散歩する侵略者(再演) 公演情報 散歩する侵略者(再演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★★

    イキウメの作品で一番好き
    前川さんの舞台は何度も拝見していて、「散歩する侵略者」は書籍にもなっていて、読むかどうか迷っている中、再演としり迷わずチケットをとる。
    SFなのに、泣ける。見事な作品でした。

  • 満足度★★★★

    よかったです☆
    枯れて温度のない感じがとても好きでした。
    諦めというのか、当事者がむやみに騒いだりしないのが、
    結構リアルだなと。

    お話は「リアル」ではないのですが、
    リアルとファンタジーとSFの隙間を
    うまくすり抜けていく感じがとても気持ち良かったです。

    次回公演も期待!

  • 満足度★★★★★

    「こりゃあ深いゾ」
    G-up 版の時には予備知識もなくストーリーを追うのに懸命だったが、今回はディテールに注視する余裕もあり、その結果「こりゃあ深いゾ」と…

    ボディ・スナッチャー系SFから入りながらも実は哲学的で、終盤での嶋海の決断(というか訴えというか)には胸を打たれる。それも個人的なものと全世界的なものと二段構えにしてあるのが巧い。

  • 満足度

    ん~
    二流半

  • 満足度★★★★

    当然、来年も新演出で
    おねがいします。岩本さんは固定がいいかな。

    ネタバレBOX

    人がポツンと佇んでいる演出。前川節というか。なかなかしびれる。
    《惑星ソラリス》的内容を古典的侵略SFに落し込んだもの。「言葉なんか覚えるんじゃなかった」ではないが、ペーパーバックSFの極彩色と現代詩のポエジーを隣接させたもの。
    シェイクスピア的でさえある古典的ラヴストーリー。日本古典との照応もある。心中ものとか。
    ラジカルな有り方を極めて微妙に描いている。愛の観念の無い人間こそが一番過激な改革者になれるというのだろうか。ゲバラとカストロを賛美しているのか諷刺しているのか。
    前川知大、野木萌葱、詩森ろば...小劇場にも断続的に何年かかけて公演ができるレパートリー的作品が出現してきたということだと思う。そして極めて優秀な一群の俳優も。しかし演出の力点次第ではいろいろなメッセージが読める(出せる)作品だ。まだ汲み尽くされていないだろう。むしろ、この戯曲(着想)の持つ破壊力、タブーに触れかねない力が発揮されるのはこれからだ。
    映画はどうか分からないが(消費材化されるのがオチ?)、小説化され、当然再演されなければならない。
  • 9月12日(水)S
    日常と地続きのSF。洗練されてる作品。

  • 満足度★★★★

    観比べられる楽しみ
    初演を見逃しG-Up版を拝見し、今回2回目の観劇。
    G-Up版とはかなり演出が違っていて、前回にはなかった良さもあり今回は今回で楽しめた。 

    今回はマルオ君とハセベ君がすごく良かった。 
    特に深く考えもしないまま曖昧な日々に流されて漂っていた若者が流れに棹を挿し(挿さざるを得なくなり)、混乱してもがく姿がリアルに感じられた。 

    ただ自分の好みはG-Up版かな。 
    日常に異物が紛れ込む恐怖の際立ち方が鮮やかで、しかもナルミの背景(母親の存在等)がより細かく描かれていた為にラストでの哀しさも沁みるものになっていたと思うので。

    ネタバレBOX

    「それをもらうよ」・・・・やっぱりコワイです。
  • 満足度★★★★★

    流石
    もう何度目かのイキウメ観劇ですが、相変わらず極上のミステリを読むような気分にさせてくれました。過程も含め、兎に角全て面白い!ラスト間際に、涙する人も続出。終演後、後ろの席で「残るわ、これ…。」と呟いた観客の言葉も印象的。主演が元アクシャンの安井氏というのも個人的に嬉しく◎。またきっと足を運んでしまうと思います。

  • 満足度★★★★★

    間違いなく、今年一番。
    イキウメは、毎回必ず見に行きたい、数少ない劇団です。
    「図書館的人生」から観ています。
    最近、哲学的な要素がどんどんとパワーアップしてきて、私にとっては伝わりにくくなりつつあるなーと寂しく思っていました。

