満足度★★★★★
男優さんが演じる女性のかわいらしさ♪
暗転はなく、照明の明るさを落とした状態で場面を転換しており、椅子とミニテーブルだけでマンションの部屋、ブライダル会場などを表現しています。
場面転換のとき、音楽に合わせて役者さんたちが無言で鋭角的に移動していくのが、美術と相まって心理描写として効果的でした。
男優さんが女性を演じることで、泥々としたストーリーと人間関係なのに、それを感じさせずに観せることができるのだと思いました。生々しさが軽減されて、笑いに転化されていく感じ。
とにかく、役者さん3人とも存在感はあるし、所作は女性のようだし、上手いです。間といい、目線といい、絶妙です。
泥々した内容だったにもかかわらず、後味がすっきりした愛らしい、G2さんらしい作品でした。
カーテンコールは2回。2回目に大谷亮介さんがごあいさつ。なかなか話が進まず、篠井英介さんが時折フォロー。
劇中、椅子やミニテーブルの移動をブライダルスタッフの衣装でされていた、本当にスタッフの方を呼んでこられてご紹介。すでに着替え済みでちょこっとだけ袖からお姿を出されてました。
満足度★★★★
お見事!
女子として、色々諸々思うところも感じるところもありました…。
そんなこんなもひっくるめて、このカンパニーの巧みさ旨さに
感服しました。
彼等だから出来たこと。
彼等ならではの味わい。
グサっときて、グッときて、ウッとなりつつ、でも最後は元気に
劇場を後にできました。
次回公演も、絶対観に行きます!!
満足度★★
初3軒茶屋婦人会
篠井さんと深沢さんを目当てに拝見。
女形三名で演じようと、刺さるものは刺さるなぁという感触。共感出来るかどうかは、役者が増幅するというよりも脚本の力そのままじゃないかなぁ。身体の中まで共鳴するセリフや表現は、期待していたほどでもなく。どちらかというと違和感が強かったなと。
原作があったり、別の作家の手による脚本で見たかったかも。
満足度★★★★
初日ソワレ観劇
仕事、本音、建前、恋愛、結婚、幸福、不幸、嫉妬、皮肉、友情‥etc
誰にでも通じるこの話、女優さんが演じると、一歩間違えると返って生々しくて殺伐としてくる話だが、達者な男性3人が演じる事により、中身がマイルドになりつつ、だけどリアリティで満たされる。
不思議、だけど滑稽で素晴らしい人間ドラマな舞台だった。
篠井さん/陽子の所作から言葉使い、スタイルの綺麗さ。
深沢さん/香織の正統派女子のシアワセ感満喫してる表情のかわいい事。
大谷さん/真由美の恋心吐露の場面が切ない。
隅々まで女性視点で包まれた面白い舞台だった。