青春五月党 復活公演vol.1
青春五月党 復活公演vol.1
実演鑑賞
La MaMa ODAKA(福島県)
2018/09/14 (金) ~ 2018/09/17 (月) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://yu-miri.com/?p=224
期間 | 2018/09/14 (金) ~ 2018/09/17 (月) |
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劇場 | La MaMa ODAKA |
出演 | 福島県立ふたば未来学園高等学校演劇部 |
脚本 | 柳美里 |
演出 | 柳美里 |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 3,000円 【発売日】 全席自由 ・一般 3,000円 ・高校生以下 1,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 会場:La MaMa ODAKA 昼公演 14:00(午後2時)開場/14:30(午後2時30分)開演 夜公演 17:30(午後5時30分)開場/18:00(午後6時)開演 9月14日(金) 夜公演のみ 9月15日(土) 昼・夜2公演 9月16日(日) 昼・夜2公演 9月17日(月) 夜公演のみ |
説明 | わたしは18歳で、青春五月党を旗揚げした。 旗揚げしたと言っても、わたしは独りで、はじめて書いた戯曲「水の中の友へ」だけを握りしめて途方に暮れていた――。 16歳の時に高校を退学処分になり、家出したくて「東京キッドブラザース」というミュージカル劇団に入ったが、2作だけ舞台に立って自分は俳優には向いていないということがわかり、退団したのが18歳の時だったのだ。 高校、劇団、二つのことをやめたわたしは、挫折感に打ちのめされ、絶望の淵に立っていた。 十代半ばから太宰治の小説を繰り返し読んでいた。神田の古書店に行っては、評伝を探して買い求めていた。檀一雄の『小説太宰治』に、都新聞(現在の東京新聞)の入社試験に落ちた若かりし頃の太宰治を励ます会を友人たちが開き、五月だったことから誰かがふざけて「我ら青春五月党」と言った、というエピソードが書いてあった。 青春五月党、に決めた。 しかし、仲間がいなかった。 「水の中の友へ」は自画像を描く少年が主人公だったので、芸大の校門に立って、良さげな学生を見つけては、「青春五月党という劇団を主宰している者なんですが、旗揚げ公演に出ませんか?」とスカウトしたり、BARに呑みに行ってはバーテンに声をかけ、病院に行っては看護師に声をかけた。 俳優に出演してもらいたい、とは思わなかった。 俳優ではない職業の人の肉体を舞台上で見てみたい、と思った。 出演者を集めるのに1年かかった。 旗揚げ公演を行ったのは、19歳の時だ。 10作目の『Green Bench』から23年が過ぎた。 四半世紀も演劇から離れるつもりはなかった。 1、2年小説を書いたら、また戯曲を書いて上演しようと思っていたが、次から次へと休みなく書き続け、気づいたら小説を書くことを仕事にしていた。 いま、わたしは、福島県南相馬市小高区で本屋「フルハウス」を営んでいる。 人生は不思議だ。 どこで、どうなるか、全くわからない。 思いがけない縁が繋がると、何か意味があるのだろう、とわたしはとりあえず自分の力を抜く。何も考えず、引き寄せられる力に自分を委ねることにしている。 そしてまた、縁の糸の端を握りしめていたら、ふたば未来学園の演劇部と繋がった。 わたしは、50歳。 校長先生と同じ歳になっていることに驚いた。 浦島太郎の気持ちがよくわかる。 何もかも違っていて、19歳の時以上に途方に暮れているけれど、でも、わたしには、まだ時間がある。 ふたば未来学園高校演劇部の部員たちもいる。 青春五月党、復活します。 |
その他注意事項 | |
スタッフ |
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青春五月党『静物画』。舞台という虚構に立つ彼らの現実のふるさとをロッコクに沿って走ってきたばかりでクラクラ。その地名、思い出がうつつの中で声に言葉にされるリアル。集団でいながらも決して交わらない絶対的な孤独が屹立する。彼は「選ばれた」ままだったのか?最後「選んだ」のか?
