満足度★★★
D
今年はこの公演で5チーム観たことになる。大山役の大江は、昔の逸見代表を彷彿させる演技で、AKTに似合いの役者であった。主演の森原は声量があり、滑舌も悪くない。ただ、若干表情の変化が足りない。特に明るい笑顔がないため、今ひとつ華がない印象を受けた。
今回の新人で誰が劇団員に昇格出来るのか、気になるところであるが、私としては、男性では大江、女性では鈴木を強く推したい。
満足度★★★
つかイズムは何処へ。
Dを見ました。面白かったです。研究生卒業公演としては、十分のレベルだったと思います。劇団員、研修生ともにとても頑張ったいました。
ただ、自分としては、つかこうへい先生が亡くなったことを実感せざるを得ませんでした。先生の残された脚本ですから、面白いのは当たり前です。『売春捜査官』は、地域の違いによる格差、在日朝鮮人の問題、マイノリティの生きづらさ、そして男と女の愛…と多くのテーマを持った作品です。自分はつか先生の演出したものを数本見させてもらいました。そこには、面白さは当然として、見終わったときに、これらのテーマの何かが、胸に突き刺さって痛みを覚えたものです。
研修生卒業公演ですから、そこまで求めてはいけないのかもしれませんが、つか先生が亡くなったことをあらためて淋しく思い、舞台に散った花ビラの香りとともに涙を禁じえませんでした。
満足度★★★★
売春捜査官
熱海殺人事件の登場人物である、部長刑事・木村伝兵衛を女性(草刈麻有)が演じるという別バージョン。他役は伝兵衛のホモの部下、部長の恋人であった熊田刑事、容疑者大山金太郎の4名で行う会話とパワフルな演技が魅力な芝居。熱海の海岸で幼馴染を刹那的に絞殺した犯人を、部長刑事が犯行の動機付けや犯行の背景となった状況を巧みに暴き、犯人の心情を吐露させていくという、一種の心理劇。つか こうへい氏作
満足度★★★
熱海殺人事件
登場人物は、部長刑事・木村伝兵衛、転任刑事、婦人警官、犯人・大山金太郎の4名で行う会話とパワフルな演技が魅力的な芝居。お決まりの捜査資料をワザと落とし、転任刑事に拾わせる。犯人を花束(今作品では、柔棍棒)で叩くシーンなど見慣れていたが、それでも面白い。
北区AKT STAGE第3期研究生卒業公演…過去に何回も観ている演目であるが、気になっていた研究生がいることから観劇した。場所は北区西が丘劇団稽古場で、3列雛壇の座席。最前列に座った(後々、これが失敗…この列の椅子は背もたれなし)。床に這い蹲るシーンが観にくくなることを我慢するのであれば、後列がよかった。
満足度★★★
Cチーム ハキハキしてた、90分
Cチーム観劇。(浴本/草野/こもむら/大江) 歌声、ダンス、発声、アクションにかなりハードな芝居感覚の要素があり、卒業公演とはいえ、真剣ながらもハードにこなした、90分でした。
満足度★★★
Q
Qチームを観劇。前週みた鈴木万理絵の伝兵衛を
見たくて今年3度目の星亀ビルでした。木村伝兵衛の狂気の混じった目を見ることができました。ただ、鈴木さんの声は前回以上に枯れていて
限界に近いものがありました。ベストコンディションで観たかった。大山役は表情の変化がなく、演技になっていない。
満足度★★★
審査となると
2月10日(火)
17:00売春C・・・軸となるべき女性捜査官。どうしてもパワー不足が否めず、惜しかった。大山役はよくやっていたと思いますが・・・。
19:00友よJ’・・・安定感はあります。ただ、他の役者との身体的接触を伴う芝居にぎこちなさが見えてしまいました。
そもそもこの作品は女性にはタフなものであろうと思われ、審査面で割を食うのではと思ってしまいました。
そして役者の組み合わせが幾通りもあるためか、どうしても演技が個人のものとなり、集団のものとはならないのは致し方ないことでしょうか。こうした制約の中で心を打つ演技をするのは難しいことでしょう。
満足度★★★
I’
今年二度目の星亀ビル。I'を観劇。全員喉がやられていました。100余の連続公演で、まだ中盤戦ですので、これから大丈夫?と心配してしまいます。メンバーの中では水野役の鈴木万理絵のきめ細かい演技が救いでした。喜び、悲しみ、怒り、不安、怖れといった様々な感情表現が豊かで、特にラストシーンのアイ子のトップになっちゃるの台詞は秀逸でした。鈴木さんの売春捜査官も是非観に行けたらと思いました。
満足度★★★
早速初日を見てきました
本日初日、2ステージとも観てきました。この企画、毎年数ステージは拝見しております。
K’(友よ〜):水野役の土肥さん、演技が光っていました。滑舌の良さと表情の豊かさ、なかなか期待できる女優さんです。演劇教室上がりとのことでした。
B(売春捜査官):昨年劇団員に昇格した平田さんの演技が良すぎて、他の3名の演技が霞んでしまいました。昨年の卒業公演では平田さんにはあまり注目してなかったのですが、さすがに正劇団員になっただけはありますね。李大全と万平刑事とも感情がとても出ていて胸をうつシーンが多かったです。
では、また行きます。