幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい 公演情報 幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-20件 / 28件中
  • 満足度★★★★

    アマヤドリ、スタート。
    (ひょっとこ乱舞改め)アマヤドリ「幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい」を横浜STスポットで観る。
    前回の公演「うれしい悲鳴」が大掛かりだったのでそのイメージでいたが、今回はシンプルでコンパクト。3年前の作品の改訂版とのこと。なぜか、FLIPLIP「オモイオモイ」を思い出す。トーンが似ているのかな。
    仲良したちの小さな閉じた世界。マレビトと厄災。優しい善良な小市民が立ち上がるとき、不幸が始まる。ひっそりと暮らしたかったのに。ストーリーとしては、陰鬱にもなりかねないところを、軽めの動きと音楽で上手く中和している。やや時代な感じ?もあり。前回に比べると、若干物足りなさはあるかなぁ。

  • すごく好きです!
    本当に凄かったです!
    みんなで動くのが私は凄く好きでした!
    また観たいです!

  • 満足度★★★★★

    こりゃ、すごかった。
    どういう芝居をやっているのかよく知らなかったけど、きいていた高い評価を裏切らない作品だった。
    適度な毒もあったりして、すなおにおもしろかった。

    ネタバレBOX

    ドラマがはっきりしていて、最後のどんでん返しもよかった。
    演出もメリハリが効いて、こういう作品は舞台を初めて見る人にも進めやすい。
  • 満足度★★★★

    アマヤドリ
    ずっと観てみたかった渡邉さんが福岡公演だけのみの参加ということで観させていただきました。とても満足しました。榊さんも可愛かったです!

    好きな人を独り占めしたい、他の人の目に触れさせたくない。
    というのかな?そういうのってあぁー分かる!分かる!
    と思いながら見ていたのですが本当に監禁?軟禁?してしまったら
    ダメだよなーでも、本当にそんな状況に追い込まれたら
    私も小田と同じ事をしてしまうのかな?とか色々考えました。
    そういう時って他の人になに言われても2人の世界にどっぷり浸かっていたりしていて俗に言う周りが見えていないという。なんか本当に色々考えさせられました。でも、時々妙に笑えてきて途中から笑ってましたけどね・・・
    チケプレで観させて頂きありがとうございました!感謝します。
    でも確かにひょっとこの時にはあまり足が進まなかった気もします。
    名前って意外に大事なのですね。

  • 満足度★★★★

    予想をはるかに超えて
    斬新な演劇でした。普通のドラマっぽいところがあるかと思えば、
    ふら~~っと倒れながら走りゆくというおもしろいリズムを持っていて、
    もしかしてあれが元になってる?という監禁事件の再現ドキュメントのような。
    犯罪か、犯罪でないかって紙一重なんだろうな。

    ネタバレBOX

    主宰にして作・演出の広田さんがすっごくオーラを放ちまくっていた。
  • 満足度★★★

    うん、よかった。
    キャストが駆け周ったり(前のめりから駆けだし、ほんのページがめくれるよう)、照明の色の使い分けとかで、場面が転換する。平台にリノのシンプルな舞台。セリフ回しの切り替えも納得でした。

    ネタバレBOX

    監禁と引きこもりの差ってどこに。考えます。
  • 初体験
    シンプルな舞台に、美しい照明と音。懐かしいような新しいような、不思議な空間でした。さまざまな形でちりばめられる動きや音や光やコトバのなかに、しっかりとした骨みたいな物語が埋まっていました。

    ネタバレBOX

    ”監禁”という刺激的な言葉で語られるけれど、結局のところ人が人を想う気持ちのどうしようもなさとか、切なさとかのお話なんじゃないかと思いました。いろんな形でこっそり提示される人が人を思う気持ちには、一方通行あり、行き過ぎあり・・・そしてそれは繰り返される。
    リズムに乗ってばらばらと発せられるコトバとダンスともつかないムーブメントと、それを照らす照明がとてもきれいでした。
  • 満足度★★★★

    物語の濃密度増す
    今回の公演に改訂してるのもあると思うが、小さめのスペースで上演する事により物語の濃密さがあがってた。
    面白かった。ただ上演時間(公称1時間45分)があと一割程度短いとさらによかったかも。

  • 満足度★★★★

    初演より説得力が増す
    初演よりも内容に合った広さの会場での上演となり、説得力が増した感じ。
    そして「ミイラ取りがミイラに…」ではないが、いつの間にか立場が変わっているラストとそれを明かす場面でのあおりの照明が特に印象的。
    なお、出演者が少なくても「身体を傾けた後に、その方向に駆け出す」動きは健在なのにニヤリ。

