かざかみパンチ 公演情報 かざかみパンチ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    一筋縄ではいかない作品
    昔から名前はよく聞いていたが、観たのは今回が初めて。

    カンフェティで割り当てられた席が入口近くの壁際だったこともあり、舞台が見えづらく、少し落ち着かなかった。


    俳優たちのウォ-ミングアップから始まる前半部分の演出・構成の端々に、この劇団の草創期-学生演劇時代の雰囲気がしのばれるようで興味深かった。


    キャラメルボックスやヨーロッパ企画など、学生演劇から出発した劇団が持つ独特の親しみやすさ、それは一種の懐かしい青臭さと言うのか、「ヘタウマ的」面白さというのか、そういった雰囲気がこの劇団にもあるように感じられた。


    物語が不条理劇風の二重構造で途中までが分かりにくく、わかってきてから先も、また観ていて混乱する箇所があり、なかなか一筋縄ではいかない作品だった。

    長時間ということもあり、少々、頭が疲れました。

    ネタバレBOX

    後半部分に先の大震災の津波を思わせる描写があり、ドキッとさせられた。

    ほかのかたも触れられているように、この作品にも震災の影響が感じられたのだった。

    私が観た日は、八嶋智人の声がひどく嗄れ、着ぐるみを着ていたこともあり、最初、誰かと思ったほど。

    「いろいろあってゆうべも遅くて声ガラガラだよ」などとアドリブで笑わせていた。

    売れっ子で忙しいのか、飲みすぎなどの不摂生によるものなのかは知らないが、プロとしてあまりほめられたことではない。

    観客との距離が近く、ネタにして笑いにできる小劇場系劇団だから許されるかもしれないが、これが大劇場作品や新劇、歌舞伎などなら、シャレではすまされない。
  • 満足度★★★

    初めて観たのですが
    時間、お金が少々って感じやけど、良かったと思う。
    しかしもう一歩何かがほしいなあ。

  • 満足度★★★

    いつものカムカムじゃない
    味わい深い内容でした。
    もしかしたら、今後この劇団の行方を左右するかもしれません。

    時間は、、、正直長い。
    もう少しコンパクトに出来ないかなぁ。

    ネタバレBOX

    ライティングをもう少し工夫すると、
    劇中劇との差異を見せれたのではないかな。
  • 満足度★★★★

    初観劇
    カムカムミニキーナさん、初めて観ました。八嶋さんはもちろん良く知っている役者さんでしたが、劇団についてはあまり知らなかったです。
    でも観にいって良かったです。
    3時間弱ということで心配して、開演前にコーヒーを飲みましたが、飲まなくても大丈夫だったかな。
    とにかく好きな芝居でしたし、役者さんも魅力的でした。

    ネタバレBOX

    一点だけひっかかったのは、東日本大震災と重なる部分があったこと。それがどのような意図かわからなかった(あるいは意図なかったのか)のですが。メッセージがあったのであれば、アフタートークなどで教えて欲しかったです。
  • 満足度★★★★

    ドタバタじゃなかった
    小学生の頃、「風はどこから吹いてくるのですか」という子どもの質問に、「風上から吹いてきます」と言い切った女の先生がいました。子ども心に「ごまかしやがって!」と思ったものですが、今考えるとこれほど正しい答は無い気もします。
    そんなノスタルジックメモリーをほじくり出してくれた「かざかみパンチ」
    チラシやそこに書かれた紹介文からかってにコメディーだと思って行きました。ドタバタか、もしくは「サラリーマンNEO」風のクスッと来るヤツ。
    ところが、どっこい。
    確かに笑いの要素は散りばめられていましたが、見終わる頃には、演劇と虚構とか、現実と自己喪失とか、部屋とYシャツと私とか(嘘、ごめんなさい)、色々考えさせられる重たいお芝居でした。

    2時間40分、内休憩10分。千秋楽の今日は終わったらちょうど3時間でしたが、少し長く感じました。全体で2時間くらいにおさまっててくれれば、むしろ分かりやすかったかも。

