満足度★★★★
ソワレ
こちらは家族もの。母がいなかったり、三人きょうだいで真ん中が結婚しているという設定は年末のナイロンをちょっとだけ思い出させ。
ネタバレBOX
嘘をつかない、嘘を付けない、信じる、信じないという結構へビーなテーマをある種軽やかに。虚言癖っていうか、嘘(たいていは自慢話なのだが)をついているうちに自分も本当なんだか嘘なんだかわからなくなって、最後には信じてしまうっていうのがありますが、それとはまた微妙に違うんだよね。アフタートークで、作者がタイトルを先に作ったみたいなこと言ってましたが、いいタイトルかも。トラムの使い方上手いなぁ。しかし、筒井さんの設定にびっくり。いやはや。
あと、時系列で小道具が微妙に変わるのも楽し(前回は会社の標語みたいなヤツだったが、今回は気づきにくいなぁ・・・)。
満足度★★
マチネ
近未来、破壊活動組織が暗躍し、避難勧告を突きつけられる男女二人(とはいっても、男性(多分)がロボット)。
ネタバレBOX
アパートの隣人の女性との関係・・・。などと書くとちょっと2時間サスペンス?見たいに思えてしまうが、近未来SF演劇とでもいったらいいのだろうか。こういうの久しぶりに見たんで、すごい新鮮。セットとか、光の使い方とかも絶妙。効果音と挿入歌がシンセベースで作られているんだけど、これが生演奏でgood。CD、買ってくればよかった。次回買うかな。折り込みに(出演者の一人が出るからだろうけど)リリパットアーミーIIのフライヤーが入っていて、あぁ、大阪の劇団だなぁとか思った。昔、リリパットアーミーとか見たもんなぁ。
満足度★★★
ソワレ
こちらはアングラの偽物ということで。
ネタバレBOX
イメージとしては70年代の劇場系ですな、寺山とか(壱なんかタイトルも劇団名もまんまですが)唐十郎とか。まぁ、見たことないけど。共に母と子が基本になっているところは面白いなぁ、と。ザ★天井の方は、意外と暗喩的な何か(多分ニセモノなので何でもないのだと思うが)っぽい感じとかストレートにニセモノっぽくて、劇団黒田童子の方はなんか4回角を曲がって元の道に出たと思ったら一階下の道に出ていたみたいな不思議な感じ。両者とも楽しい。そして、アコースティックライブ。4人組の謎の会話は去年と同様にツボ、ノーバディーズの肥田さんの妙な間も。ホットワインのサーブとか心配りも嬉しく。私は下でおしるこ買ったですが。
満足度★★★★
マチネ
少女2人が殺された。
ネタバレBOX
死刑宣告をされてから長い眠りにつく加害者、被害に遭わなかった少女、被害者の兄達、彼らに雇われた殺人請負人とその奴隷。それぞれがそれぞれの思いで。SとかMとか奴隷とか(笑)。テーマそのものは結構重いんだけど、まぁ、そこはクロモリ風。offoffがなかったから、音量2割増とかいうことはないよなぁ。最後の仕掛けはうまいなぁ、と。でも、復讐とか死刑とかについてちょっと考える。実際、死刑判決が降りた者に対しては無罪で復讐可とかにしたら、どうなるんだろ。
満足度★★★★
マチネ
ということで、今年の最初は宝塚でした。やっぱり安蘭けいはいいなぁ。
ネタバレBOX
意表をついた結末にビックリしたりしなかったり。
レビューは美しく。あざやかな色使いの衣装も印象に。
おまけ:
レビューの途中で安蘭けいに「私は誰でしょう」みたいな台詞があるのだが、
そこに男性の声で
「ティリア~ン!」(ステージの方の役名)
って、おいおい。
ちなみに、「今は『レビュー・オルキス』です。」と(もちろんアドリブで)
受け流してました(笑)。
満足度★★★★★
ソワレ
田舎に越してきたある小説家とその妻、その娘である三姉妹、さらにその作家のフ
ァンだという秘書のような者。
ネタバレBOX
妻は自殺し、再婚相手はいなくなる。そして・・・
。もうビックリするくらいわがままな者、見た目にも遠慮がちな者、実は・・・な
者。人のことと自分のことの距離感というか、認識のずれついて改めて考えさせ
られるなぁ。あの舞台装置がずれる仕掛けも凄いけど。基本的にはかなりシリアスな
話なんだけど、随所にちょっとした笑いの仕掛けもあったりして。そして最後に感動。
基本的には父と長女の話なんだろうね。映像というかライティング処理というかも
含めての作・演出家も、役者もすごいわ。
満足度★★★★
マチネ
ある旅館の待合室に行き来する、色々な人たちのお話。
ネタバレBOX
三人姉妹と父とその再婚相
手、ボート部のOB達、なんだか訳ありな男女、そして旅館の人々。それぞれが
それぞれに過ごす一瞬を。誰も気にしていないけど自分だけ心に残ること、心の片隅
にほんの少しだけ残っているけどいつになっても忘れられない何か、そんなこんなを
抑えたり抑えなかったり。何もおきない、でもいろんなことがおきている。それが日常の
恐さなのかもしれない。
満足度★★★★
夜
色々レンジャーなる正義物のヒーローショー。
ネタバレBOX
集まったバイト達はあれやこれやと
話をこんがらからせ・・・。いかにもMCRらしいちょっと斜に構えたような感じの
ひたすら楽しい芝居。白レンジャーのちょっと離れたポーズも楽しく。60分楽しく
。しかし、やっぱりフジテレビはロケーション悪いと思う。このお台場企画を見に
あそこまで行こうと思わないもんなぁ・・・。去年はセクシータレントが出ていま
したが、今年はその分伊達さんがきめてくれました。ちなみに、タイトルの頭文字
で略しちゃダメよ。
満足度★★★★★
幸せな2時間半
でした。
音楽とか演劇とかあれやこれや。もうそんなことはどうでもいいことなんです。
しかし、みんな素敵だなぁ。
満足度★★★★★
ヤバいです。
面白いです。でも味わい深いです。良い公演です。
岸田國士って面白いなぁ、と。
演出ってすごいなぁ、と。
満足度★★★★★
タラノフってロシアの体操選手にいそうな感じ。
ここでの出来事は口外無用とのことなので、まぁ、詳細は
略しますが、面白かった。当日パンフに書いてあった
「世界を決め付けて区切ってしまうのがとても苦手です」
に内容も含め凝縮されているかと。
中身は松坂世代向けだけど、入りと出の音楽はピンク世代向け。
菊川さんの振付、結構ツボなんだよなぁ。
しかし、あれだけみつめられると照れるなぁ。
満足度★★★★★
いや、よかった。
それぞれに与えられた設定を上手くまとめ上げるセンス、ちょっと優しくて切ないストーリー。なんだかすごく幸せな気分になりました。
良かったです。