
銀河鉄道の夜
東京演劇アンサンブル
ブレヒトの芝居小屋(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
賢治ととし
宮沢 賢治は、最も好きな詩人の一人だ。童話も傑作が多くあるが、中でも「銀河鉄道の夜」のカンパネルラとジョバンニ、二人の少年の死と生にまつわる哀切をこれほど痛烈に、透明なまでに鮮烈に描き得た原因は、「永訣の朝」を見てもわかるように、妹、としの死と無関係ではあるまい。賢治のとしへの同化と異化が、この作品の成立に大きく関わっていようが、ブレヒトの名を冠して、はたしてどのように料理するか、見ものである。

『タンバリン・スナイパー』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
ワーサルシアター(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
期待度♪♪♪
ハンダラの観たい公演1
演劇の成功は無論、作る側と見る側の想像力に依拠している。近代劇以降、殊に作品がドラマツルギーを成立させることも難しくなってきている。それでも、シェイクスピアやモリエール、否、イプセン以前なら、未だ、世界観は、古典的でありえたし、その範囲でドラマを紡ぐことも可能であった。しかし、「人形の家」以降、それは、我々の意識そのものの変容とともに既に現代的ではありえない。そのような状況下、演じられる作品の主題そのものが、変容してきたのは、必然でもあろう。劇団発表のアウトラインを読み、このような状況を意図的に意識できる作家が書いていると判断した。観たい理由である。初日に観たいのは、劇団の総合力や役者のレベルが明らかになりやすいからである。