青春の門 放浪篇 公演情報 青春の門 放浪篇」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.7
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    熱かった
    役者の熱気がびんびん伝わってきた。
    大声出しても伝わらないときってあるけど、
    魂の叫びだった。あの時代を彷彿とした。
    (私もおぼろげにしか知らないけど汗)

    ネタバレBOX

    全裸になったり、本気でなぐりあったり、しばきあったり、
    どなりあったり、飢えた子のようにがつがつ食ったり、
    よくぞ、まあ・・と感激した。
    鐘下さんは中央によくいる地方を見下した感じがなく
    ステキな人だった。
  • 満足度★★

    熱い作品を熱く描いていたけど・・・
    北九州のハコに合わせて作品作りされたせいか、東京公演のハコでは見切れる部分が多く、時間が経つにつれ、フラストレーションが高まり、熱い演技をしているのだが、冷めた目で観ているので、全然楽しめなかったな・・・

  • 満足度★★

    茶番だなぁ
    なぜ、この飽食の時代に小劇団公演として「青春の門」を公演するのか?
    しかも数部作ある作品の途中だけ抜粋し「放浪篇」を単発で。
    評判は耳にしていても実際に見る事がなかった「北九州芸術劇場」主催で、
    新劇場の「あうるすぽっと」で、そして鐘下氏の演出という3要素を期待し、
    劇場へ行きましたが、
    内容は茶番としか、いえない。

    主人公の設定や時代背景は、誰でも知っているという前提の下、
    話は、どんどん進んでいく。
    みんな知ってんですかねぇ。「青春の門」の全編。
    50代より下の世代は馴染みなんじゃない??

    昼メロで、不倫劇でもしてそうな、あま~く小さな顔立ちの主人公、
    まゆ毛を綺麗にカットし肌もすべすべな現代っ子な主人公が、
    清潔感あふれ、血色豊かな青年が、
    ガラガラで全く通らない声で、何かを訴えかけている。
    彼が訴える動機が全くわからない。
    「男は背中で語る」と言いますが、
    主人公の背中からは、甘いミルクの匂いしか、しません。

    大々的な全国オーディションを実施して選抜された役者陣との
    触れ込みですが、
    パンフレットを見ると、みなさん、福岡の方。地元の方。
    ん・・・。

    商業演劇ならいいんですよ。
    別にスターが主役で、回りは主役が引き立つような、
    役者を揃えれば。
    でも、これはスター主義の作品じゃないでしょう?

    この作品は、いわゆる学生運動を背景に、問題定義をしながら、
    汗臭い飢餓感に満ちた青春像を描こうとしていて、
    立ち回りや派手な動きも多いのですが、
    背景も浮かんでこず、
    現代っ子がファッション感覚で60年代闘争をかじってみました感が
    強い。

    北九州芸術劇場なら、もっと緊迫した雰囲気とかが
    展開できたのだろうか?
    「あうるすぽっと」は最近できた劇場にしては公民館風というか、
    とても趣のない、カルチャーセンターの発表会でもやるような、
    見にくい(今時、小劇場でありながら見切れが多い)設計に
    問題があるような劇場です。
    (だからチケット代が安くできるのかな)
    設備は近代的なんでしょうか・・・幾何学的雰囲気の舞台。
    そこに簡素な装置や小道具を並べてるだけなので、
    ギラギラした熱気も冷ましてしまうような空虚さがあり、
    作品のイメージを再現するにはハンディがあるのに、
    現代っ子風な役者、お世辞にも上手い器用とは言えない役者が、
    起承転結の、承か転、いわば途中だけを上演すれば、
    舞台と観客には、どんどん溝が広がっていく。

    鐘下氏は、この作品に対し、何をしたかったのだろうか?
    上演後のトークショーでも
    「今の時代で、この作品・あの時代の雰囲気を再現するのは、
    そもそも不可能」
    「あの時代の精神を理解することは不可能」と
    開き直ったようなコメントをし役者陣も、「うんうん」とうなずいている。
    主催者の北九州芸芸術劇場のプロデユーサーだけは、
    この作品を上演する意義や、出来栄えの自負を朗々と
    語ってます。
    「自分たちしか上演できない作品だ!」って。
    誰も、こんなの環境じゃ上演しないよ。

    これは、茶番だなぁ。
    企画がいけないのか、劇場がいけないのか、演出がいけないのか。

    でも劇場がバブル期以上に乱発気味に出来上がってますね。
    池袋にも、溢れるほど劇場があるのに、
    こんな中途半端な場所と雰囲気と大きさの劇場作って・・・
    これも税金なんすかねぇ。

    ネタバレBOX

    いきなり「青函連絡船」って、設定から始まるんですが、
    どうして彼らが函館に向うのかが、伝わらない。
    劇団活動を通じ、社会に訴えるって映画「ラスト・コーション」さながらな、
    設定だけど、彼らが、どこでどんな芝居をしたか履歴もわからない。
    当時の社会なのか、飯を食ったり仕事したりヤクザが出てきたり、
    いろいろ話は展開する。
    黒板で、「○○食堂」とか場面の説明はあるけど、
    背景が浮かばない。
    ナレーションでも入れて、
    「当時は、~をするのが一般的でした」
    「この時代の主食は、~でした」とか説明を入れてもらわなきゃ、
    よくわからない。
    パンフレットを無料で配布しており、劇中も目を凝らして、
    パンフを読んで、話を理解しようと必死にsましたが、玉砕・・
  • なかなか
    激しいです。鐘下作品は初めてでしたが、すごいなぁ、さすがだなぁと思いました。役者さんたちもすごく頑張っていたと思います。

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