じべ。の観てきた!クチコミ一覧

2741-2760件 / 4437件中
鬼泪~KIRUI~

鬼泪~KIRUI~

カプセル兵団

アイピット目白(東京都)

2011/05/19 (木) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

構成が秀逸
軽妙な前半から次第に加速してストーリーに引き込み、ダイナミックなスペクタクルアクションを見せて一件落着した後に、単なる導入部かと思わせておいた「羅生門の場」で最終的な決着をつける構成が秀逸。
また、ヒーローものやアニメネタの織り込み方もいつもながら見事。

うそでもいいの

うそでもいいの

GORE GORE GIRLS

ワーサルシアター(東京都)

2011/05/18 (水) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

マスコミ批判と演じ分けが◎
中心となる4人の目的がなかなか見えない(←客を引き付けることになっているのは認める)のがもどかしいし立ち直るのが簡単過ぎる気がするがテンポの良さとサラリとしたマスコミ批判(ちょっと違うが)、それに4人の「演じ分け」がイイ。

ロマン

ロマン

東京タンバリン

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

本当に「ロマン」!
いや本当にロマンだわ(笑)。
途中「笑ゥせぇるすまん」か「世にも奇妙な物語」か、な流れになって他人事ではなく身につまされ…(ネタバレ自粛)。
あと、全体が階段様になっている装置の変化ぶりもステキ。

STATION

STATION

リブレセン 劇団離風霊船

ザ・スズナリ(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/17 (火)公演終了

満足度★★★★

遺された側の喪失感・虚脱感
前半の自殺の罪深さ(これも好きなテーマだが)はままあるレベルではあったが、予想外のどんでん返しの後に語られる「遺された側の喪失感・虚脱感」の描き方は他に類を見ず、圧巻。が、東日本大震災関連は敢えて無理に(?)入れなくても良かったような気がする。

GUNG-HO

GUNG-HO

グーフィー&メリーゴーランド

明石スタジオ(東京都)

2011/04/14 (木) ~ 2011/04/17 (日)公演終了

初日とはいえあんまりな出来
全体的にメリハリに欠ける上に終盤の見せ場である屋外シーンでは黒布の隙間から装置の一部が見えているなど「稽古不足を幕は待たない」状態。
さらに当日パンフレットを配布し忘れるなど、いかに初日と言えど「そりゃないだろう」な出来。(話の種、頂きっっ!!!)

なお、満足度の星は「評価しない」ではなく「無星」である。

『ゴーストライターズ』

『ゴーストライターズ』

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/17 (日)公演終了

満足度★★★★

意外にも時間モノ
メインと思われたストーリーが終わりかけたところでさらにもうひと波瀾りコトの本当の原因を語る二段構えの構造が巧みな上に、二組の親子ネタも練り込まれていて150分の長さを感じさせないのが見事。
なお、気に入ったので翌日にリピート。

降臨Fight

降臨Fight

ACTOR’S TRASH ASSH

吉祥寺シアター(東京都)

2011/04/06 (水) ~ 2011/04/12 (火)公演終了

満足度★★★★

新感覚アクション
荒俣宏や山田風太郎のテイストに「逆VR」的な要素を加えた新感覚アクション。「(自分の)命よりも大切なものがある。それを守るのが誇りだ」「リセットすることなどできない本当の痛みを知れ」などの台詞にツボを突かれる。

汗はまだかける

汗はまだかける

ボビボビ。

ウッディシアター中目黒(東京都)

2011/02/23 (水) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ロートル応援歌
基本はコメディタッチのロートル応援歌、主人公たちの20年来の友人関係がなかなか良い感じで羨ましく、そのうちの1人が挑戦した東京マラソンに完走できなかった理由が「応援客たちが多数いるので声など聞こえないと思っていた浅草で妻の声を聞き取って急にピッチをあげたから」なんてところでホロリとさせるのも上手い。

時間創造部

時間創造部

ワーサルシアター

ワーサルシアター(東京都)

2011/03/09 (水) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

模擬社内プレゼン
模擬裁判ならぬ「模擬社内プレゼン」。
それだけで90分もの間をもたせることができるかと訝っているとキャラ合戦・ネタ合戦となり十分に楽しい。

群れ

群れ

東京のくも

APOCシアター(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

見せ方のカッコ良さ
どちらかと言えば苦手なスタイルだが、オープニングのダンスはワクワクものだったし、それをバックにしての主宰の前説や、終わってからのブラインド越しの礼など、「見せ方のカッコ良さ」を随所に見ることができてそちらの面で満足。

15 Minutes Made TOUR

15 Minutes Made TOUR

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

五輪マークの如し
今までもそれぞれ傾向の異なる団体を組み合わせていたが、今回は特に色がクッキリと分かれ、それでいて見事なまでに調和しているさまは五輪マークの如し。
個別ではミジンコターボの「手口」、劇団競泳水着とMrs.Fictionsの「安定感」が特に印象的。

8人の女

8人の女

トレモロ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

さすがトマ作品
ロベール・トマ作品だけに隙がないと言おうか緊張感が持続すると言おうかストーリーテリングが巧みで目が離せない。また、ラストの展開も鮮やか。
(…とか言って、遭遇したこり友さんの解釈に大きく膝を打ったのだが)

八犬伝

八犬伝

劇団S.W.A.T!