約6年前
青春五月党『静物画』を反芻しつつ、フルハウスで購入した『春の消息』を読了。教室の窓枠の向こう側の世界を思う。向こう側の木と同じような乾いた木が、教室の上に、教室側の世界に入り込むかのように設置されていた。『春の消息』に影響受けまく… https://t.co/uy280azqI9
約6年前
青春五月党『静物画』、たしかにぐっとくるのは高校生たちの震災がらみの語りだったりさるのだが、虚構が現実をしっかりと受け止めていて、ああ、演劇とはいいものだと改めて思わせてくれる作品になっていた。高校生たちは大変だったろう。おつかれさまでした。
約6年前
青春五月党 静物画 Aチーム(女子) とBチーム(男子) 同じ脚本なのに全く異なる作品 これで終わりなのがもったいない でもこの場所、このメンバーだからこそに意味がある素晴らしい舞台 時おり、隣の方とぶつかって、現実に戻さ… https://t.co/6emxDt8EaZ
約6年前
青春五月党『静物画』を観た。高校生たちが生身の言葉で震災を語るところは、酷なことをさせるなと思ったけれど、多分みんな語る時をずっと待っていたのだろうなと思った。あゆむ役の男子が思い出の話の時「大熊の家に置いてきちゃって今はないんですけど」と早口で言った一言がするどく突き刺さった。
約6年前
柳美里「静物画」を読み進めていると、小劇場「LaMaMa ODAKA」での「青春五月党」復活公演を取り上げた記事を思い出し、登場人物「夏子」が自然と「さつき」の姿と重なって行った。残念ながら実際の舞台は観ていない。実際はどうだったろう。そしてこの作品をどのように演じ切ったのだろう
約6年前
改めて、青春五月党「静物画」上演に携わったみなさまお疲れ様でした。素晴らしい舞台を本当にありがとうございます。 本日のマチネを観させていただいた感想をなんとか纏めてみた。ネタバレあるので上演を観る予定のあるかたはご注意ください。 https://t.co/quYhYIqzl1
約6年前
手どころか身体が震えて上手く感想が打てない。後で纏める努力はする。ある意味で本当に凄い舞台だった。遠路観に来てよかった。 青春五月党「静物画」
約6年前
9/15 青春五月党『静物画』。チームBとAの両方を観劇。特にチームAが素晴らしかった。お互いの声や気配を全身で受け止め、それを自分の身体や感情を通過させて、また舞台に送り出す。そんなことが物凄く自然に行われ、演技していないかのよ… https://t.co/gFdyThvK6o
約6年前
実家にいてちょうどタイミングがあったので、青春五月党「静物画」をみてきた。俳優みんなとても素敵だった。いまこの瞬間にそんな笑顔みせてくれるなんて最高かよ最高だよ!って何度もおもった。小高までの道のり込みで観にいけてよかった。
約6年前
9/15 常磐線、代行バスを乗り継いで小高へ。青春五月党『静物画』の開演まで時間があるから、小高神社を参拝。双葉食堂さんで中華そばをいただく。 https://t.co/lvH0iWQtgv
約6年前
明日から、青春五月党「静物画」の公式パンフレットをフルハウス店頭にて販売致します。 定価は1000円、全て作・演出の柳美里のサイン入りです! 公演当日も受付にて発売致します。 「静物画」のチケットはコチラ→… https://t.co/2DYaRGrt1J
約6年前
柳美里、静物画やるのか
約6年前
今日は浪江町から相馬に入り、NPO法人野馬土のお仕事を拝見し、 その後、柳美里さんの青春五月党『静物画』の稽古を拝見。 人も、景色も、演劇も、昆虫や動物も、今日は、知らないものをたくさん見たと思う。
約6年前
青春五月党「静物画」稽古、大詰めに入っています。 日にちによっては、残席わずかな公演も出ていますので、ご検討の方はお早めにどうぞ。 https://t.co/bAM1Wtp69v (当日券も若干販売予定です) https://t.co/ECoSmAfN9W
約6年前
旗揚げしたと言っても、わたしは独りで、はじめて書いた戯曲「水の中の友へ」だけを握りしめて途方に暮れていた――。
16歳の時に高校を退学処分になり、家出したくて「東京キッドブラザース」というミュージカル劇団に入ったが、2作だけ舞台に立って自分は俳優...
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