華崎の観てきた!クチコミ一覧

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サド侯爵夫人

サド侯爵夫人

アトリエ・ダンカン

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/06 (木)公演終了

満足度★★★

篠井さんと加納さんは似ていた。
18年も共演していなかったのだから、それなりに何か確執のようなものがあったと思いますが、共有する部分も多くあるのだと感じました。
また是非共演して欲しいです。

他の役者さんたちも、みんな役にハマっていて良かったです。

ファミリア

ファミリア

30-DELUX

そごう劇場(大阪府)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです。
観客が積極的に参加して楽しむ…だから「ライブ」と銘打っているのですね。

若木さんと加藤さんのドリームキャストは、期待通り二人の真っすぐな演技が観られて嬉しかったし、もう一つ楽しみにしていた殺陣にも圧倒されました。

コロシアムスタイルバージョンは、本当に演出ががらりと変わるみたいですね。
名古屋でも、休日なら行ったのになあ…。残念。

越前に咲いた華~愛と幻想の物語~

越前に咲いた華~愛と幻想の物語~

OSK日本歌劇団

越前市文化センター(福井県)

2008/10/04 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

あっちこっち丁稚?
…は私は知らないんですが。
和物レビューに白燕尾&ドレス、スパニッシュ、ラテン、そしてラインダンスと盛りだくさんな中で、私はやっぱり番頭&丁稚&女中の場面が好き。
多くの笑いは不愉快と隣り合わせだけど、それがない。桐生、貴城の、ある意味捨て身の芸が光る。ここでこんなものが観られるとは。

全体から言えば、若さは否めない。大阪留守番組の上級生のうち、二、三人が加わるだけで、全くボリュームが変わってしまうことは想像に難くない。
それだけに、一、二年目さんにはこの機会に力を付けて欲しいと強く思う。

女役好きとしては、折原さんと牧名さんが活躍しているのが嬉しい。

解脱衣楓累

解脱衣楓累

劇団前進座

日本特殊陶業市民会館(愛知県)

2008/09/26 (金) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

満足度★★★

何か納得いかない。
伝説の作品の割には…? まだ開幕したてだから? どうなの?
役者が下手とかではないんですが。ドラマが弱い? 演出家が変わったからでしょうか???
行けないけれど、大楽近くに行ってみたらどうなってるのか気になる。

菊之丞さんに空月か与右衛門をやってもらって、國太郎さんとの殺し場(ちょっと語弊があるかも)が見たかった。

九月新派公演

九月新派公演

松竹

京都四條南座(京都府)

2008/09/06 (土) ~ 2008/09/27 (土)公演終了

満足度★★★

その時代の
風俗と価値観が冷凍保存されてる感じ。
名優たちが解凍して見せてくれる完成度の高いお芝居。

ネタバレBOX

一部は涙、涙…。久里子さんに泣かされました。

でも、正直、与之助がしてくれたことって、ありがた迷惑のような…(あわわ)(いやでもホントに)。
与之助みたいなことをしてしまう気持ちもわかるんだけど。

それに、夕霧は与之助が助かっても一緒にはならないと言うけれど、夕霧はそれで満足かもしれないけど、その場合の与之助の奥さんの立場になってみると、嫌なものですよね。自分より大事に思って信じ合っている相手がいるなんて。
そこまで尽くして一緒にならないほうが相手の為だなんて、そんな世の中がおかしいんだわ。

波乃久里子は、二部はすごく若く見えたけど、花魁のお化粧はちょっと老けて見えた。ベテランの芸で見せるのもいいけれど、もう少し若さが見えたほうが、この役にはいいような気がする。

二部はもう少しテンポが欲しいと思った。コメディなのか、そうでもないのか、微妙な感じで進んでいくので。

英太郎、チャーミング。最後はそんなに崩しちゃっていいの?というくらい壊れてくれます(笑)。水谷八重子もすごい(笑)

二部は喜劇なんだけど、最後は含蓄がある。
でも実はよく分かってなくて。これはハッピーエンドなの? 家族の絆を描いた物語なの?

