満足度★★★★★
続けてほしい!また観たい!!
災害現場で活動する消防・レスキュー・救急隊員たちの日常と様々な感情を、阪神・淡路大震災を軸に、力強く描いた、非常にインパクトのある舞台でした。
この舞台を観て幾日か経ちましたが、「命を懸ける」とは、かくある事であり、そして自分自身が如何にあるべきか、と今でも考えさせられています。
被災地・神戸の消防局の協力による綿密な取材に基づいて描かれ、実物の消防・レスキューの装備を扱いながら繰り広げられるドラマは、うわべだけの演出ではない、「命を懸ける」勢いで体当たりで表現した演技でありました。
もう一点評価したいのは、エキストラの方々の活躍です。
震災を知らない世代と思われる子供さん達も含めて、ハードな演技をしっかりと演じていた姿には、感じ入りました。
大阪公演では、特に震災発生直後の模様を描いたシーンでは、会場中が、涙や嗚咽を堪えきれない雰囲気に包まれていました。
誰かの命を救うために命を懸けて闘う人々がいることを、演劇という方法で精一杯に表現する人々が、ここにいます。
阪神・淡路大震災を風化させないためにも、防災の啓発のためにも、そして何より「命」のことを訴えためにも、ずっと続けてほしいし、何度でも観たい舞台です。
満足度★★★★★
感動の嵐!
レスキュー隊の話です。
消防士の方や、阪神淡路大震災を体験した方は、見ると少し辛かったりするかもしれませんが、それだけリアルで、忘れてはならない多くの命を、当時を知らない人たちに伝えていく事が必要なんだなと思いました。
感想言うの下手で申し訳ないですが、めっちゃ泣けてめっちゃ笑える劇でした。
満足度★★★★★
ORANGE衝撃の3時間
涙が止まりませんでした。
知らなかった13年前の悲劇を、間近で体験したかのような感覚に陥りました。
泣きまくったけど、悲しみに押しつぶされそうな時に上手いこと笑いを咬ませてくるタイミングが素晴らしく、気持ちよく泣き・気持ちよく笑う事が出来ました!!!
命の大切さや、日々生きている事の喜び、当たり前で忘れがちな「気持ち」を再認識する事が出来ました。
舞台って素晴らしいものなんだなと思いました。
見に行ってよかったです!!
満足度★★★★
"PEOPLE PURPLE"は二回目の観劇
レスキュー活動の最前線での、うっとおしいくらい"熱い"男達の物語。実際のレスキューでは違うのでしょうけれど、怒号が飛び交う現場の雰囲気が印象的でした。
お話は、阪神大震災を絡めた救急活動での群像劇的なお話で、各人のエピソードが細かに描写されていてその人物像が面白かったです。中でも中心テーマでもある、新人とベテラン隊員との上下関係とでも言う、実際の現場でもありえそうな命のせめぎ合いが見所でしょう。話の流れとしてはシンプルで子供でも分かり易いでしょうし、勿論大人が観てもその人間関係や情熱と実情の空回り加減に涙する人も多かった様です(私は別としても、会場中から鼻をすすると言うか嗚咽の漏れる声が聞こえてました)。
難点を言うと、上演時間の半分くらいが救出シーンなので、実際にも使用されていると言っていた装備(15kg?)やマスクを含めて身に着けてしまうので、役者さんの顔が見えなくなり、冒頭でしっかりと"声"や人間関係を把握しておかないと、観ているこちらが"遭難"してしまいそうです。
満足度★★★★★
大好きです
「ORANGE」は、People Purpleの代表作で、もう初演から4回観た作品で
大好きな作品です。
阪神大震災のことは、テレビなどで表面的なことは知っていたのですが、
この作品で、いろんな苦労話を知ることが出来ました。
この作品には、笑いの部分も多く含まれているため、重苦しい感じに
なっていないのが、好きなところです。
音楽もすごく効果的で、感動や切なくて泣ける場面がいっぱいあって、
涙が本当に止まりませんでした。
これからもこの作品は上演して欲しいし、多くの人にも観て欲しい作品だと
思います。
満足度★★★★
成長は感じられた・・・
今回で観劇が3回目となる作品だが、前回よりも成長が感じられる出来でしたね。
この劇団の代表作でもあり、この作品に掛ける役者さんたちの熱いパワーがヒシヒシと伝わって来たし・・・
熱さ故、セリフを咬んでしまう処が多かったけど、それを気にさせない熱演だった。
ちと残念だったのは、もう少し演技のタメが欲しかったな・・・一気にハイテンションに移るのではなく、一旦タメを作ってから爆発させてくれると、演技の幅が広がると思う。
また、今回のハコ(劇場)では、横幅がちと足りなかった気がしたので、横幅に余裕があるハコの方が、より良く光る作品に仕上がったと思う。
3回目なのでストーリー展開も判っているから泣けなかったが、この作品は毎年必ず上演していくそうなので、今後はストーリー展開が判っていても、泣ける様な作品に仕上げていって欲しいですね。