のセットで一部見えない部分があった事です。
舞台真ん中の部屋に隠れて一番上にある部屋の様子が
ほとんど見えませんでした。
特に、最後の潘金蓮の表情が全く見えなかったのが痛かったです。
" ... In The Attic "

" ... In The Attic "

まごころ18番勝負

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2012/03/23 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

なるほど
「体感型朗読劇」ってどんなものなのか色々想像しながら行ったのですが、
想像以上の「体感」具合でした。
終盤からはずっと鳥肌が立ちっぱなしでした。
今まで引き込まれるという言葉をよく舞台の感想で使っていましたが、
今回程引き込まれる舞台は初めてだったと思います。

今回は時間が合わず、1回だけの観劇でしたが、
別のキャストでも是非見てみたかったです。

次回公演も楽しみにしています。

ネタバレBOX

霧の演出や、頭の後ろから聴こえる音が最初は「体感」
ということなのかと思っていたのですが、
そういうことよりも、舞台の一部(柏原の頭の中)になっているような
感覚に陥ることが「体感」ということなのだと気づいてゾクゾクしました。

観客席が箱型になっていること、空いている席があること、
観客席に死角があること、全てに意味があって、凄いな、
これは完全にやられたなと思いました。

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