東海道四谷怪談 公演情報 東海道四谷怪談」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-10件 / 10件中
  • マナー悪し
    中学生(?)が多く、後ろの観客のことを考えずに身を乗り出して観るため舞台が見えない!授業の一環だろうが、マナーが悪かったのひと言。学生なぞは入場禁止にすべきだ。なにしろ引率の先生がマナーを知らないのだから、あきれてものが言えない!

  • 満足度★★★★

    なるほど良かった
    普段は歌舞伎で見てるものであって、今回もキャストの殆どは男性によるものでした。
    でも、お岩さん1人だけ女性が演じることによって、歌舞伎では見えてこないどこか生々しい〝女の怨み〟というものが見えた気がします。
    相変わらずの美しい日本語、新国立劇場の画期的な舞台装置、場面をぐっと引き締める音楽。
    歌舞伎とは違った魅力を持つ四谷怪談でした。

  • 満足度★★★★

    女優さんは秋山さんだけ!
    舞台の闇が心の闇か・・・・。
    乙女の祈りにのせて化粧するお岩さんが、とてもせつない。秋山菜津子さんが素晴らしいです。
    そして、内野聖陽さんの伊右衛門は、どこまでもどうしようもない悪人でした。
    キャスティングがとても面白くて、台詞の言い回し、音楽の使い方など惹き込まれました。

  • 満足度★★

    演出意図が不明
    南北大好き人間として、とても不満だらけの「四谷怪談」でした。

    何もかも、中途半端な印象。

    演出家が、この舞台で何を見せたいのかが、不明でした。

    コクーン歌舞伎の真似したかったのかしら?と、ちょっと思ったり…。

    お岩の悲哀と、伊右衛門の、人間の弱さが、表出されない「四谷怪談」は、私にとっては、フェイクでしかないと感じられました。

    ネタバレBOX

    まず最初に驚いたのが、有薗さん演じるお梅の見せ方でした。

    わざと、男声で、下手な演技を装わせ、登場の時には、笑いが起こりますが、それがずっと続く程、面白いわけでもない。

    この仕掛けは、この舞台で、どういう効果があるのかが、謎でした。

    秋山さんのお岩は、最初から、迫力満点で、怖いし、内野さんの伊右衛門は、あまりにも能天気な雰囲気に終始します。

    南北作品て、現代にも通じる、人間社会の闇を活写しているからこそ、面白いのに、お岩にも、伊右衛門にも、気持ちが引き寄せられない、似非「四谷怪談」には、正直、閉口してしまいました。

    南北の描いた世界を切り捨て、新たな切り口で、斬新な演出をするなら、それはそれで一興ですが、ほぼ内容は、歌舞伎狂言を踏襲しているから、余計意図が読めませんでした。

    戸板返しにしても、仏壇抜けにしても、本家の方が、どんなに迫真的か!
    歌舞伎を中途半端になぞるなら、むしろ、全てが、オリジナルな演出で、森さんが描きたい「四谷怪談」をお披露目して頂きたかった気がします。

    ただ、伊右衛門の母親の描き方は、ちょっと斬新で、面白く拝見しましたが。
  • 満足度★★★★★

    秋山お岩最高!
     シンプルな舞台だけに、役者の演技が映える。中でもお岩が薬を飲むシーンがゾクゾクするほど良かった。内野聖陽の伊右衛門はなぜかさわやかっぽくて極悪人に見えなかった。

  • 黒衣が活躍する舞台作品
     物語構成や音楽面などいろいろあるとは思いますが、スタイリッシュで挑戦的な演出が目立つ、また、後見としてのそして大道具としての黒衣が大いに活躍していた舞台作品という印象を受けました。

    ネタバレBOX

     直助の筋の部分を大胆に削ったことでガタガタになり無理がかかった物語構成を美術衣装、装置、闇と光のコントラストを効かせた照明などを含めた演出のパワーで強引に押し切ったような形になっていたと感じました。

     第一幕で狭い空間に抑え込まれ溜まりに溜まった情念が第二幕で一気に解放されるのですが、その様がさまざまな仕掛けに反映されるかのようにダイナミックで斬新な演出手法に十分現れていたと思いますし、第二幕は第一幕で帰らず堪えて付き合って観てくれた観客に対するサービス精神の表れというかご褒美のような気もします。

     また、悪人としての格こそ違いますが「リチャード三世」のリチャードを思い起こさせるような場面構成や「マクベス」に出てくるバーナムの森を彷彿とさせる迫り来る壁などいろいろ連想をかきたててくれる刺激的な演出でもありました。

     黒衣といえば、現在上演中の「草枕」は、プロジェクションマッピングのような先端のものを取り入れながら同時に黒衣が活躍するようなレトロな手法もあったりと演出のバランス感覚がとても優れていたことを思い出しました。
  • 満足度★★★

    外部出演
    谷山知宏さん目当てに観劇。小仏小平……!わかってたけどわかってたけど、やっぱりツラい……!!とっても励んでらっしゃいました。満足。

    ネタバレBOX

    吸水ぬりかべピクニック、堺正章の年末隠し芸転換、奈落サファリパーク、インディージョーンズ戸板返し、月が綺麗だシルエットムービー、お岩の着物炎上、エヴァ(破)三号機を迎え撃つ伊右衛門様の大立ち回り、麦ふみクーツェ(楽器の音が出なくなっちゃう辺りの)プロジェクションマッピング……と神演出続出で思いのほか楽しかったです!
  • 満足度★★★★


    3時間+トーク。なんて簡素な舞台だろう。鏡に向かう乙女が物悲しい。国立劇場でもコラボで歌舞伎の通しをやってほしいものだ。

  • 満足度★★★

    話の筋は知ってるが
    「つけうち」が聞こえない歌舞伎風翻訳時代劇のような見せ方だった。
    役者さんの性差は違和感なし。奈落の使い方?見せ方が面白かった。
    秋山お岩さんが哀しくて恐い、最後のシーンはかつて一斉を風靡した Jホラーぽい演出ぽいなーと思ってしまったが、日々変化をつける森さんの演出なので、そこらへんはまた手を入れるんだろうな。
    色悪内野さんの殺陣カッコよく、夢場面と雪場面は美しかった。
    簡略化された人物や中途半端な扱いに感じる場面もあったけど、楽しめた。

  • 満足度★★★★

    森新太郎さんの演出
    たんのしかった〜!有名怪談を様式美と戯画化で徹底的な娯楽作に。まず絵として美しい!大空間をわざと小さく使ったり、平面にしたり!最後も笑いが込み上げて仕方なかった〜。「エドワード二世」に続き、森新太郎さんの演出に超楽しませてもらった。白井晃さん演出「テンペスト」と同様、中劇場だからこその迫力を堪能。
    若い演出家にぜひ観てもらいたいな〜。新国立劇場は安い席がありますよ〜。
    花王おさむさん最高!有薗芳記さんも!中央ブロック後方席で観劇。休憩込みで約3時間強。

    ネタバレBOX

    行燈が奈落に落ちちゃう!驚いて「ヒャー!」ってなった(笑)。額縁いっぱいの壁が迫ってくるのもたまらない。

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