  • 満足度★★★★★

    北海道
    遠征。

    公園の隣で雰囲気のいい劇場だった。
    そんな気分で見たからか、そんなに恐怖を感じず、

    どちらかというと起きやすいことのように思えた。



    生じてくる歪が、なんとなくいろんなことの比喩になっているようで
    とても参考になった。
    恐怖ではあるが、自分への警告のように伝わってきた。

    動きがとても自然。

    ネタバレBOX

    監禁(換金?)の話。

    最初の保護するところをもっと観たかった気がする。

    あと星野が”振られた”ときの姿はとても印象的だった。

    最後の輪廻が非常にパワフルなメッセージ。
  • 満足度★★★★★

    6月10日14:00と19:00からZOOにて公演
    やっと新生アマヤドリでひょっとこ乱舞公演の改訂版を観れた!会話とダンスのバランスが絶妙でしたー小田さんは弁護士を目指していただけあって屁理屈に納得させられそう(笑)

  • 満足度★★★★★

    6/10 日曜夜まで
    面白かった…
    たいそう切なくてよかったです

    中島公園の横のシアターZOOで、6/10 日曜夜までやっています。
    もしよろしかったらぜひ劇場へ

  • 満足度★★★★★

    初演より良かった
    前より狭くなった小屋が作品の世界観に合っていたことと、
    物語の要素を絞り込んでシンプルにしたこと、
    主演の松下仁さんが前作のチョウ・ソンハさんより、役にハマっていたことが要因だと思う。
    もちろん、チョウさんも大々々好きです。

  • 満足度★★★★★

    携帯の液晶を光らせている客は客ではない
    土曜の晩の公演を観ました。ちょうど真ん中中央あたりに座っていた方が、携帯の液晶をピカピカ光らせていました。暗転でもピカピカ。近ければ蹴とばしたのですが。作品を汚す客は客ではないので芝居を観ないでほしい。作品は素晴らしかったです。

  • 満足度★★★

    再出発
    団体名が変わって中身がどう変わるか期待と不安を抱きながら観劇。結果的には(脚本が旧作の改訂版ということもあってか)大きくは変わっていなかった。こんな狭い場所で大丈夫かと心配したけどむしろちょうど良かった。群舞のキレも変わらず、芝居は濃縮された印象。

  • 満足度★★★★★

    面白い
    さすがの出来栄え。
    恐ろしい物語のはずが、観終わって気持ちの良さが不思議。
    この劇団の都会の雑踏の表現が好き。

  • 満足度★★★★

    ハコの大小は関係ないなぁ・・・
    面白かった。
    STスポット初満足できる芝居でありました。
    ほとんど素舞台の質素な作りを逆手に取っての、
    素早いイメージ補足など、なかなか見事な作品でした。

  • 満足度★★★★

    爽やかに描かれた狂気と孤独
    監禁をモチーフに人の孤独さを描いていましたが、陰鬱な雰囲気にはならず、笑える場面も多い、スピード感と澄んだ空気感のある演出で、爽やかな印象の残る作品でした。

    3人がルームシェアする一戸建ての家に、監禁から逃げ出してきたという女性をかくまうことになり、保護しているはずが次第に監禁状態へと変わって行き、シェアメイトの3人の関係もバラバラになってしまう様が、回想劇の形式を用いて客観的な視点を保つ構成によって描かれていました。

    ダンスとは異なる独特の身体表現や、リズミカルな台詞の掛け合い等、舞台芸術ならではの表現も効果的に用いられていて、テンポの緩急が心地良かったです。
    リアリズムではない手法が多く用いられていても、1人1役や直線的な時間の流れ等、ドラマにおける基礎的な部分はオーソドックスな表現だったので、物語の構造が安定していて分かり易かったです。
    以前と現在の監禁する男が非リアルな状態で出会うシーンで、机の脚同士を合わせて重ねて置いて、2人の鏡合わせ的な関係を視覚化していたのが印象的でした。

    以前に監禁していた男がゴルフクラブを持って威嚇するように振る舞っていたのに違和感を覚えました。気弱そうな主人公との表裏一体感を強調するために敢えてコントラストをつけたのかもしれませんが、ステレオタイプ的過ぎるように感じました。

  • 満足度★★★★★

    変化
    何か が、変わろうと、
    こういう すてきな舞台を観る事の、
    きっかけになった ふとした 縁 に、
    感謝したくなったり。
    しました。
    なんとなく。

