第17回公演
第17回公演
実演鑑賞
Duo STAGE BBs(東京都)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.dna-system.com
期間 | 2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日) |
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劇場 | Duo STAGE BBs |
出演 | 渡辺美弥子、小原雄平、高松亮、道井良樹、澤村一博、なしお成、竹田哲士 |
脚本 | 竹田哲士 |
演出 | 竹田哲士 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 2,500円 【発売日】2008/02/20 前売2,000円 当日2,500 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ―そうだな、とりあえず、奴らに。肩でも叩いてもらおうか。 【あらすじ】 その研究所では「アルゴ=リトミ」を製造していた。 「アルゴ=リトミ」とは、外見は全く人間と同じで感情や思考に関して、人間と全く同じものを有している機関であり、日常生活をいかに怠惰に生きるかを考え始めた人間によって生み出された、単純労働に特化した人形とも言える。生身の人間に、「或ルゴ」と呼ばれるプログラムを組み込む事で製造される。 この「或ルゴ」は「されると××する」というような、「原因(○○される)」と「結果(××する)」の因果のプログラムで構成される。この地下室は、アルゴ=リトミに「或ルゴ」をプログラムする場所であり、思考的に不良とされる人形たちを閉じ込めておくための牢獄でもある。アルゴ=リトミらは思考の上ではここを脱走し、人間達に復讐を果たそうとするのだが、プログラムにより制御されている以上、自由な行動が許されない。彼らはやがて訪れる処分の日をただただ待つだけの存在であった。 3号という番号を与えられたアルゴ=リトミは、同じくアルゴ=リトミであった父親を、人間の道具として簡単に使い潰された事を恨み、いつか復讐を果たそうと考えていた。ある日、地下室から脱走を試みた彼らだったが、プログラムの壁に阻まれ失敗する。代わりに制御コンピュータにダメージを与える事で停電を起こさせることに成功した。こうして人間達と合わせて7人が地下室に閉じ込められる事になる。 3人の人間達は困惑する。目が覚めたアルゴ=リトミ達は電圧のショックで記憶を失っており、自分たちを人間だと思い込んでいる、その間は問題ない。ただし、奴らがアルゴ=リトミとしての自覚を取り戻し、自分達が人間であるとわかったとき、再び襲いかかってくるのではないか。この逃げ場のない地下室で、プログラムの制御もままならない中で、それは避けたい事態である。 その情報をひた隠しにするべきものであったが、ふとした際に3号に訊かれてしまう。 この7人の中に、人間と、そうでない存在がいると知り互いに疑心暗鬼になるアルゴ=リトミ達。 人間達は、自分たちとアルゴ=リトミ達の境界を明らかにしないよう、誤魔化そうとする。 その時、コンピュータが作動し、意図しない或ルゴがアルゴ=リトミ達に「内臓」される。 自分だけは助かろうとするエゴをむき出しにする人間達は、アルゴ=リトミを駆使し互いを陥れようとする。 その争いの中で、誰が人間であり、誰が人形なのかが徐々に明らかになっていく。 3号は自分の使えるプログラムを駆使して、ナイフを手にし、父親の復讐を果たそうとしたが、それをとめたのもまた、アルゴ=リトミであった。そこで刺したら自分で自分が人殺しの道具である事を認めることになる。彼らが選んだ復讐の方法は、人間達を牢獄に閉じ込める事であった。彼らは数少ない行動パターンを組み合わせ、牢獄の鍵を奪い、錠を閉めた。いずれ外側からは人間達の応援がかけつけ、自分達はまたもとの生活に戻される。処分すらされるかもしれない。だが、今だけは自由を勝ち取ったのだ。 1号と呼ばれるアルゴ=リトミは、その証である両腕から伸びるプログラム内蔵用コードを自ら引き抜いた。 そして、その瞬間から、彼は二度と動くことがなかった。 3号は哀しいとは思わなかった。彼はその瞬間、本当に自由であったのだから。 やがてが開き、大勢の人間達が彼らを取り囲んだ。 ―たかが…人形の分際で、 ―だったら、どうして人格なんか持たせたの。道具なら道具らしく感情なんかいらなかったのに。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 【企画製作】村上朋弘 【舞台監督】酒巻未由来 【楽曲製作】榊原正吾 【音響】古場田良子 【照明】日高美月 【宣伝美術】煽動屋企画 【小道具】オバラック 【衣裳】オフィスFLIP-TOP 【映像撮影】大瀧光司 【写真撮影】荒多恵子 【制作】酒井智代・松平信維・村上朋弘 |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー6
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―そうだな、とりあえず、奴らに。肩でも叩いてもらおうか。
【あらすじ】
その研究所では「アルゴ=リトミ」を製造していた。
「アルゴ=リトミ」とは、外見は全く人間と同じで感情や思考に関して、人間と全く同じものを有している機関であり、日常生活をいかに怠惰に生きるかを考え始めた人間によ...
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