公演情報
「彼女たちの断片」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/16 (金) 19:00
初演は配信で観劇そして戯曲も読みました。
「自分の体は自分のもの」本当にそう思う。
「中絶」ということについても考える。
日本と他の国との違い、宗教的な事…
幅広い年代の女性たちの想いを聞くことによって自分のことを見つめなおせる作品でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
話の流れが整理され過ぎていて初演の方が良かったような気もするが、演劇はナマモノ。水のように形を変えて生き延びるのが必定。初演時、ボロボロ泣いた記憶があった。永野愛理さんの酔って意に沿わぬ性交を強いられた話から一気に物語は核心へと進む。自分が自分であり続ける為に戦い守らなければならないもの。作家・石原燃さんは産むも堕ろすもその身体の持ち主の自由だ、と叫ぶ。他の何の概念も全く介入出来ない。その身体の持ち主こそが決定すべき自由。女達よ、生まれながらにお前達は自由だ。誰の話にも耳を貸すことはない。決定権はお前にこそある。
わたしの身体はわたしのもの。
本当にもう一度観ようとチケットを確認した程良かった。
中絶、堕胎は悪いことじゃない。決して恥ずかしいことじゃない。当然な女性の持つ権利だ。作家の叫びは強く、この作品の持つ意味は大きい。家父長制とは自分の心の中に住み着くブラックボックス。“伝統”という言葉を掲げ、日本人の精神文化を守り継承していく名目で数々の理不尽がまかり通っている。大事なものを守る為に筋の通らない歪んだ思想まで守る必要はない。