SPACE107(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/12 (火)公演終了

満足度★★★

ゴダイ外伝!?
前回公演『大忠臣蔵』と差別化し、大学の文芸サークル「赤に白をまぜたら」の熱狂的八犬伝ファンなメンバーに八犬士が降臨する設定にしたのが上手い。
さらに学生劇団「かわいた足の爪」も絡ませて「あのキャラ」も登場させるとは。今後も「ゴダイ外伝」は続く…か?

同じ場所なのに、静かな時間。

同じ場所なのに、静かな時間。

Oi-SCALE

明石スタジオ(東京都)

2011/04/06 (水) ~ 2011/04/11 (月)公演終了

満足度★★★

林灰二ワールド全開
お得意の時間軸をシャッフルして場を並べる手口に加え、冒頭やラストなどに前々回公演『KOKORO=』中の「アスファルト」で試みたリーディングも取り入れて、林灰二ワールド全開。
ただ、冒頭で宣言された「夢の中」という設定が今一つ作用していなかった気がしないでもない。

パラリンピックレコード

パラリンピックレコード

北京蝶々

シアタートラム(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

作・演出&出演者により極彩色
大塩脚本・中屋敷演出の幸福な結婚。両者それぞれの色を背景に様々な色の役者たちが彩りを加えるさまは総天然色…と言うよりは極彩色?
また、中心となる2人がランナーなので、レース場面の表現にランニングシアターダッシュを懐かしく思い出す。

Saigoノbansan

Saigoノbansan

劇団TEAM-ODAC

青山円形劇場(東京都)

2011/04/05 (火) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

随所に家族愛
地球滅亡の日が迫った時にどう生きるかを問う人間ドラマ。
全体的にはどこか既視感があるが、随所に家族愛がちりばめられているのが好み。
また、終盤のアクションはキレがあり鮮やかだし客演のさくら嬢は美しく、そういった面でも満足。

毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

味わい堂々

OFF OFFシアター(東京都)

2011/04/05 (火) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

名嘉脚本と岸野演出両者の血筋を受け継いだ嫡子的な
名嘉脚本と岸野演出それぞれの味が如実に出て両者の血筋を受け継いだ嫡子のような感覚。
が、人間関係の隙間に楔を打ち込んで拡げる(笑)ハナシ、ただでさえビターな味が前夜のマコンドーとは真逆なのでエキストラビターに感じられる。
また、装置がなかなかイイ感じ。

東京の空に

東京の空に

オーストラ・マコンドー

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/04/02 (土) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストは優しく心地よい
都会で一人暮らしをする3人の女性に焦点を当てた物語。それぞれを個別に見せておいて「同じ夜」でクロスさせ、最後に「春」を迎える構造が上手く、ラストは優しく心地よい。
また、神戸アキコ嬢の「飛び道具」ぶり(アフターイベント「アキコの部屋」含む)が愉快。

あ、ストレンジャー

あ、ストレンジャー

マームとジプシー

SNAC(東京都)

2011/04/01 (金) ~ 2011/04/04 (月)公演終了

満足度★★★★

独特の作劇を満喫
同じ場面をリプライズする得意の手法を駆使して描くカミュの「異邦人」をベースにしたストーリー。
舞台の床に幾何学模様のように貼ったテープなどで舞台となる町を、電球によって時間毎の太陽を、それぞれ表現する美術も良く、独特の作劇を満喫。

我儘な死体

我儘な死体

夢幻堂

タイニイアリス(東京都)

2011/04/01 (金) ~ 2011/04/03 (日)公演終了

満足度★★★

意図は汲むが居心地の悪さアリ
ビデオ版『呪怨』のようにあれこれ投げかけたままで終わる意図は汲むが、ラストでそうであると察するまでは少なからず「居心地の悪さ」アリ。
それは(四谷怪談の伊右衛門とも通ずる?)良心の呵責に起因する主人公の恐怖と「招かれざる客」たちによる笑いのコントラストが強過ぎるためかと思われ。
また、「その後」を暗示するエピローグが欲しかった気もする。

このページのQRコードです。

拡大