たとえば野に咲く花のように 公演情報 たとえば野に咲く花のように」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    戦争の愚と、庶民のバイタリテ―
    鄭さんの舞台は、ずいぶん久しぶりに拝見しました。

    馬木也さん観たさに行きましたが、昔は、苦手だった、ともさかさんと、小飯塚さんが、いつの間にか、素晴らしい演技力を備えた女優さんになられていて、ビックリ!

    康雄の婚約者あかねのキャラクターにどうも納得が行かない部分はあったものの、朝鮮戦争当時の、社会事情も、丁寧に描いて、見応えのある舞台でした。

    ネタバレBOX

    終幕の、腹ぼて3人組の明るさに、救われる作品でした。

    池谷さんは、演技は申し分ない役作りなのですが、時折、台詞が流れて、聞き取りにくいのは残念でした。

    康雄にふられたあかねが、いつまで経っても、心を成長させることがなく、康雄に痛い目を見せてという、一点張りなのには、どうにも閉口しました。

    これは、演じ手の問題ではなく、あくまでも、劇作家の、人物造型の不手際のせいだと思います。

    そう言えば、昔も、この作者の、人物造型に、不快な思いを感じたことを思い出しました。
  • 満足度★★★★

    人はそれでも生きていく。
    ダンスホールの女性3人のひたむきさ、全ての苦しみ、つらさに向かい合い、乗り越えていく、生命力と柔軟な強さが素敵でした。
    ともさかりえ、池谷のぶえ、小飯塚貴世江さんが素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    残念なのは、山口馬木也さんの婚約者役の女優さんが苦手だったこと。
    彼女の背景には、この役の女性が生きてきた時間を感じなかったし、台詞に自分の気持をぶつけすぎて、客席まで伝わってこなかった・・・・。
    衣装が素敵過ぎるのもちょっと違うかなといった印象を受けました。
    なんか惜しかったです。
  • 満足度★★★★

    やるせない中にも希望…
    小劇場の舞台をいっぱいに動き回る演出に好感。

このページのQRコードです。

拡大