埴輪が象徴するものは、封建的な家族制度というか、“松崎家の女たちを縛り付けていたもの”であることは間違いないと思うんですが、最後に使用人たちも皆暇乞いをするので、一家の長である寿一郎その人を象徴してているようにも見える。すると、埴輪を割るという行為は、“古い家”を象徴する寿一郎を捨てる(みんなが家を出て行く)という意味にも見えるんですが、そうすると、家族の絆を描いたという解説文とは一致しないよね…。
最後に寿一郎が大臣に任命されたときに女たちが笑うのは何故なんでしょうか。私は、大臣という肩書≒名誉≒権威主義≒その地位を巡って男達が道化になるもの…を笑い飛ばしてるのかと思っていたのですが、同じように、家族の絆を描いたものであるなら、この解釈は間違っているような気がします。
埴輪を割った後、この家族はどうなるんでしょうか???
舞踊「嘉島まつり」/江戸みやげ「狐狸狐狸ばなし」

舞踊「嘉島まつり」/江戸みやげ「狐狸狐狸ばなし」

松竹

守山市民ホール 大ホール(滋賀県)

2008/09/15 (月) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★

松竹の巡業公演
『狐狸狐狸ばなし』という演目自体初めて観たのですが、あまり面白さが分かりませんでした。
三越劇場で伊之助を演じた松村雄基がとても良かったらしいので、彼だったらどうだったのだろうと考えました。
赤坂ではどんな風に演じられているのだろう、とも。

私のお目当ては一部の舞踊ショーで、甲斐京子の男役はかっこよく、嘉島典俊も立派だったから、満足です。

怪談 牡丹燈籠

怪談 牡丹燈籠

花組芝居

あうるすぽっと(東京都)

2008/09/03 (水) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★

よく整理されているとは思うのですが、
詰め込みすぎのような気もしました。
「まるごと見せる」のが演出の加納さんの意図だというのは分かっているのですが。

八代さんの色仕掛けの悪女役は、待ってました! という感じ。各務さんとのコンビも見てみたいと思っていたから嬉しい。

小林君もすごいなあ…。もっともっと大きくなって欲しいと期待が膨らみます。

あとは神戸で待ってますね。

新秋九月大歌舞伎

新秋九月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2008/09/01 (月) ~ 2008/09/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

夜の部を観ました。
「加賀見山旧錦絵」
つくづく上手くできた作品だと思う。無駄な場面が全然ない。試合の場は楽しく、尾上自害は辛く悲しく、仇討ちは爽快(?)に。

時蔵さんは優しく美しく、はかなげな尾上さま。
亀治郎さんは、かわいさと利発さのバランスが良く、個人的には当たり役では?と思ってしまう。
海老蔵さんの岩藤が、意外にもはまっていると思う。若い感じはするけど。

「かさね」は最後の海老蔵さんの迫真の演技が良かった。

秀山祭九月大歌舞伎

秀山祭九月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2008/09/02 (火) ~ 2008/09/26 (金)公演終了

満足度★★★★★

「竜馬がゆく」
昼の部一演目めということで、一本のお芝居と考えると短いのですが、テンポよく、見せ場もたっぷりで面白かったです。歌舞伎独特の転換の長さや大道具さんの背中が見えたり、とかもちょっとありますが、普通のお芝居として楽しめると思います。

かっこいいけどちょっと情けないというかかわいらしいところもある竜馬(染五郎、気が強いようでけなげなおりょう(亀治郎)と配役もぴったり。

東京に住んでいたら通うのですが。近いうちに日生劇場とかで通しで上演して欲しいです♪

ネタバレBOX

「逆櫓」は、初めて観たのですが、どこかで観たようなエピソードばかりであまり新鮮味を感じず、前半はうとうとしてしまいました(汗)。
こういう演目の役者の芸みたいなのを楽しめるようになりたいのですが…。

「日本振袖始」は踊りで、動きも多いのであっという間に感じました。
先日『ウィキッド』を観たので、ヤマタノオロチ(玉三郎)がエルファバ、稲田姫(福助)がドロシーかなーなんて考えました。『修禅寺物語』といい、姉のほうが気性が激しいのが定番なんでしょうか。私も長女ですけど。
『新・水滸伝』

『新・水滸伝』

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2008/08/18 (月) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

上手くまとまっている作品だとは思うのですが、
何か理屈っぽくなってしまうのはどうしてかなあ。

笑也、猿弥らベテランはさすが。


ネタバレBOX

二階の最前のボックス席を使った演出は面白いし、血で旗が赤く染まるところや最後の赤い布をばっと広げて終わるところは、鮮やかで好き。
ウィキッド

ウィキッド

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

ポスター柄や
プロモーションビデオでイメージしていた話と違いました…。

ネタバレBOX

友情のお話と思ってたんですが、グリンダのエルファバに対する友情を、ほとんど感じられなかった…。助けようとしてるようにも心配してるようにも見えなくて。
「喧嘩ばかりした」というのは基本に友情があって、でもときどき喧嘩になってしまったという状態を指す言葉だと思うけど、この二人の場合、単純に理解し合えてないだけのように(まだ友情にたどり着いてないだけのように)見える。

