ちゃたらーが投票した舞台芸術アワード！

『熱狂』が私にとって初劇団チョコレートケーキでしたので、感動が大きかったです。若きヒトラーと彼を取り巻く男達の熱に圧倒されました。

『熱狂』とどっちが1位が悩みました。とにかく、ふるえが来るような素晴らしい舞台でした。

現代に通じる問題をフィクションの中に鋭く切り取った骨太作品。
役者さん達も達者すぎて、息をのんで見ていました。

バブル村松さんの作品は、物語と笑いのバランスがよく、風呂敷を広げたら必ず回収してくれる。安定した面白さだと思う。

シュッとしたスーツを着た男達の「経済学入門」が個人的に好みでした。詩森さんってかなり頭のいい人だなと思いました。

山本タカさんのスタイリッシュな演出がボスさんの作品に合っていた。
劇団鋼鉄村松をもうワンランク格上げしてくれた気がします。

ゴムボートの上だけで芝居が進むのに、飽きさせない。役者魂も見せてもらった。

笑って、笑って、泣いて、笑って。年の瀬にふさわしい、良い芝居でした。劇団のサービス精神があふれていて、好きです。

やっぱりチョコレートケーキはすごいと思った作品。ただし、私が極左について行けなかったので、順位がやや下。でも、すごい芝居でした。

こりっちで投票する作品ではない気もするけど、今年わざわざ（チケット取るのに相当苦労して）2回見た作品だからはずせない。でも、小劇場と比べるのは何なので10位にしておきます。