    ネタバレBOX

    モンキーチョップブルックナー を観ても
    幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい を観ても
    ラストの 光景は美しくて
    なぜか 泣きそうになります
  • 満足度★★★★★

    窓ガラス1枚、犬の腹の皮1枚向こう側の「社会」
    STスポットという小さなスペースで、まるで若くて新しい劇団のような姿勢。
    (受付とか客入れに出演者が対応したりして)
    どことなく、フレッシュさを感じた。
    そして、とにかく面白い。

    けど言いたいこともある。

    ネタバレBOX

    2009年にシアタートラムで上演された『モンキー・チョップ・ブルックナー!!』を大幅に改訂した作品。

    そのときの私の感想は、「私の中では、間違いなく今年度ベストワン!!」というものだった。

    http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=55152#divulge

    なので、それの改訂作品ということで、さらにハードルが上がったと思う。


    『モンキー・チョップ・ブルックナー!!』のときのPOPさは気配を消し、個人的に勝手に「ひょっとこフォーメーション」と呼んでいる群舞もかなり控え目、それによって、「ドラマ」と「テーマ」が、まるで鋭いキリで突き刺すようにピンポイントで攻めてきた。

    基本となるストーリーは、前作と同じながら、前作では、監禁女性・三谷を数人の女優が演じていたのだが、今回は、1人、笠井里美さんだけが演じる。
    その姿は、前回のときには、強い、いわば「押し」の守って欲しいオーラだったのが、今回は、「引き」の守って欲しいオーラとなっていた。

    つまり、「押しのオーラ」のときには、それに対抗する小田も、強さがないとダメであり、前回の感想で私は小田を演じたチョウソンハさんを「小田の気持ちの動きと、それを表現する台詞と身体の動きの縦横無尽さは、まるで化け物とかモンスターのようだ。それぐらい凄い」評した。例えば、人に対するときの詰め寄り方の変化がもの凄かったのだ。

    今回の「引きのオーラ」が出ている三谷に対抗する小田(松下仁さん)は、まさに「引き」に対応している演技だったのではないだろうか。徐々に変な方向にすべっていく様も、ちょっとだけ軌道が外れてしまいました、という雰囲気で、黒テープのくだりはかなりインパクトが増していた。

    そして、三谷の存在が薄くなることで、小田の意味が鮮明に浮かび上がってくるのだ。
    「監禁」という「束縛」の状況の逆転が前回であったとすれば、今回は、「監禁」というエッセンスは、小田の中にある「観客席に自分はいる」という気づきを与え、それは、「プレイヤーとして社会にかかわっている、ほかの人たちとは自分は違うのだ」ということを意識させた。

    つまり、小田と社会の関係が明らかになってくることで、小田は安心してしまったということなのだ。
    三谷はそのための触媒にしかすぎず、しかし、そばにいないことには、不安になってしまう。

    小田と社会は「窓ガラス一枚」だけ(も)、「犬のお腹の皮一枚」だけ(も)隔たっている。
    それを教えてくれたのが三谷である。
    小田は自分の感じていた(社会との)違和感をこうして「コトバ」にすることで、「わかった」のだ。

    つまり、三谷は小田にとっての「本当」で「唯一」の理解者であり、グル(導師)でもある、という勘違いから、勘違い=恋愛的な感情に結びついているようになるし、周囲からはそうとしか見えない関係になっていく。しかし、これは男女の恋愛ではない、もっと深いところでの結び付きである。
    ただし、それは「小田からの一方通行」の可能性が高い。

    こうした「ドラマ」と「テーマ」を満載しながらも、「笑い」をまぶし、抜群の構成と演出、展開のテンポで2時間近い舞台は息つく暇もなく進むのだ。

    そして、何より役者もいい。

    とても面白かった。
    アマヤドリはこうしてスタートしたのだ。

    ただ、ひとこと言っておきたいことがある。
    前回「大爆破」とまで言っておいての、「アマヤドリ」である。
    大爆破したんだから、「ひょっとこ乱舞」はないもの、として考えていた。
    なのに、ひょっとこの作品の改訂版だったのは少々残念。
    新作で、アマヤドリのスタートを切ってほしかった。

    そういう意味では「アマヤドリ(ひょっとこ乱舞改め)」のカッコの中だって、もういらないんじゃないだろうか。
    何のために劇団名は大爆破したのかはわからないが、「アマヤドリ」だけでやっていけばいいんじゃないのだろうか。
    それともいつまでもいつまでも、大爆破したはずの「(ひょっとこ乱舞)」の古い殻を付けていくつもりなのだろうか。

このページのQRコードです。

拡大