くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】 公演情報 くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
21-40件 / 52件中
  • 満足度★★★★

    再始動後の初見
    「心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~」以来のDULL-COLORED POP。いよいよ再始動。っていうか再始動2作目か。谷賢一さんの作品は「ヌード・マウス」以来なのでつい最近だ。

    面白かったですな。圧倒的なエグさ。人の弱さを観せ過ぎている。擬人化されたネコたちの、時たま空気を読まない存在。それでいて全てを一番近くで見ているのは彼ら(彼女ら)なので、逆に人間の悲壮感とイタさを掘り下げる起爆剤になっていた。

    A cat has nine lives. しぶといというか、母親の執念=ネコっていうところに、谷賢一さん作品の真骨頂を観た気がする。母親が真実を知った場合どうなっていたのか・・・も観てみたい気がした。堀奈津美さん演じる息子の妻も、実はネコでした。

    百花亜希さん、かわい過ぎるだろう。

  • 満足度★★★★★

    嘘みたいに
    行く途中小竹向原のまちを歩いていたら、
    猫と遭遇しました(笑

    青年猫(1歳にちょっと足りないくらい?)
    で、目を見ただけで、素直そうな、
    毛並みのきれいな・・(笑

    感想はもう少しあとで書きます・・(汗

  • 4月6日(金)S
    ダルカラードでポップであった。(笑)

  • 満足度★★★★★

    くろねこちゃんとベージュねこちゃん
    谷さんがファミリーものを書くなんて!笑
    そしてそれがこんなにも秀逸だなんて!!!

    お父さんの気持ちも、お母さんの気持ちも、猫の気持ちさえわかる様な気がして観劇いたしました。
    本も演出も、何より役者陣が素晴らしい☆☆☆☆☆
    「演じる」って何だろう?と考えながら帰路につきました。
    リアルではない母のリアルさ。
    人間なにゃんこちゃん達。
    役者の素晴らしさがまた、本を高みに押し上げています。

    小さな小屋でやってるのが勿体ない!
    もっと多くの人に観て欲しい。
    本当に素晴らしかった。
    恥ずかしくてうまく喋れない位、良かったです☆

  • 満足度★★★★★

    3回目
    金曜の夜。
    今日2ステージ目だからか役者の演技がとても良かった。
    のりのりだった。役者同士の演技が、かみ合っていた。

  • 2回目
    金曜日の昼。
    昼だからか役者の出来がいまいち。

  • 満足度★★★★

    観に行って良かった!
    観に行った友達から『面白かった!』と聞いていたけど、期待以上に良い公演でした。何がよかったのか上手く言えないけど、なんか観てたら色々考えちゃう響く公演でした。アフタートークも面白くて、もっとたくさん聞きたかったなぁ~もう一回観たい公演!

  • 満足度★★★

    母親
    母親と家族との関係を、ある時はポップに、ある時は悲痛に描き、感動させるかと思いきや、その裏に毒が潜んでいたりと、母親に対するアンビバレンツな感情が感じられる作品でした。
    ストレートな会話劇だけに留まらない演出手法を適度に用いていて、新鮮な味わいがありました。

    夫が亡くなり、葬儀のために母親の元に息子と娘が帰ってくる物語で、途中に母親と子供の確執が生じた時の回想シーンが挿入される構成でした。回想シーンは猫役の2人が母親の役を演じていて、良かれと思ってした行動が逆に相手を怒らせる様子が痛々しく描かれていました。終盤のちょっと意外な展開にも、母親に対する愛憎が感じられました。

    母親役を女性でなく男性が演じることによって、ある特定の母親ではなく、普遍的な母親像が出ていたと思います。母親を演じた大原研二さんは最初はカツラを被っていますがすぐに外してしまい、見た目は男そのままなのに母親らしく見えて、良かったです。
    猫の2人は家族とはテイストの異なる、コケティッシュでコミカルな演技で、母親の痛々しさが際立っていました。