    今回は、間違いなく、一番好き。
    次に役が言うせりふが読めるくらいに、たっぷりとどっぷりと飲み込まれました。
    セリフがわかってても、泣ける。
    思う様、なける。

    イキウメ、これからも追い続けようと決めた青山でした。

  • 観劇
    見ました。

  • 満足度★★★★★

    極上。すっげ、こえ~(怖い)。
    極上。すっげ、こえ~(怖い)。
    シアターガイドで、いく人もの役者が気になる作品に挙げていて、観たのだけど、極上の作品。
    強いて言えば、作品名とフライヤーが良くない。シアターガイドの記事がなかったら、スルーするところだった。

    ジャンルは、SF系で、サイコで(あってる?)、ホラー。

    見た目の恐怖ではなくて、内面に肉迫するドキドキ感。
    文句なしに面白い。

  • 満足度★★★★★

    初見。
    衝撃。
    空間の使い方が上手かったし、なにより恐ろしくも切なく美しい物語に
    おみまいされました。

  • 初日観劇。
    円形は難しいと言われているけれど、うまく使っているなぁと。観た事のあるイキウメ作品の中で一番好きなホン。安心して観れました。やっぱあのシーンで不覚にも涙。G-up版よりも好みです。

  • 満足度★★★★★

    思わず背ばなれ
    確かに、おもしろくてついつい前のめりになりました。

    円形劇場ならではと思うですが、上からの照明が、天空の光かUFOの光かという感じで◎でした。

    ネタバレBOX

    概念を抜かれるとわかって自ら身を捧げるって、それはこわいなあ。

    SF的な結末ではなく「愛」で締めくくるるってベタだけど素敵だなと思いました。
  • 満足度★★★★

    比較するなといわれても
    一年前に上演されたG-up版『散歩する侵略者』がかなりお気にいりで、どうしてもそれとの比較でみてしまいます。本当は純粋に鑑賞したいのですが。までもそうなっちゃうんだから仕方ない。

    ネタバレBOX

    で、比べてどこがどう変わったかというと

    (1)割と年齢の幅をかんじるキャスト陣
    →主に同劇団の俳優でかためたせいか、全体的に若い
    (2)家とか結構つくりこんである具象舞台
    →円形劇場を意識した抽象舞台に(よりSFっぽくなった)
    (3)比較的、演技は淡白
    →ひろい劇場を埋めようというエネルギーをかんじる芝居(個人差はあるが)

    大きくまとめると、前回が「目に見えるリアル」をベースにした作品だったのに対し、今回は観客の想像力にゆだねる部分がおおきかったな、と。いや、全然想像にゆだねる芝居好きなんですが、ことこの戯曲に関しては「見た目には何も変わらない、おだやかな日常」が中抜きにされて、「虫食い」状態にされていく(アマノ談)その恐怖感が売りだとわたしは思ってるので、好みの問題かもしれませんが、前回のほうが理にかなってたのかなーと。

    が、しかし後半に行くにしたがって、はじめに感じた違和感はほぼ払拭。イキウメのペースにひきずりこまれました。なかでも奥さん役の岩本さんという女優さんがやばい!嗚咽こそしませんでしたが、愛の「概念」をうばわれたクライマックスのシーンではこちらまで放心状態にさせられました。とても悲しい気持ちにさせられる芝居です(いい意味です!)帰り道は、とぼとぼ下を向いて帰りました(いい意味!!)

  • 満足度★★★★★

    ビリビリきました!
    イキウメを観るのは初めてでしたが、、、、、はっきりいって、もっていかれましたー!かなり前のめりで観てしまいました。はっとしてみると、まわりの人も向かい側の人も前のめったり、のけぞったりしている。とっても面白い空間でした。左側の人が「新感線よりもオモシロイ」って隣でいっていて、そういう反応も面白くて。もう少し長くやってくれたら、、、知人にオススメしたら、まにあわない、って(涙)たくさんの人にみてもらいたいなーと思ったお芝居です。

  • 満足度★★★★★

    フィクションがリアルを越えた夜
    ある人がいる。

    たとえば、そいつが告白する。

    「おれ宇宙人なんだ」

    そんな言葉がリアリティを持つはずがない。

    だが、この芝居はその言葉に背筋の寒くなるような、そして、胸のキュッと切なくなるようなリアリティをもたせた。

このページのQRコードです。

拡大