たとえば野に咲く花のように 公演情報 新国立劇場「たとえば野に咲く花のように」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    戦争の愚と、庶民のバイタリテ―
    鄭さんの舞台は、ずいぶん久しぶりに拝見しました。

    馬木也さん観たさに行きましたが、昔は、苦手だった、ともさかさんと、小飯塚さんが、いつの間にか、素晴らしい演技力を備えた女優さんになられていて、ビックリ!

    康雄の婚約者あかねのキャラクターにどうも納得が行かない部分はあったものの、朝鮮戦争当時の、社会事情も、丁寧に描いて、見応えのある舞台でした。

    ネタバレBOX

    終幕の、腹ぼて3人組の明るさに、救われる作品でした。

    池谷さんは、演技は申し分ない役作りなのですが、時折、台詞が流れて、聞き取りにくいのは残念でした。

    康雄にふられたあかねが、いつまで経っても、心を成長させることがなく、康雄に痛い目を見せてという、一点張りなのには、どうにも閉口しました。

    これは、演じ手の問題ではなく、あくまでも、劇作家の、人物造型の不手際のせいだと思います。

    そう言えば、昔も、この作者の、人物造型に、不快な思いを感じたことを思い出しました。

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    2016/04/25 00:55

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