    陰影を強調したり、ライブハウスのようにカラフルだったりする照明が印象的でした。舞台上にある物の大半が猫絡みだったのも洒落ていて、面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    戯曲◎。役者◎。演出◎。しかも演劇が知的で新しい。必見!
    役者はほとんどみんな良いが、特に百花亜希が気に入った。
    開演前のおもてなしも良い感じ。

  • 満足度★★★★

    ねこ
    やっぱり「母」とはよくわからないものらしい。

    ネタバレBOX

    父(塚越健一)が死んだ後の母(大原研二)の話。息子(東谷英人)の嫁(堀奈津美)に、「内助の功」とか「仕事やめて」とか言っちゃうデフォルメされた「母」。ベージュねこ(なかむら凛)とくろねこ(百花亜希)の幻想を通して過去を想い、誰も分かってくれない、と精神不安定になる。父の遺言の言葉に母は救われるもそれは脚本家の息子の創作だった…。

    2匹のねこが回想の中の母を演じているのを、外から眺める母。1つは息子が演劇の道を進む時。1つは、娘(若林えり)の受験勉強の時。どちらも母の想いは家族に届かず、母の孤独は深まり続ける。ねこ達との独白でも、お買い物メモに「辛い」とかいてしまうくらい、寂しさの中に生きる母。息子も娘も距離ができて、父を亡くした母。寂しさのどん底で2匹のねこを創り出す…。
    子としては、そんな母の寂しさなんて知りたくもないとうか見たくもないというのが率直なところ。親が泣くところも見たくないし。ただ目が離せなかった。

    2匹のねこは下手に媚びてないとこと猫っぽくしないところが良かった。でも、OPの堀奈津美の乳揉みは意味わからんかった。サービス?
  • 満足度★★

    ん~!?
    私自身、主人公の母と同じような年齢のまさに母親なのですが・・家族の描かれ方からセリフの端々までどこにも共感出来るところがなく、こちらでの高評価がちょっと・・ん~?? 黒と茶色の二人のねこちゃんはひたすらキュートでしたけどね。

  • 満足度★★★★★

    ウソではないウソ
    満員でした。
    そして、ほわん♪としたお話かと思ったらそうじゃなかった!!
    号泣→ラストで「生きるってこんなもんだよね」と。
    谷川俊太郎の「ウソの中のホント」に出会えました。
    良い作品を観させて頂いて、ありがとうございました。
    今後の活動に更なる期待です(^^)

    ネタバレBOX

    「人の気持ちが分かる」って言ってるお母さんが、一番分かってないよね・・・。と公演中思っていました。
    でも、分かってないから、自分以外にソレを強要するのかな?とも。
    私だって、自分にないものを他人に求めているもんなぁ。

    だけど、おかげで良い兄妹を育てられました。
    兄の「父からの手紙」に号泣しちゃったもの。
    お母さんは心の中のどこかで、きっと気づいているよね。
    でも、ウソだけどウソではないことも・・・。

    今日だって、私もウソをつく。
    人の気持ちを考えて、悲しまないように軽いウソ。
    時には重いウソ。
    ウソの中にある、私が人を思うホントの気持ち・・・。


  • 満足度★★★★★

    やっぱり面白い
    タイトルや開演までのあのゆるーい雰囲気で始まるけど、中身は家族のダークな内面を描いていて深かったです。

    ネタバレBOX

    母親の言動とそのいらだたせる態度が自分の母親と重なった。
    それは家族のためにやっていることなんだという母親の主張。でもそれは母親のエゴ。

    ハッピーエンドと思わせて実はそうじゃない。
    自分の家族のことも色々考えさせられた作品でした
  • 満足度★★★★

    色々な感じ方の出来るお芝居♪
    内容は日常の家族の姿を描いてる話
    と言えば
    サザエさん⁈ちびまる子ちゃん⁈を思い浮かべると思いますが…

    いやいや…もっと人間の本質的な部分をついてきますね…^^;
    同じ屋根の下で一緒に暮らせば普通に起こる事
    社会でも同じ事が言えるかなぁ…⁈
    個人の思いや価値観など生きて来れば一人ひとり変わってくる
    そして、摩擦が生じる…
    普通に生きる事の幸せを求めて♪

    観る人も価値観も育った環境もバラバラだから色々な感じ方の出来るお芝居

    ただ普通の事を役者さんがヒューチャーして絶妙なバランスで表現するだけでも
    話は面白くなり惹きつけられる事を感じさせるお芝居でした!

