第157回なかのZEROこども劇場
第157回なかのZEROこども劇場
実演鑑賞
なかのZERO(東京都)
2012/03/18 (日) ~ 2012/03/18 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.konnyakuza.com/schedule.aspx#ttll4
期間 | 2012/03/18 (日) ~ 2012/03/18 (日) |
---|---|
劇場 | なかのZERO |
出演 | |
作曲 | 伊藤多恵 |
演出 | 萩京子 |
料金(1枚あたり) |
1,500円 ~ 2,200円 【発売日】 大人\2,200 子ども\1,500 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ものがたり ジェペットじいさんによって、一本の木から人形になったピノッキオ。 いい子にしているといつか、本当の人間の子どもになれると言われ、学校へ出かけますが、人形一座のいる芝居小屋へ寄り道したり、ずる賢いキツネとネコに出 会い、もらった金貨をだまし取られてしまったり…。疲れて途方にくれていると、今度はオモチャの国行きの馬車に出会い乗ってしまいます。オモチャの国で遊 んでばかりいて、とうとうロバになってしまったピノッキオは、市場へ売られ、海に放り込まれ、大きなクジラに飲み込まれてしまいました。 なんと、クジラのお腹のなかで、ピノッキオを探して旅にでたジェペットじいさんと再会。おじいさんを助け、クジラの口から泳いで逃げだします。 旅をして、たくさんの出会いをして強くなったピノッキオは言います。 「ボク、ピノッキオ、木の人形だ、人間の子供になれなくても、幸せになれるんだ」。 作曲家より ピノッキオは木の人形 萩京子(作曲) ピノッキオは木の人形です。 「いい子にしていたら人間のこどもになれる」といわれて、ピノッキオは人間になることを夢見るけれど、いい子でいることはなかなか大変です。 「いい子」は、勉強をしなくてはいけないし、約束は守らなくてはいけません。 でも、ピノッキオはすぐに楽しいことに心を奪われてしまいます。 それは人間のこどもそのものです。 「楽しいこと」や「遊び」は、とても大切なことです。もちろんこどもにとっても、そしておとなにとっても。「遊び」を失ってしまったら、世界は暗闇になってしまいます。 「ピノッキオ」の物語は、こどもたちに「誘惑に負けない心を持ってほしい」、「勉強してりっぱな人になってほしい」という願いが込められていることは確かですが、こどもたちの「遊びたい」という気持ちを否定した物語ではありません。 世界中で長く読み継がれてきたのは、遊ぶことが大好きなピノッキオ、何度も失敗し、何度も反省する、そんなピノッキオの姿に、すべての子供たちが自分の姿を重ね合わせてきたからにちがいありません。 「いい子にしていたら人間のこどもになれる」…原作者のコッローディは人間を肯定し、「善き人間をめざすことが世界を善くする」という考えに貫かれています。 しかし、わたしたちはいま、人間の愚かしさを自覚し、人間だけがすばらしいのだ、という考えから抜け出ていくことが必要だと考えます。 わたしたちがお届けするオペラ『ピノッキオ』では、物語の最後、ピノッキオは自分が木の人形であることをはっきりと自覚します。人間のこどもになれなくてもいい、と言います。旅をして、たくさんのことを知り、たくさんの経験をして、おじいさんと再会したピノッキオは、やさしさと強さをあわせ持ち、「ピノッキオ」という人形であることを誇りに思うようになる。そのことこそ、いま、わたしたちが世界中のこどもたちに伝えたいことなのです。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 原作:カルロ・コッローディ 台本:山元清多 美術:荒田良 衣裳:太田雅公 照明:中川隆一 舞台監督:久寿田義晴 |
ジェペットじいさんによって、一本の木から人形になったピノッキオ。
いい子にしているといつか、本当の人間の子どもになれると言われ、学校へ出かけますが、人形一座のいる芝居小屋へ寄り道したり、ずる賢いキツネとネコに出 会い、もらった金貨をだまし取られてしまったり…。疲れて途方にくれて...
もっと読む