満足度★★★
折角・・・
プレレクチャーを受けて、観劇に臨んだんだけど、ひとつの疑問を懐いた途端、流れから置いていかれてしまったので、この不思議な世界を堪能出来なくなってしまったのは残念。
満足度★★★★★
豊かな詩的イマージュの中に酔う
不可解な論理によって連鎖する物語の断片に混乱してしまう.
観客は手探りでそのピースを組み立てて行かなければならない.
その作業がそれほど苦にならないのは,舞台上で響く言葉が作り出すイメージが恐ろしく美しいものであるからだ.
近いものが遠くにあり,遠いものが近くにある,心理的・地理的なこうした距離感覚の混乱を自覚し,自己存在に不安を感じることがある人は少なくないはずだ.そうしたときの惑いの曖昧さが詩的に演劇的に再現された美しい作品だった.
満足度★★★★
緊張して観る
観る側が、ひとときも気の抜けないお芝居。
疲れる、という意味ではなくて、深津さんの世界観をめいっぱい浴びせられた、そんな1時間半でした。
主人公が夢とうつつ、過去と未来を行き来する、その曖昧さや混沌が、反対にお話の芯をくっきりと浮かび上がらせる。不思議で貴重な観劇体験となりました。
今回、天野天街さんがお話の雰囲気にしっくりはまっていて良いなあと思いましたが、江口さんが出てなかったのは少し残念。