ミーツ 公演情報 ミーツ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    やっぱり良い
    ポップで愛しくて力強い。人間の想いの無限の可能性を信じさせてくれる、胸をギュッとつかんで離さないシーンがいくつもあって、それに出会うために毎回ロロの公演を観に行くんだなと思います。コミカルなシーンだった場面が次第に意味を変えてジーンと感動させる所が多くてグッときます。

  • 満足度★★★★

    無缶心
    愛の反対は無関心みたいな。

    ネタバレBOX

    見つめてほしい、気にかけてほしい、探してほしい、コーヒー缶を手にして無缶心なのか、無関心は辛いものです。

    一方、少年の場合は怪獣ですが、怪獣を飼うとか、飼い馴らすとか、星の王子さまみたいな話もあり、夫婦や家族、ペットなどと密接な関係になると、責任が重くなり、逃げ出す人もいます。

    かくれんぼで探してもらえないといつしかビーナス像になってしまうような、お人形を使ったままごとの家族ごっこはできても本当の家族は作れないような、そんな微妙な距離感を感じさせる少し切ないストーリーでした。

    スタート時の虹の彼方には素敵でした。
  • 満足度★★★★

    演劇における想像力
    想像力による思い込みと思い違いによって起きる出会いと別れの物語が、演劇ならではの見立ての手法を用いて、独特のピュアな世界観で描かれていました。

    追手に追われている(と思い込んでいる)男のエピソードと、生き別れになったその妻と息子のエピソードが、前半では学芸会的なテイストゴチャゴチャと描かれ掴み所がない感じでしたが、想像の中で会話が出来た化け物が、想像されることを拒否して動物的な鳴き声しか発さなくなるシーン辺りからコミカルな雰囲気の中に切なさが浮かび上がって来て、いつの間にか強く引き込まれていました。

    1つの物に違う役割を与え、シーンが変わると瞬時に別の物として扱われる手法が楽しかったです。見立てに用いていた物が倒されたり崩壊することによって、その物自体に戻る場面が何度かあり、インパクトがありました。
    途中でままごとをするシーンがあり、想像力を使って行う遊びと演劇との相似性が端的に描かれていて印象的でした。

    普通の演劇ではBGMは劇中の登場人物達には聞こえていない設定で、シーンの雰囲気を高める効果として用いられるところを、この作品では歌モノに関しては小道具的に扱われていて、登場人物達が音楽が流れていることを認識して反応するのが独特でした。そのことによって、歌モノを使うときにありがちな「ダサさ」が無くなっていました。

    ダンサーの水越朋さんは身体表現がメインの役を演じるかと想像していたのですが、普通に台詞を喋り(声も良かったです)、ロロの世界観に合っていてチャーミングでした。もちろんダンスの見せ場もあり、幸福感溢れるダンスが素敵でした。
    被り物で表情が見えず、台詞の半分以上は鳴き声だったにも関わらず感情が伝わってきた小橋れなさんの演技も魅力的でした。

    ケラさんをゲストに迎えたアフタートークも内容が充実していて楽しめました。

  • 満足度★★★★

    ロロ「ミーツ」観ました
     「20年安泰。」で初めて観てから2年…やっと本公演を観ました。あの中でも、私にとってはかなり特異な演目でした。


     子供や大人、様々な妄想の交錯。夢の中のような掴み処のなさ。
     としか、言いようがない…
     やはり、パーツひとつ一つは単純に楽しめるけど、全体を統合して解釈するのが難しい(考え過ぎ?)。私の中で、ロロを観て語る文脈がいまだ欠けているらしい…(名古屋・B級遊撃隊や演劇組織KIMYOに対しても言える) 素直に観れば分かるもののかしらん…

     クローゼットの使い方がいい。障害物、隠れ家、高い場所。
     着ぐるみも、一発で非現実的な存在と分かっていい。
     
     関係性、間、場の変化など随所に目を見張るところあり。何気なく古典的所作をさらっと出したりと、懐が深い(昼に観た木ノ下歌舞伎を彷彿とさせる)。


     今回も分からない事は多かったけれど、機会があればまた観てみたいものです。(範宙遊泳みたいに、名古屋公演やらないかなー)