    ネタバレBOX

    正直、1回見ただけじゃわかりません。←私は。
    2、3回見て、やっと本当のテーマに近づけるのでしょうか。
    まさに『飲み込むのが惜しくてしゃぶり続けるイカゲソ』のように、しゃぶり続けないと。
    『演劇でないと伝わらないことがある』と、八嶋さんが言ってましたが(あのブルータスのシーン好き)、演劇にしてもわからないことがある。
    あのギャグは、そういうことだったのかな(笑)

    久ヶ沢徹さんの身体能力にビックリしました。
    カーテンコールでの挨拶で、こう見えてもうじき50才にはもっと驚きました。
  • 満足度★★★★

    風を感じて
    上演時間は長いけれども、そんなに長い、という印象はなく、また随所に小ネタが仕込まれているので、息抜きをしつつ観ることが出来ました。来年も同じ会場で上演するとのこと、また是非観たいです。
    パンフレットがカレンダーになってるのが、この時期ですし有難いです。部屋に飾ります!

    ネタバレBOX

    演技、特殊効果、小道具、照明、音響…と様々に「風」を表現していて、そのバリエーションの豊かさに驚かされました。鏡が使われている場面が一番好きです。自分たちが客席から見られない部分(役者の背の部分)が見られるし、何より自分や隣の人の顔が見える、という面白さ。
    話が入り組みすぎていて、途中から展開がつかめなくなってしまいました…
  • 満足度★★★★

    凄かった
    久しぶりに(10年ぶりくらいに)見て、すごくよかった。
    最初のシーンから鳥肌立ちました。

  • 満足度★★★

    ちょっと考えてしまう
    カムカムは2回目。さすがのクオリティで創ってあるけど前回観た「水際パン屋」の方が話はわかりやすくて良かったかな。今回はちょっと長く感じたのと、どうしても後半が消化不良で辛かった。でもこれだけの人たちがこの値段で舞台をやり続けているのはすごく嬉しいし、広がっていってほしいと思う。あと、すごく消化不良な点は、ネタバレにて。

    ネタバレBOX

    後半、町が飲み込まれ、すべてが流されて何もなくなる、というシーンで役所ではたらくみっちゃんが呼び出しマイクに向かって「逃げて下さい」と叫び続ける。それは津波で流されながら最後まで防災無線で避難を呼びかけていた役場の若い女性のエピソードと完全に重なり、一気に現実に引き戻された。どういうつもりでああいう展開になったのかはわからないけど、松村さんが「解釈はひとそれぞれ」と言うように私には完全に大震災と繋がった。まだまだ現在進行形の出来事で社会が消化しきれていない事象を物語として・エンターテインメントとして楽しんだり感動したりすることは私にはまだ出来ない。同じ想いの人はたくさんいるはず。これだけのプロの方々がこういう作品を創られたことが残念でならない。
  • 満足度★★★★★

    待ってました!!
    去年の『水際なパン屋』も良かったけど、今回の作品も めっちゃ楽しかった~ ☆

    八嶋智人くんや藤田記子ちゃんもやっぱり巧い !!
    空気をいっぺんにもっていくのはさすがです。

    八嶋・松村のいつものアドリブはとにかく爆笑でした。。

    そして客演の河野洋一郎(南河内万歳一座)さんと久ヶ沢徹くんが これまたいい味で絡んでくるんですよね~

    劇団員では今回は長谷部洋子ちゃんが めっちゃ良かった。
    さすが、カムカムの層の厚さですかねえ。

    休憩10分はさんで2時間40分

    一幕はオーソドックスなコメディタッチ、二幕は異次元に飛んで行ってしまったかのような まさに松村ワールド。

    座・高円寺1 の空間を考えての演出は見応え十分でした。やっぱりカムカムミニキーナ 面白いですわ!!

    そして今回はB列が最前列、しっかりセンターの席だったので とっても楽しめました^^


  • 満足度★★★★

    演劇でしか伝えられない。
    劇中劇と言うか、客席含むすべてが劇!というか…。演劇を追及しているようで、様々なストーリーが渦巻きうごめき…。カムカムらしさなんですよね。ヤマシゲさんが今回出ていなかったのが残念だけど。しっかし、藤田記子さんがイイ!!大好き。

    ネタバレBOX

    あの、アフタートークのだらだら感がたまんないです。と、物販に懸けているとこなんか、カムカムミニキーナらしいですよね。タオル買っちゃいました(笑)

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