演劇

遊園地再生事業団+こまばアゴラ劇場

子どもたちは未来のように笑う

実演鑑賞

遊園地再生事業団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/09/03 (土) ~ 2016/09/25 (日) 公演終了

休演日:9/8(木)、9/14(水)、9/20(火)

上演時間:

公式サイト: http://www.komaba-agora.com/play/4334

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
いま子どもを産むということの幸福を考えている。
というのも、ごく最近、友人の何人かに子どもができたのを立て続けに知ったからだ。この作品は深刻な話ではない。べつに少し先の未来について悲観などしていないし、いま誕生する子どもがもたらしてくれる瑞々しい力を信じている。たしかにいやな時代だ。少し先の...

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公演詳細

期間 2016/09/03 (土) ~ 2016/09/25 (日)
劇場 こまばアゴラ劇場
出演 上村聡、松田弘子、長野海、鄭亜美、黒木絵美花、藤松祥子、大村わたる、小寺悠介、大場みなみ
脚本 宮沢章夫
演出 宮沢章夫
料金(1枚あたり) 2,500円 ~ 4,000円
【発売日】2016/07/03
<整理番号付自由席>
前売・予約・当日ともに
一般=4,000円
学生=2,500円
公式/劇場サイト

http://www.komaba-agora.com/play/4334

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 9/3(土)19:00★
9/4(日)14:00 19:00
9/5(月)19:30
9/6(火)19:30
9/7(水)15:00 19:30★
9/8(木)休演日
9/9(金)19:30
9/10(土)14:00★ 19:00
9/11(日)14:00
9/12(月)19:30
9/13(火)19:00★
9/14(水)休演日
9/15(木)19:30
9/16(金)19:30
9/17(土)14:00
9/18(日)14:00 19:00
9/19(月)14:00
9/20(火)休演日
9/21(水)19:30
9/22(木)14:00 19:00
9/23(金)19:30
9/24(土)14:00 19:00
9/25(日)14:00

★の回、終演後に宮沢章夫とゲストによるアフタートークを開催いたします。

【追加決定!】
[9月7日(水)19:30の回]にアフタートークの追加が決定いたしました。
ゲストに、批評家の佐々木敦氏をお招きいたします。

3日(土)19:00 柴 幸男(劇作家・演出家・ままごと主宰)
7日(水)19:30 佐々木敦(批評家・HEADZ主宰・ゲンロン批評再生塾主任講師)
10日(土)14:00 平田オリザ(劇作家・演出家・青年団主宰)
13日(火)19:30 松井 周(劇作家・演出家・俳優・サンプル主宰)
説明 いま子どもを産むということの幸福を考えている。
というのも、ごく最近、友人の何人かに子どもができたのを立て続けに知ったからだ。この作品は深刻な話ではない。べつに少し先の未来について悲観などしていないし、いま誕生する子どもがもたらしてくれる瑞々しい力を信じている。たしかにいやな時代だ。少し先の未来はぼんやりとしてよく見えない。けれど、「誕生」が持つ力、エネルギーのようなものがあるのを感じる。だからこそ、あらためて、いま子どもを産むとはなにか考えようと思った。
それは新しいテーマではけっしてない。文学をはじめ、演劇でも映画でも、「妊娠」がこれまでどれだけ語られてきたか。しかも、つまらない方法であつかわれ、都合よく「妊娠」は劇性を高める役割を負わされてきた。
だとしたらなにがあるか。
演劇として、身体表現として、それをどう語ったらいいか。三月に「ワークインプログレス」として、製作過程を上演した。たくさんの方に観ていただき感謝したが、「子どもを産むこと」について、多くの人が強く意識していることをあらためて知った。ワークインプログレスの段階で、こんなに反響があるとは思ってもみなかった。さまざまな意見をもらった。もちろん否定もある。評価してくれる言葉もあったし、あるいはまったく個人的な、自身と子どもを産むこと/産んだことの関係を語ってくれた方もいた。
わたしは安易に、「ワークインプログレス」のラスト、障害を持って生まれてくる子どものことを、繰り返すが、安易な劇性としてあつかっていなかったか。それはたとえば、ジル・ドゥルーズが語った「死者を食いものにするな」という意味の言葉に反していないだろうか。安っぽいドラマに堕していないか。そのことに悩んでいるとき、舞台は観なかったが、人からラストシーンについて教えられたとメールをくれた古くからの知人がいた。彼女はまさに、ごく最近、障害を持った子どもを産んだという内容だった。話をしたいとメールにあった。
演劇を通じて、障害を持った子どもを産んだ彼女に語りたいと思った。「死者を食いもの」にするようなことはしたくない。いま、なにがわたしに語れるだろう。あらためて考えよう。作品を通じて考えよう。それが、彼女への正しいレスポンスになるかわからないにしても。(宮沢章夫)

その他注意事項 *未就学児はご入場いただけません。
スタッフ 音楽:杉本佳一
舞台美術:濱崎賢二
照明:富山貴之
音響:泉田雄太
衣裳:正金 彩
舞台監督:中西隆雄
宣伝美術:相馬 称
絵:はっとりさちえ
演出助手:山本健介
制作:赤刎千久子 有上麻衣

企画制作:遊園地再生事業団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

[情報提供] 2016/08/09 20:49 by CoRich案内人

[最終更新] 2016/09/25 00:30 by 赤刎千久子

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