そんな私はダンスホールのシーンが一番好き。
フィエロが「気にしてないみたいだけど」と言ったとき、「気にしていない振りをしているだけよ」と言ってグリンダがエルファバに近づいていくところ。ものすごく感動的です。
その前の、ちょっととした行き違いから同部屋になってしまうところ、「あの子とだけは絶対に合わない」と二人で歌うところも楽しい。二人でオズの都へ行くところも。ただ、そこ以外の二人の関係性が、希薄なように思います。

エルファバは、ところどころではグリンダのことを想っている(というよりも必要としている)のは伝わってくるけれど、グリンダと同じ人を好きになったということに対して、自分がフィエロを得られるか、という観点でなく、フィエロを得ようとすることはグリンダがフィエロを得られないということだ、というグリンダを思う視点からの考えが、最初から全くないように思えるのも不思議です。遠慮しろとは思いませんが。

エルファバが最初に本を持って飛び出すとき、あれほど世界を変えると言っていたのに、具体的に何をしようとしたのかがほとんど語られない(「動物たちを助けてばかりとネッサローズが一言言うだけ)のは、書き込みが足りないのじゃないかと…。つまり、エルファバは強い意志を持ってオズ大王に反目したのだから、そこの部分をもっと描かないと、グリンダとの別れも響いてこないと思うんですよね。ドロシーもいつのまにかつかまえちゃってるし。

チラシに、“それぞれの選択に人生を賭けた”とありますが、グリンダは、あまり、“選び取っている”ように見えないというか、その場その場で上手くやってるだけに見えるというか…。信念が見えないというか、単に自分の欲を追及してるだけに見えるというか。
グリンダの魅力が描かれてないように思うんです。魔法の能力も全然なく、エルファバがいたからオズの都に来られただけ、うわべを飾るのが上手いだけというふうに見える。
でもキャスト表でエルファバより先に名前がきてるということは、やっぱり本来は、グリンダにも魅力があり、エルファバと並び立つ存在であるってことが意図されてると思うんですよね。それが表現されているとは思えなかった。

何より、やっぱり、一幕ラストのグリンダとエルファバの別れの描き方が、不十分なんじゃないかと…。
グリンダが、単純にエルファバを(自分の身を守るために)見捨てたように見えるんです。見捨てたのでないなら、グリンダがエルファバについていかなかった理由を明確に、見捨てたのならそのことに対するグリンダの思いを明確に、描かないと“それぞれの信じる道を選んだ”ことも描けないし、二人の友情も感じられないと思うんです。

エルファバの濱田さんは、歌も素敵だし、背が高く細身でキリッとしたところも好きでした。
五右衛門ロック

五右衛門ロック

劇団☆新感線

オリックス劇場(大阪府)

2008/08/08 (金) ~ 2008/08/24 (日)公演終了

満足度★★★

楽しかったし面白かったけど
歌舞伎や少女歌劇を見慣れていると、そしてチケット代を考えると、普通…。

ゲキ×シネで「メタルマクベス」や「SHIROH」を見てみようと思います。

公文協東コース 松竹大歌舞伎

公文協東コース 松竹大歌舞伎

松竹

八王子市芸術文化会館いちょうホール(東京都)

2008/07/27 (日) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり亀治郎さんは良いなあ。
「操り三番叟」
亀治郎さんはやっぱり踊りが上手! それ、身体どうなってるの!?と思うこともしばしば。

「弁天娘女男白浪」
亀治郎さんの少年ぽさが、弁天にはよく合っていると思う。時々、ドキッとするほど色っぽい弁天小僧でした。

レビュー in KYOTO II

レビュー in KYOTO II

OSK日本歌劇団

京都四條南座(京都府)

2008/07/11 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

白昼夢。
まばゆい光の中の夏の狂乱。咲き誇れ花達よ。

七月大歌舞伎

七月大歌舞伎

松竹

大阪松竹座(大阪府)

