<あらすじ>
義憤により、悪い大臣を斬った将軍「焦賛(しょうざん)」は流刑の身となり、流刑地までの道中で、大臣の親族に命を狙われてしまいます。「焦賛」の危機を知り、追いかけてきた将軍「任堂恵(じんどうけい)」と彼をかくまう宿屋の主人「劉利華(りゅうりか)」が、お互いを敵と勘違いして、暗闇で立ち回ります。
<みどころ>
来日・在日を問わず、多くの京劇団によって日本で上演され、京劇通の方にはおなじみの演目ですが、いつもは孫悟空を演じる『馬征宏』の強い希望により、今回上演の運びとなりました。 京劇の基本四役が勢ぞろいし、アクロバットも満載、初心者にも、とても親しみやすい演目です。
「暗闇でお互いが見えない」という設定による、コミカルな演技と、素早くアクロバティックな立ち回りが見どころとなります。