『サブウェイ』
正直好みではなかった。
やろうとしている内容はよくわかった。
ただどうしても世界に入っていけなかったのは、私自身がテレビをあまり見ないから、そしてこの作品で訴えようとしていることが私自身に必要なことではなかったからかもしれない(笑)
しかし、あそこまでテレビに固執する必要があったのだろうか?
別の何かでも可能だったような気もするし、またネタの層が非常に浅かったのは、脚本家の勉強不足のようにも思える(いや、これに関しては笑っている世代の方が似通っていたことからの推測です)。
終盤の台詞にあった“雑!”って言葉が一番しっくりきた。
と書いているものの、全面的に否定なのではなく、この作品に関してはただ“合わなかった”というのが一番しっくりきているだけです。申し訳ないです。
満足度★★★★★
『エダニク』
いやはや、面白かった!
前情報を得ずに乗り込んだからハラハラしながら、しかし期待もしながらの観劇。構成はある種、想像通りの展開ではあるがそれがまた素直に観させてくれたのは、リアルな言葉回しと簡潔にまとめた工場内の説明だったように思える。
3人の出演者で90分もの時間を豊かに過ごさせてくれた脚本に拍手!
個人的には原氏の繊細な演技がたまらなくよかった。
気になった点は冒頭。どうしても観劇後に思い返してもしっくりこない。
あと夏氏が見せていた後半のリアクションの取り方にリアリティが感じられなかったのがもったいないと思った。
満足度★★★★
重層的な『サブウェイ』(極東退屈道場))
重層的な物語構造を用いて、故郷を喪失し都市で地下鉄に乗る人々の孤立感が描かれた作品で、短編コント集のように見せかけながらも実は緻密に関連性を持たせている脚本が見事でした。基本的にはコミカルな雰囲気ですが、ところどころにゾクゾクさせる怖さがあり印象的でした。
地下鉄をテーマにしたドキュメンタリー映画の撮影という劇中劇的な構成で、曜日で分けられた各章ごとに1人ずつインタビューの体裁のモノローグがあり、同時に字幕で旧約聖書の『創世記』が表示され、直接は関係しないながらもかすかに関連しているような距離感が絶妙でした。
ベタなギャグからマニアックなネタまで様々なタイプの笑いを挟みながら、次第に社会的な視線を感じさせるシリアスな雰囲気に移行するかと思いきや、それまでの流れを打ち壊すような怒涛の急展開があり、タイトルの「サブウェイ」がとんでもない所に繋がり、唖然とさせられました。
クライマックスの後の終盤のシーンは再演に際して付け加えられたのことで、メディアのあり方が問われている最近の状況をシニカルに描いていて面白かったです。『創世記』の物語も終盤になって現実との繋がりが見えて来て興味深かったです。最後の観光ガイド風に話される台詞が素晴らしく、とても心に響きました。
役者8人は皆個性的でキャラが立っていてチャーミングでした。時折見せる冷徹な表情が怖くて良かったです。人情劇的な劇中劇のシーンでの大げさな臭い演技も楽しかったです。1人だけ他と異なる衣装で狂言回し的な役割を演じつつ、iPadを用いた字幕操作も担当していた中元志保さんの奔放な感じが素敵でした。
開演前の趣向(真夏の會のメンバーが出演)や、駅や車内のアナウンスに様々な台詞が被さるシーンなど、演出も新鮮で楽しかったです。演出とは別に同時並行的に作られたというダンスも効果的でした。
おそらくスノッブな感じにならないように敢えてそうしたのだと思いますが、脚本に対して演技や演出の精度が少々低く感じられる部分があり、勿体なく思いました。最後のシーンは映像と同期させてカッチリと見せて欲しかったです。
すごく笑えたり泣けたりする分かり易い内容ではないのですが、とても共感できる作品でした。次作もぜひ東京公演を行って欲しいです。
満足度★★★★
「エダニク」を観た
流石に横山拓也(売込隊ビーム)の本だけあってナンセンスコメディカラーの強いオモチロ可笑しい芝居だった。役者3人も熱演だったけれど、夏がすこぉ~しだけあがっていたような感じ。原真の演技力が素晴らしい!
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
様々な人間模様
エダニクは、人それぞれの価値観の違いを 改めて感じさせられるお芝居・・・ 屠場で あくまで仕事として、淡々と解体を行なう人達と豚はあくまで生き物であって物ではないと主張する生産者。 この対比を個性的で実力の有る役者さん3人が演じる会話劇。言葉のチョイスにとてもセンスが感じられて、ある場面を除いて 静かに話が進んで行くのに何故か笑えてくる。 再演を希望されたのは当然かと・・・ 東京の皆さんにも是非 観て欲しい作品です。
サブウェイは文字通り地下鉄を利用する 男女7人のエピソード♪こちらの作品は、ストーリーを追うと言うより感性で楽しむ作品かと・・・ 少し難解な所も有ったけれど、声がよくとおり滑舌が素晴らしく良いので、気持ちよく台詞が耳に届いた。全く性質の異なる2作品♪出来る事なら両方 楽しんで欲しい。
満足度★★★
異なる二つのお芝居
【エダニク サブウエイ】
★1 エダニク
生産農家と屠場解体と消費者、物語の中に、歴史もちらちらとのぞく、
若者が一人、物語の舞台になっている 職人たちの休憩所に現れる
若者は今時の若者で、ちゃらい感じ、敬語も無い、
職人2人と若者の会話が始まる、
徐々に雰囲気が悪くなる。
若者は、生産農家の息子と判る、職人一人の態度が変わる、
屠場の問題が起こり さらに雰囲気が悪くなる。
最後のシーンが有ってよかった。 豚の置物も印象的。
ちょっと理解しあった3人
物語には歴史的な複雑な背景もあり台詞1つが重く響きます。
面白いお芝居です。
★2 サブウエイ
地下鉄を使う人たちの一週間の話、
短いシーン、CMのシーンの連続で話が進みます。
神がこの世を1週間で作ったの字幕は、意味がわからない。
雪を降らす、雪ではなく新聞の記事らしい。
苦手な感じのお芝居です。
話は繋がって面白いですが、
物語が判りません、私がわからないだけか?
たまに有る、物語がわからないお芝居です。
そんなお芝居でも良いでしょう。
満足度★★★★
たかが肉、されど肉♪
エダニク観てきました♪
肉の話から三者三様の人間ドラマが映しだされて楽しめました♪
ナチュラルに演じる役者さん^^
そこは箱の中の落ち着いた大人の芝居^^
久しぶりにアンケート書かさせて頂きました^^
満足度★★★★
役者
初演は見れなくて、ようやく見れました。
何か凄く面白かったです。
大爆笑というのではないですが、ツボにはまりました。
そして、役者さん達がみんな上手い。
楽しめました。