2008/07/05 (土) ~ 2008/07/29 (火)公演終了

満足度★★★★

昼夜観ました。
東西豪華俳優の共演、そして「伽羅先代萩」の対決・刃傷や「黒手組助六」など、関西ではあまりかからない演目・場が観られるのですごくお得感があります。
個人的には、「伽羅先代萩」八汐・仁木弾正を演じる仁左衛門の悪役っぷり、「黒手組~」の立ち回りの爽快さが印象に残っています。
菊之助さんの足利頼兼も美しくて良かった。

「ボレロ」ほか

「ボレロ」ほか

モーリス・ベジャール・バレエ団

オリックス劇場(大阪府)

2008/06/17 (火) ~ 2008/06/17 (火)公演終了

満足度★★★★

やっぱりダンスは面白いなあ。
バレエと名のつくものを、生どころか、映像でもほとんど観たことがなかったんですが。
鍛えられた筋肉で見事に制御された振りの美しさ、迫力。
4作品ともカラーが違い、いろいろ楽しめました。
最後の「ボレロ」はさすがの傑作だと感じました。音楽にも、ダンスにも、全く隙がなく。夢中になっているうちに終わってしまいました。

もう一つの公演、「バレエ・フォー・ライフ」も、時間の余裕さえあれば観たかったです。

まほうまっぷ -REMIX-

まほうまっぷ -REMIX-

TAKE IT EASY!

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

役者さんはとても魅力的と感じたのですが
脚本にどうも、リアリティを感じることができませんでした…。
また違う脚本・演出の彼女たちを観てみたいです。

フィーバー!ホストクラブ!

フィーバー!ホストクラブ!

劇団未来計画TOP

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2008/06/14 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

キュンキュンきたよ~v
ホストシリーズ前々回の公演でとても気になっていたキャラクター、大木草一郎。男なのに、荒也を指名してホストクラブにやってくる。一体彼は何者なんだ!?
その謎が本作で明かされます。

ネタバレBOX

まっすぐで疑うことを知らない荒也。恋人を失い、引きこもりになっていた草一郎。
背が低いけれど、男役をやることが多い大塚さんと林さん。この役は二人にぴったりで、二人のコンビネーションも良い感じ。
というか二人並ぶとますますかわいい~
草一郎の、気を許したときにしか見せない笑顔に胸きゅんです。

性格の超悪い、現No.1ホストのアリスが、立場を追われ、少しずつ素を見せる姿にも胸きゅん。
Sの隆一が、本当は強がりなだけと分かる場面も胸きゅん。
志貴の知的で頼りになるところも胸きゅん。

って、きゅんとくるべきところあってるのかな…製作意図としては、もっと恋愛模様にきゅんとこないといけないのかも…(汗)

今回は猪突猛進型の荒也が主人公だったせいか、終演後はとても前向きな気持ちになれました。
OSK REVUE SHOW

OSK REVUE SHOW

OSK日本歌劇団

たかいし市民文化会館 アプラたかいし(大阪府)

2008/06/07 (土) ~ 2008/06/07 (土)公演終了

満足度★★★

凹んだわ…。OTL
もっと頑張って下さい。

桜花さんはとっても綺麗だったし、女役さんたちの背中の筋肉は、相変わらず美しかったけど。

夏の夜の夢

夏の夜の夢

Studio Life(スタジオライフ)

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2008/06/05 (木) ~ 2008/06/06 (金)公演終了

満足度★★★

ふわふわと無邪気でかわいい公演でした。
Lunaキャスト。
スタジオライフも3年ぶり。

今回気付いてしまったのは、私は「夏の夜の夢」が好きじゃないかもしれないということ。というかシェイクスピアが好きじゃないのかなあ。
感情移入できないし、長ったらしい遠回しで飾り立てた台詞が連なると、何がどうでもよくなってしまいます(汗)
それを何とか気持ちをかき立ててくれたのが歌だったので、ミュージカル仕立ては正解だと思いました。
でも、もっとショーアップされた作品かと思っていたので、ちょっと物足りなかったかな。

ライフはいつも上演時間が長いですが、平日夜に3時間はきついです…。

ネタバレBOX

ついていくのを放棄したくなるような台詞群でも、しっかり意味を乗せて伝えてくれたのが林さん(ティターニア)。
坂本さん(ヘレネ)も魅力的。
岩崎さん(ハーミア)は汚れた場面になってからが俄然面白くなりました。

ヒポリタが劇中劇に心を動かされ、祖国を滅ぼしたシーシアスの愛を受け入れるというのはどうも納得がいきませんでした。

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