  • 苛々しない子供の絵本
    ヒく程眩い世界・どんな人生を歩み、どんなことを感じて生きてきたのだろう・ナカゴーの小学生の気持ち悪さ残酷さ満開と対比するような小学生の眩さ綺麗さ満開・歳をとり疑うことありきで生きるようになってしまった僕には誰にも感情移入できない・そういうことなんだと思う・別の生き物を遠くから眺めているような・絵本・生きた人間のいない絵本・こうなりたい・願望・天国のような・信じる者は救われる・危険を描かないことで絵本に閉じ込められる・怖い・悲しい・恋をしたい

    ネタバレBOX

    怪物に向かって本当の話をしたとき、大人になったのだろうか
    それまでの物語が全て壊されるような、切ない本当の話をすることで、全てが切ない時間になった
  • 満足度★★★★

    癖になる
    前半は時間も空間も人物も入り乱れまくってかなり置いていかれる。部分的に面白いところはあるが思考も気持ちも繋がらない。なのにそこから終盤一気のカタルシス。訳もわからず引き込まれる。個人的にはこれがロロの魅力。癖になる。

    ネタバレBOX

    やっぱり今作は伊東沙保がいい。終盤にみせる演技は素晴らしく泣ける。声を荒げるわけでなく淡々と語って行く様がただただ哀しくて切ない。
    板橋駿谷は全編のバランスを保つ難しい役柄。前半のカオスからラストまでバランスよく演じていた。パワフルなイメージだったが、違う一面を観れた気がする。

    亀島一徳が醸し出す独特な少年の雰囲気は妙にナチュラルで不思議な感じがする。コーヒーのくだりは笑わせてもらった。
  • 満足度★★★★★

    缶コーヒー
    面白い。色彩がいい。かわいい。

    ネタバレBOX

    伊東沙保…母。父と生き別れた後、子を産む。缶コーヒーの空き缶を父と思って生きる。かわいい。
    板橋駿谷…子。怪物を部屋に持ち帰ろうとがんばる。怪物の言葉を想像で補う。
    亀島一徳…子の友達。あだ名、ほしいも。友達は板橋だけだけど、メンタルの強さは折り紙つき。結構男気もある。想像力で会話ができる。
    望月綾乃…子のことをいつも見てる女の子。ミロのヴィーナス(ヴィーナスの誕生?)になりかけた。
    工藤洋崇…父。追っ手を探しているが、それには会えず、女の子に会う。子に説教喰らう。
    水越朋…女の子。シルバニアファミリーが家族。缶コーヒーがお父さんになってた。
    小橋れな…子になついてる(と思われる)怪物。ユーモアがある。

    母と父が別れてから、父が女の子に会って、母と子に再会するも父と分からない話と、父を缶コーヒーと思っていいる母に見つからずに怪物を部屋まで連れようとする子の話。

    ユーモラスな展開とセリフがふんだんで笑える。象徴的な演出と効果的な音響照明センスがいい。キャラが魅力的でかわいい。男も女も。
    それでいて、母と父の空き缶積みの失敗からの流れ(父と気づかず)とか、怪物の心を想像する子と怪物の別れとか、父と女の子の楽しげなダンスと別れとか、中島みゆき「タクシードライバー」のような寂しさ(と力強さ)の同居した舞台が気に入った。
    象徴するものが、支えになり、傍からみれば?でも、本人の中では現実であると。それが生きる原動力になると。人生、それで結果オーライなんじゃないかと。いい作品だった。

    伊東の演技は抜群だったし、亀島のコメディな子演技も良かったし(缶コーヒーでヘドが出るは笑った)、望月は声もいいがヴィーナススタイルも美しかったし、小橋の鳴き声はキュートだったし、言うことなし。水越のダンスはやはり良かった。何気に声もいい。
  • 満足度★★★★★

    観てないひと。お進めします。良かった。
    楽しかった,笑った,キューンときた。幼いころ何かを求め,妄想したなー。

  • 満足度★★★★

    物語るところに勢いがあって、
    少しむらはあるけれど、スピード感があって、京都に持っていくにはむしろちょうど良い位かな(笑

    あまりカッチリスタイルが出来上がる前に作品を持って旅をするのは良いと思う。

    作風は違うけど、京都には飴玉エレナとか、
    若々しい作品を作るところもいくつかあるし・・。

    ちなみに若い人でルーニー・チューンズっぽいネタが多いのは・・何故?(笑

  • 満足度★★★

    笑い多く
    憎たらしいくらい上手くなってるのに、
    いつも以上にむらが目立つのは何故だろう?
    ピーターパンナ、くそ可愛いな(笑)

    ネタバレBOX

    化け物を着ぐるみにした事は失敗だと思うよ。

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