自慢の息子 公演情報 自慢の息子」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-28件 / 28件中
  • 満足度★★★★

    遊び心と真面目さが目立った105分
    舞台美術も作り方も松井周さんが好き勝手なおかつ遊び心でよくやったなあとおもいます。次回作(1月-2月初旬)にも期待。

  • 満足度★★★

    代表作なので観劇した事は自慢出来るが・・・・。
    ネタばれあり

    ネタバレBOX

    劇団・サンプルの【自慢の息子】を観劇。
    今作は岸田戯曲賞を取った作品である。前々作の【ゲヘナにて】はとても観るに耐えられない芝居だったのだが、今作は劇団の代表作でもあるので再度挑戦をしてみた。

    母親の自慢の息子・正はとある場所に王国を作っている。その王国では正の信奉者達で共同生活を行っている。正は神憑り的な存在なのか?その王国はジャングルの奥地か?カーツ大佐かアギーレか?などと勘ぐってしまうのだが、実はそこは単なるアパートで、正は引きこもっている中年オヤジである。その共同生活の風景を正の役を扮する・古館寛治を中心に描かれている。

    前々作での耐えられない芝居も今作ではそれほどでもなかったのだが、やや同じ様な体感をした事は確かだ。今作はラストに向かって行くに従って、このような王国を作ってしまった?作ってしまう?に陥った理由のような物が観客にボンヤリと見えてきた点だ。ただそのような物語やテーマを疑問視して追求していく鑑賞法は間違いのようで、ただただ観客は舞台で行われている出来事を漠然と眺めていれば良いのかもしれない。観客に一切寄り添わない、近づかせない見せ方にこの劇団の面白さと魅力があるのかもしれない。明らかに小劇場ブームの頃の熱い演劇とは正反対だ。今の時代を語るにはこのような表現方法が一番正しいような気がする。でも自分自身が次回作を観るかは非常に疑問ではあるが・・・・。

  • 満足度★★★★

    サンプル「自慢の息子」再演
    面白かった~。初演よりも冷静に観ていられた。入り込まなかったゆえに、考えられた。依存と日常的に私たちがしている演技(コスプレ)について。

  • 満足度★★★

    なんとも評価しにくい
    観る前の期待が大きすぎた。

    決してつまらなくはないし、楽しめるが、正直私には合わない。

    舞台も照明も面白い。布を使い、部屋は変化し、照明に部大使照明は用いない。
    登場する人物たちも、見えていないだけで、自分のごく近くに居そうな、もしかしたら自分もああなのではないかと不安になりそうな、そんな危うい人物たちだ。

    だが、何か物足りない。

    それが何なのかまだ消化できない。が、同じ回を観た方から「こういう芝居は、観客側から積極的に観に行かないと楽しめるものではない」と言われた。
    この事もまだ消化できずにいる。

  • アパートの一室
    広がりはあったのでそうは感じにくい舞台。
    兄妹の影シーンは、のばしすぎではなかったか。
    心の暗闇を表現しながら、笑いも入っている。
    最終的には3組できちゃったということだろうか?

  • 満足度★★★★

    おもしろくて楽しめるんだけれど
    おもしろくて楽しめるけれど、どこがどうおもしろいかうまく説明できないのがもどかしいという舞台だ。
    しかし、この舞台のおもしろさをどう捉えたらよいかよくわからいことで却って、演劇のあり様についていろんなことを考えさせられたのは、それはそれでよかった。

    詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
    http://f-e-now.ciao.jp/20120404.html

  • 満足度★★★★★

    笑って笑って笑って肝が冷えた。
    …もぅ。
    どこまでも深読みが出来る。
    どこまでも妄想が許される。
    そんな狭い空間での広大な物語に、ただただ参りました。

    チラシでは宇宙空間の惑星表面と思い込んでいた「図?」がフライヤーでは「アレ」だと知ったときのやられた感たるや。

    冒頭と矛盾しますが、すなおに観る事をオススメします。
    魅入られます。

    ネタバレBOX

    アフタートークの日を狙ってよかったw
    お2人ともだいすき~
    お人柄がステキすぎる。

    あたしの無粋な質問は、ほんと読まれなくってよかった。
    うん。

    そして、雑誌「サンプル」vol.0を、これからも九州の劇場で購入させてください!と、お願いしました。
    とりあえず通販のできない物販のみ購入…貧乏。
    本当なら明日も観たい。
  • 満足度★★★★★

    サンプル「自慢の息子」観ました。
    役者、美術、照明、道具などの全てが、視覚はもちろん、触覚にも強く訴える舞台。個々の人々の思い込みが作る物語が、グロテスクなごっこ遊びを暴力的に支え、そこに垣間見える本性が生理的にすごく嫌でいい感じ。各所での変態(メタモルフォーゼ+アブノーマル、役割や遠近感等)の目まぐるしさは、受け手にけっこうな「観る意思」が必要かも。事前に予想してたよりも、間口の広い作品。観た人によって、語りたい事がまるで違いそう。この作品が名古屋を皮切りにしたのが、妙に嬉しいです。

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