達者な女優さんばかり。斉藤由貴さんのダメ母ぶりが良い。ごく身近な家族のドラマと並行して海を越える心の旅ができた。同じ蓬莱竜太&栗山民也タッグ作の「まほろば」と共通する感覚も。
満足度★★★
時節柄客席がガラガラで残念
この作品を見ながら多くの人は自分と母の関係をつい重ね合わせてしまうのではないだろうか。或いは、4人の娘の誰か、或いは母と自分を重ねるかもしれない。
それぞれのキャラクターがはっきりしていて誰かに自分を乗せやすい。
姉妹たちの関係、母との関係を実際の旅で見せていくのも面白いと感じた。
出演者は好きな役者さんばかりで楽しめた。
残念ながら斉藤由貴は少し弱い(若い)と感じた。
満足度★★★★
三姉妹のロードムービー的舞台。。
母の記憶からなかなか離れられない三姉妹のロードムービー的舞台。。って感じですかね。
当て書き?なのかなと思うくらい、三姉妹の個性を過去の出来事や使うツール等で分かりやすく上手く描いてて、ノスタルジックでもあり、意外な展開もあり、話にすっと入って行けて面白かったです。
やはり母親ものの話には弱いし、そういうひとの少し弱いところを上手くついてくるなぁと思ったりも。。
パルコ・プロデュースで活躍してた三姉妹が思いのほか良くて楽しめました。(志田未来さんは少し声を張りすぎて聞き取りにくいなぁ・・と思うところもあったけど、意図的なんだろうな。。)
満足度★★★
追憶
母と常に対立してきた長女、同庁もした二女、あなたは違うと酔った母に言われ続けた三女。回想シーンの母のやさぐれかんがよい。三姉妹の設定もしっかりしていた。前を見て歩んでいきましょう。
満足度★★★★★
4女優の競演が素晴らしい。
現PARCO劇場最後の新作公演ということで、とっても感慨深いです。
母と三人の娘、家族の確執の物語。
長崎の実家、母親の思い出を追ってイスタンブールを旅する三姉妹。
自由奔放な母親役を斉藤由貴さんが熱演、情が深くてあけすけで、
なかなかいい演技だったと思います。
由貴ちゃんもこういう役をやるようになったかと、こちらも感慨深いです。
田畑さんの長女、明るく活発な次女の鈴木杏さん、三女役の志田未来さん、
母親と三人の娘、4人の女優さんたちの組み合わせも面白かった。
特に志田未来さんの感情が爆発するシーンでは、”強い想い”が伝わりました。
満足度★★★★★
観てきた!
現パルコ劇場ラスト公演。周りの評判が頗る良かったので観に行ってみました。
上演時間は途中15分の休憩を挟んで2時間20分。
長崎で生まれ育った三姉妹(と母親)のお話なので掛け合いは基本長崎弁です。
ちょいちょい出てくる「なん?」がツボでした。
酒、タバコ、麻雀、男。自由奔放で傍若無人な母親。
そんな母と三姉妹のちょっと変わった関係が静謐な空気の中でしっかりと描かれていました。
お互い憎しみや反発ばかりなのだけど、最後に母親の愛情と子の愛されたいという想いが垣間見える救いのある結末だったと思います。
シリアス一辺倒ではなく、コミカルで笑える場面も多かったです。
満足度★★★★★
鑑賞日2016/07/18 (月)
7月18日海の日。うだるような暑さの中、渋谷駅前では都知事候補の鳥越氏と応援の森進一氏の登場で大混雑。渋谷パルコも閉店セールの真っ只中で大混雑。自分は渋谷ではないがパルコ常連なので、この時期、冷房の効いた店内で新作レザージャケットを試着するのが恒例。余談はそのくらいにして、実は数日前、ぴあを検索していたら座席選択で2列目が1枚残っていたので観に行く事に。斉藤由貴、田畑智子、鈴木杏、志田未来と実力派女優4名が揃ったパルコクライマックスステージ。泣けるほど感動的なストーリーでは無かったけれど、三女の志田未来を軸として展開して行く流れは時間が過ぎるのを忘れさせる素晴らしい内容でした。31日までなので、もう1回観に行きたいなと思ったりしてます。
満足度★★★★
現在のパルコ劇場では最後の観劇。
仕事終わりで観劇のため、移動には電車を利用しているが、観劇当日は電車の運転見合わせにより遅刻するハメに。
そのため、冒頭シーンを見逃すが、終わってみれば深イイ話で良い舞台でした。
背景幕や照明使いに蓬莱さんは脚本だけで、演出は別のかたとすぐにわかってしまうw。
舞台は長崎ということもあり、地方都市の一角で生きている、血縁が女だけの母子家庭。ややネグレクト気味な母でも、それなりに育つ三人姉妹、かつて新国立劇場で上演された「渋谷版まほろば」といった趣きにも感じ取れた。
8月には閉館になってしまうパルコ劇場に、退場時場内をぐるっと見渡したが良い劇場だったんだなぁ、と改めて感じた。欲を言えば終演後も劇場内の余韻にもう少し浸ってみたかった。
たくさんの面白い舞台をありがとうございました。