実演鑑賞

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/24 (日) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000602_play.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
2005年に開設された新国立劇場演劇研修所。
現在8期生までが在籍、研修所修了生達はさまざまな公演に出演しています。
研修所の講師も務める宮田芸術監督は、ベテラン俳優達とともに修了生と、硬質な作品を制作するシリーズを企画しました。その第一弾として、福田善之の『長い墓標の列』をお届けします。...

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公演詳細

期間 2013/03/07 (木) ~ 2013/03/24 (日)
劇場 新国立劇場 小劇場 THE PIT
出演 村田雄浩、那須佐代子、石田圭祐、小田豊、古河耕史、北川響、遠山悠介、西原康明、熊坂恵理子、安藤大悟、今井聡、扇田森也、チョウ・ヨンホ、大里秀一郎、梶原航、形桐レイメイ、川口高志、林田航平
脚本 福田善之
演出 宮田慶子
料金(1枚あたり) 3,150円 ~ 5,250円
【発売日】2012/12/15
A席5,250円
B席3,150円
公式/劇場サイト

http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000602_play.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
説明 2005年に開設された新国立劇場演劇研修所。
現在8期生までが在籍、研修所修了生達はさまざまな公演に出演しています。
研修所の講師も務める宮田芸術監督は、ベテラン俳優達とともに修了生と、硬質な作品を制作するシリーズを企画しました。その第一弾として、福田善之の『長い墓標の列』をお届けします。
『長い墓標の列』は、東大経済学部の河合栄治郎事件をモデルに、1957年に早大劇研によって初演され、その後改訂版が58年に「ぶどうの会」で上演、63年には「劇団青年芸術劇場」で上演されています。60年安保闘争時の学生運動、政治運動の中での作家自身も投影されているような印象を与えます。
近年、『真田風雲録』や『袴垂れはどこだ』など、初期の福田作品の上演が見られますが、『長い墓標の列』も含め、どちらにも寄らない冷徹で、しかし熱い視点で描かれた群像劇は、この時代において改めて訴える力を持っているのでしょう。


ものがたり

昭和13年秋、時代は軍部主導によるファシズムに傾倒し、大学自治も国家主義・全体主義の風潮の中、その自由を失おうとしていた。 
経済学部教授の山名(純理派)は、自治を制限する文部省案を支持する革新派と、ただ一人教授会で戦っていた。
弟子の助教授城崎、助手花里、今は新聞記者である千葉たちも教授会の行方を固唾をのんで見守っていた。
結果は山名の勝利に終わったが、勝利により逆に大学を追われる可能性、また身の危険を案じた千葉は、山名に転向することを勧めるが断られる。
政府は即座に山名の出版物を発禁処分とし、辞職させるようにしむける。学部長の村上は、逆説的ではあるが大学の自治を守るためにも自主退職してほしいと山名に頼むが、山名は自らの思想を裏切ることは人間存在に対する裏切りだと拒否する。
山名の休職発令を受けて、城崎、花里は一度は大学に辞表を提出したが、その後翻意して復職することを決める。弟子たちの裏切りに対し大きなショックを受ける山名。
昭和19年。激しい空襲警報の中、もはや浪人となった山名は狂気にとりつかれたように机に貼り付き研究している。情勢は山名の予想通り悪化の道をたどっていた。そこに、教授になった城崎があらわれ、花里が戦死したことを告げる。山名は薄れゆく意識の中で、最後まで城崎に自らの理想的自由主義的社会主義を反問しつづける…。
その他注意事項
スタッフ 美術: 伊藤雅子
照明:鈴木武人
音響:上田好生
衣裳:半田悦子
演出助手:渡邊千穂
舞台監督:福本伸生

芸術監督: 宮田慶子
主催:新国立劇場

[情報提供] 2012/12/05 10:14 by CoRich案内人

[最終更新] 2014/01/06 22:15 by こりっち管理人

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