公演情報
「さらばコスモス」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
鑑賞日2018/09/15 (土)
凄い!興奮冷めやらぬ世界初演でした。何てジャンルと語れば良いのか分からぬ時空を超えた世界の融合ぶり。ミステリーの様であり、観念世界の様であり、社会を憂う様でもあり、様々に意味深な妄想と現実。こふく劇場でのトークから後引いたのも嬉しいオマケ。
役者の身体表現も異国文化の趣きで新鮮、放つ圧力と目力にもドキドキだ。音楽、照明、衣裳、小道具…演出効果の構成要素全てに隅々まで凝っていて、良い意味で古さと新しさ、和と洋のハイブリッド感も。初の長編新作なのに2018年上演台本と謳う辺り、ツアーの先も見据えてるよ これは。
満足度★★★★★
■約75分■
“外からの影響を一切受けず、演劇という表現形態を独自に作り上げ独自に進化させた?”と疑いたくなってしまう、片山さつきが「離れ小島」と呼んで批判された某地の劇団によるガラパゴス的劇作品(とあえて書かせていただきます)。
そう言いたくなるくらい、これまでに日本で観てきたどの演劇にも似ていない。
劇効果を高めるために大ボリュームで音楽を流し、絶叫調のセリフが飛び交い、人間心理の機微、人間関係の綾などといったしゃら臭いものは一切描かれず、音楽に頼ることなくボソボソとした自然な会話のみによって人間関係の機微を浮かび上がらせるシアターカンパニー・青年団とは真逆の作風。
これもあえて青年団の逆をやったわけではなく、やりたいことをやりたいようにやったらたまたまそうなっただけなのに違いない。
劇にはある母娘(おやこ)が出てくるのだが、母は継母が夫の連れ子をいじめるような激しさで実の娘を罵り倒すばかりで、そこには“愛憎相半ばする”といった親子ならではの微妙な心理は微塵もなし。
なぜなら作者が描きたいのは世界開闢にまつわる大きな大きな物語であって、大きな大きなこの世界の構成単位に過ぎない一人一人の人間がどんな思いで日々生きていようが知ったこっちゃないのである。
しかし、小を捨てて大を取った劇世界はたいそう魅力的。マクロな想像力が紡ぎ出すでっかいでっかい作品世界に圧倒された。
満足度★★★★
四国と言えば神奈川かもめ短編演劇祭にてそのユニークな才能に触れた記憶が蘇るが、本坊由華子の名もその時耳にした気がする。芝居のほうは中々の実力をみせた。
満足度★★★★
想像芸術としての人間に 一層研ぎ澄ました斧を振り下ろす感覚、か。 『いったいでーす!』に痛みを感じぬ即物性 と 『そうそう』や『もしやもしや』にネタネタ笑う俗物性・・・ 現実とシンワする重奏構造に絡め撮られてしまうマジカル・パフォーマンス。