眠れない夜なんてない 公演情報 眠れない夜なんてない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    浅見光彦シリーズのドラマを観ているときのように、戦後何十年だからあの人は何歳くらいのはずなんだなとか考えながら観ていました。

    ネタバレBOX

    天皇陛下が吐血して日本全国が自粛ムードの昭和63年の、マレーシアにある日本人シニア向け介護付きマンションにおける住人たちの話。

    当時と比べると、日本人一人ひとりの経済力が落ちていて、今では考えられないように思います。

    シベリア抑留された人は分かりますが、兄がマレーシアで戦死した弟が、日本国に捨てられたという感覚を持っていたのには少し驚きました。
  • 満足度★★★★★

    戦争の禍根を表現。祖国の為に頑張ってきたのに、祖国はいったい何をしてくれたのか…。今の日本も同様。借金大国日本。日本の子供たちの将来は暗い。今の官僚や政治家を見れば、自分さえ良ければいいと言った人ばかり。こんな日本に誰がした…。日本から脱出したい。苦悩を共感できる作品です。

  • 満足度★★★★

    2st観劇

    私の両親より少し年配の方々が、苦労の末に辿り着いた、マレーシアのリゾート地。
    移住の理由、戦争の傷痕、心の声が、台詞の間、行間からにじみ出てくる。

    観劇後に余韻広がる良い公演。観られて良かった。
    戦争をくぐり抜けてきた父母、祖父母に感謝と敬意。
    ありがとう、そして頑張ります

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2021/01/30 (土) 13:00

    2008年初演を書き換えての再演だが、初演は観てない。面白い。
     マレーシアの日本人定住リゾートを舞台に、日本にこだわる人・日本に帰らないと決めてる人などの葛藤を描く。時期を昭和の終わりに設定し、天皇崩御直前の「自粛」を新たに書き加えたとのことだが、今の時期にはフィットしているように思う。丁寧な会話劇だが、どのように終わらせるのかと思っていたら、終盤の山内健司・猪股俊明等の存在感が締めた。

  • 満足度★★★★

    たまたま時を昭和天皇崩御後に設定し直して改稿中、コロナとなり「自粛」というキーワードが重なったとの事。だが当初の設定のまま「これはあの頃書かれた戯曲」として上演するのも有りだった気がする。時代設定変更が徹底できてないのか、どことは指定できないがどこか部分的にそぐわなさがあった。(そのため時代設定そのものの意味があまり感じられない。)
    1989年が日本での(まあ海外でもだが)エポックメイキングな年だったとしても、風景がピタッと来ないのは作家の「この時代を描きたい」という欲求・執念が足らないのでは、と思ったり。
    本国を離れたマレーシアの日本人向け別荘では、天皇云々の話題がどの程度「身につまされる」ものだろうか。「本土事情などどこ吹く風」が標準である方が、戦後日本人的であるし、「どこ吹く風」であるならもっとそちらに振り切って帰属国への無責任ぶりを暴走させた方が日本人(論)的ではなかろうか・・と思う所も。。

    先進国と発展途上国という当時の国同士の関係が「ソウル市民」に重なるようにも思うが、平田氏がありきたりを嫌うのか、成金根性を具現したような人物はいなかった。
    だが代わりにナイーブでむしろ今の日本人の(慎ましさというより卑下した)物腰に傾いている感があったのは「今の日本人」が演じているからか、それとも私が今の気分を投影したものか。

    そんな具合で、平田氏の宣言通り「伝えたいもの」は何も感じなかったが、「表現したいもの」は理解でき(人物の人物らしさ、滑稽さ、引いては人間の滑稽さ)、楽しめた。
    アフタートークでは平田氏が質問に答えて「歌を入れるのは(それが無いと)終われないから」「そろそろかな、という感じで入れる」という身もふたもない回答。
    へえ・・・「終われない」と感じる感覚はあるんだ、と言質を取った気分。
    「劇的」なんぞ要らぬとうそぶく平田氏もまんざら冷酷な心の持ち主でもなく、実は最後くらいは幾許かでも「劇的」にしたいと願う好々爺であったのだなあ(はっきり皮肉を言ってるがまあご愛敬)。
    いや、「歌で劇的を演出したい訳ではなく、台詞を止める機能を活用しているだけ」と天界にあると言う演劇法廷できっと平田氏は弁解してみせるだろうがもう逃さんぞ(まあご愛敬)。

  • 満足度★★★★

    転換なし、音楽なし、セミパブリックスペースで様々な人々がすれ違いながら、その世界が見えてくる。平田オリザのスタイルが貫かれている。音楽については、舞台設定の時代(1988年の昭和天皇のご病気時代)に流行った歌のカセットと、初老の男たちが歌う懐かしの軍歌(!)、「ハイマオの歌」はある。

    考えてみれば、平田氏は海外の日本人を書くのが好きだ。「ソウル市民」からそうだったし、新・旧「冒険王」はイスタンブールのバックパッカー宿にたむろする日韓の若者たちだった。「その森の奥」はマダガスカルの研究所。これらは、日本人以外も出てきて、いわば国際性があるが、今回は外国なのに、日本人だけの「老後マンション」で、日本論がいっそう前面に感じられる。
    「日本がどこまでも追いかけてくる」とか「帰りたくない」とか、嫌うことも含めて、「日本」をつねに意識している人たち。

    2008年初演時の設定を大きく変え、1988年の天皇重態の「自粛」に時代を置き、今のコロナの感染予防の自粛・制限と重ねている。これは見事な設定である。

    ネタバレBOX

    40代から60代の登場人物が、しっかり戦争体験者であるというのも、今から見ると「そんな時代があったんだなあ」という感慨を覚えた。80年代は私が20代だったわけだが、その時代、今の私くらいの年齢の男女はみな戦争体験者だったんだなあという感慨である。

    時代をずらしたせいか、登場人物が、女子高校生時代にチューインバムをパシリで買わされていたというのは、1955年くらいのことになるけど、そんなこと、この時代にあったのだろうか。「ひきこもり」という言葉も出てくるが、この言葉が言われ始めるのは、90年代以降である。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2021/01/25 (月) 19:00

    120分。休憩なし。

  • 満足度★★★

    ◼️120分弱◼️
    これもなんだか茫洋としていて。。

  • 満足度★★★★

    ネタバレ

    ネタバレBOX

    青年団『眠れない夜なんてない』を観劇。

    昭和天皇が生死を彷徨っている最中、遠い南のマレーシアでは老後の余生を過ごしている日本人達がいる。そこは日本人村と言われ、残りの人生を全うするようだ。
    南の島独特の空気が流れていて、時が止まっているようである…。

    1980年代に「老後を海外でロングステイ」というライフスタイルが流行り始めた頃の物語だ。戦争経験者世代が余生を楽に暮らすというのが主な理由だが、そこには何かがあるようだが、物語として決して語らない。たわいもない会話の節々で登場人物の心情を読み取るしかないのが平田オリザの世界観だ。
    だが今作は実に分かりやすい終わり方になっているので、平田オリザを罵倒した八王子の住職にも勧められる。

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