満足度★★★★
切ないが優しさを感じる
別れの物語でもあるが、前に進む物語でもあるともいえるかな。見え隠れする想いが切なくて悲しくもあるが、その想い、気持ちに優しさを感じたりもする。面白かった。
満足度★★★★★
熱海公演みてきました
熱海公演はリアルのお寺で演じられるお寺を舞台とした舞台だったので臨場感が段違いでしたし、お彼岸の法要の出し物のひとつという感じだったのでとても"有難い"体験でした。
物語の核心に触れた瞬間、涙腺がゆるむのをありありと感じました。
山本佳希さん演じるムドウはちょっとネジが外れかかったような生真面目な部分もあって怖さを感じつつも、全体としては面白かったです。
奥野亮子さん演じるリンは嫌味のないかわいらしさがあって、言いたいことは言うけれど、いま流行りのツンデレとは違った感じでした。
金谷ヒデユキさん演じるピースは設定された年齢がご本人と同じくらいだったようですし、ギター弾きという役柄なのでご本人をダブらせてみてしまうところはあったかなぁと。音楽ライブではその日のことを歌詞に織り込んで歌ったりもされていますし。
音楽を担当された岩倉さと子さんは開演前に童謡や洋楽のヒット曲などをピアノで演奏されていて、そこですでにちょっと涙腺にきていたりも。劇中やそのあとのライブも生演奏で、笑えるシーンでのピアニカ(いまはメロディオン?)の演奏は噴いてしまわないかハラハラしたり[;´∀`]。
舞台の向かって右手の入り口付近でみていたのは岩倉さんの演奏がよくみえる位置だったということもありました。客席も含めて全体をみたいタイプなので後ろのほうや上の階の席でみることが多かったりします。
CDを購入しましたが、聴くと涙ぐんでしまうのであまり聴けていなかったりします。DVDが発売されるとのことなので楽しみにしております。
伊東線のあたりは思い出の地ということもあったので、思い切って行ってよかったです[´ω`]。
満足度★★★★★
大傑作です
渋谷BASEの公演を観て大感激し、もう一度観たいと思いましたが、もう行ける日にちが熱海の最終公演しかない!
さすがに遠いし…とは思いましたが、ここまで感動出来る作品にはそうそう出会えるものではない、と考えて日帰り観劇を決行して来ました。
結果、やはり大正解。
お寺での公演というのは非常に珍しいと思いますが、この作品に限って言えばもっとも相応しい舞台なのかもしれません。
3名の役者が演じる75分の珠玉の物語。
歌で生きていく事を諦めかけた中年男と、彼の才能を信じて支えようと奮闘する若い女性、この二人の会話のリアルさに笑ったりしんみりしたり…
そしてラストになってこの作品のタイトルが何故「ヒガンノウタ」なのかがいきなり解り、解った途端に前が見えなくなるほど号泣しました。
金谷ヒデユキさんは台詞よりも歌っている時の輝きが素晴らしい。
言葉が凄い濃度で胸に届いて来ます。
奥野亮子さんのチャーミングさ、山本佳希さんの小憎らしい程の達者さ、そしてこの3名のバランスの良さ。
岩倉さと子さんの親しみやすい音楽、絶妙なBGM。
とにかく全てが素晴らしい。
BASEという小さなお店の中での上演もリアリティに溢れて楽しかったのですが、この作品はもっと多くの人に是非とも観て頂きたいと、私は勝手に熱望しております。
是非とも再演をお願いしたいと思います。
満足度★★★★
山本さん標準語Ver.
東京公演千龝楽。
本公演なので、今回の山本さんは標準語Ver. プレ公演で関西弁Ver.を観ていたせいか、ここまでの公演回数がそうしたのかは別として、かなり「かっちり」してたなあ~というのが印象。
東京生まれとしては、関西弁が持っている!?ユル~イ感じ(いい意味でね)が好きかな。どちらのVer.も捨てがたいけど。
あらすじは解っているので、それを踏まえて、OPからの流れ・1つ1つの台詞と反応・3人の表情などなど、深く堪能させてもらいました。
リピートする事で別の味を味わえる、噛めば噛むほどの作品だなぁ~
残すは熱海公演だけですが、場所はお寺の御堂とか…一気に広くなるけど、どんな空間になるのやら??気になるねえ。
満足度★★★★
うねったねぇ〜
STORYに関する前情報がほとんど無く、とうじつパンフを読むのもそこそこに臨んだ訳ですが、目の前の光景を観ながら、
あ〜もしかして…やっぱり…いや、そっちかぁ⁉︎
とミステリー小説を読み解いているような感覚でも楽しめた。
なので、極力ネタバレを聞かずに足を運ぶべし!な作品です。
個人的に、ボキャブラ世代ど真ん中、としてはナマ&間近で金谷ヒデユキさんに触れられ、更にナマ歌も聴けて感激〜。
神戸を経てBASEへ戻ってくる作品ですが、その後の熱海公演も…行ってみたかった…なあと。
満足度★★★★★
無題1413(15-061)
プレビュー公演 20:00の回(曇)。19:28受付、開場。入って右側(カウンターとは反対側)に客席、ミニイス、ソファなど。岩倉さんは入り口側で弾いている。ちょうどチラシに写っているあたりとカウンター内が舞台の中心。
本日のスープ「カボチャとセロリと豆乳のスープ、バケット添え」、奥のドアにはライブの告知「PEACE LIVE(3/21/土)」。
19:51前説(75分)、20:05開演~21:08終演、ミニライブ~21:24終了。
先月、「鵺的」の公演(@雑遊)に奥野さんが出ていらして、こちらのことを知りました。此処は「向日葵と夕凪(2012/8)」以来です。
ギターはチラシと同じもの(VOXのアンプは使用せず)、奥野さんは「KISS」柄、山本さんは特別に「関西弁」のセリフ。本公演の最終日が「3/21」春分の日...「ヒガン」とカタカナなのでほとんど意識していませんでしたが観客を柔らかく包み込んだ、それは優しい構成でした。終演後のライブ、笑いすぎました。
ネタバレなしで。