    そんな風に愉しめた私の心は濁ってしまったのかなぁ…^^;
    などと色々と考えさせられました

    劇団のネーミングでもあり、紹介文でも書いている様に
    人間性の最も暗くグロテスクな一面を、
    物語に立脚したあくまでもポップな言葉とスタイルで描きたい

    まさしくそんな見応えある作品でした♪

  • 満足度★★★★★

    アトリエ劇研
    噂に聞いていたよりも、はるかに正攻法でどこかで聞いたことがあるようなストーリー。ですが、語られない言葉、沈黙を一言もらさず聞こうとしていたから、そしてここぞというときの言葉に不意を突かれたから、いつの間にか作品の中に私は居てました。アトリエ劇研の広さは、私が作品の中にいることを許してくれました。特に大きく動く、という作品でないのに、不思議です。素晴らしい作品でした。おすすめいたします、が、劇研ではもう観れません。ここで観れたことを胸を張って自慢します。

  • 満足度★★★★

    さすがの出来
    文句なく引き込まれて楽しんだ。
    家族について考えさせられて、共感したり怖くなったり堪能した。
    一つの芝居を作る過程を全て公開した試みに脱帽。続けて欲しい。

  • 満足度★★★

    ポップでダーク
    キュートでコミカルなビジュアルなのに全く気持ちよくない内容でゾクゾクした。あと公開ダメ出しは別の意味で面白かった。

  • 満足度★★★★

    「名は体をあらわす」
    DULL-COLORED POP という劇団名は、ちゃんとやっていることを伝えているなあ。人間の見たくないような醜い部分、それをあくまでPOPに描くって。
    ・・・正直、見たくないものを見た感じです。私が(娘として)自分の母に言ったこと、母から言われたこと。あるいは、私が(母親として)子供たちに言っていること。結構、出てきました。笑えるほど・・・。母親って、病の一種かもしれません。男性が母親役、また母親の回想シーンはネコが代弁することで、「生々しい痛み」は少し和らいでいる気がします。

    「人生って甘いもんじゃないのよ、我慢よ。」なんて台詞、そういえば「ガラスの動物園」のアマンダの台詞でも同じようにあったかも。

  • 満足度★★★★

    みた
    みた。いろいろ考えてみた。

    ネタバレBOX

    ともかく照明が印象的だった。ライブハウスで音楽を聴くなら、色とりどり多少目まぐるしくてもいいけれど、会話劇でそういうのやってみせて、それが単に実験的なところで終わってなくて、ポップで不穏。
    それから佐野功という役者の持つ中性的な雰囲気をうまく裏切ってみせたあたり、素晴らしかった。
    妹役の方は、初めて見たけれど、自分なりの型みたいのを確立しているみたいで、役者だなあと感じた。
    ひとつ残念だったのは、最後の、息子の嫁の算段に関するくだり。あそこだけがどうしても、嫁の見せ場を作るためにとって付けたような印象だった。


    作品への感想とは別に感じたこと。
    たとえばあの母親を、お笑い番組の中で松本人志がやって見せたら(実際、おかんとマーくんに見えたところもあった)、同じ台詞に同じ演出であったとしても、ほとんどの言動を笑わせ目的として受け取られてしまう気がする。入口をどこに置くかで、人は、笑っていいものか笑うべきでないかとか、自分自身を縛ってしまうんだろう。
  • 満足度★★★★★

    現実は小説よりも奇なり
    ひとりの普通な専業主婦の約30数年間の人生のお話。 

    とりわけ波瀾万丈なこともなかったのに重みと深みを感じたのはなぜだろう。 

    最後の最後で、いい意味で期待を裏切ってくれたのはダルカラらしいのかなと思った。 

    ネタバレBOX

    百花亜希さんとなかむら凛さんのねこがカワイイ!

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