聖ひばり御殿 公演情報 聖ひばり御殿」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度

    実は
    見て後悔している。
    見なければ、百鬼夜行抄とか15年前のうつくしい思い出が
    ついえず済んだものを。

    ネタバレBOX


    なんかひどかった。
    歌い過ぎだわ、歌のうまい下手が激しすぎるわ、ながいわ。
    歌舞伎じゃない大衆演劇だ。しかし大衆演劇が悪い訳じゃない。
    大衆演劇だって素晴らしい物はいくらもあると思う。
    それですらない。
    確か昔はせりふ回しや日舞的な事で「うっとり」するシーンがいくつもあったはずなんだけど。
    衣装はきらびやかだったけど、思うに昔は紋付にエリザベスカーラーだったのがなかったり、何かポリシーが感じられない。
    ひばり>ジャンヌになっちゃってどっち付かずだし。

    私は16年前の初演を見逃してた上、久しぶりに花組を見に行った身の上
    あの時評判の良かったひばり御殿で、知っている手だれの役者さんが
    たくさん出ていて失敗する要素が見つからないのだが
    老化を噛み締める結果となった。
    加納さんが主役をあんまやらなくなって、
    そのあと、看板役者になるはずだった
    四獣(桂 憲一/八代進一/大井靖彦/植本 潤)がこと、花組で活躍している感じがしない。この四人は歌も芝居もうまい。しかし・・・
    凄い好きだった劇団なので悲しさが先立った。

    こうなってくると、出てない植本さんが勝ち組な気がする。

    また劇団の告知もあんまり上手じゃない。
    むかし花組のファンクラブにはいっていたのに、いつの間にかチラシも情報も来なくなるし、今回も、オープニング前に加納さんのトークショー的な物があったのに告知されてなくて、
    お芝居始まってからサイリウムを売り始めたり
    バックヤード側にもなにか今ひとつな物を感じる。

    四獣は来年再演ですが、うーん、ううううううううううーん。
    ただ、皆さんがお元気そうだったということで★1つは付けておこうと思います。
  • 満足度★★

    昭和のテキスト
    ものすっごくベタな大衆演劇だった。かつてこれほどまでの大衆演劇は観たことないわ!ってくらい。大きな健康ランドで公演してるような催しそのもの。しかも公演の半分はカラオケ大会みたいなナリ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    花組芝居は自らを『ネオかぶき』と称し、活動しているがあまりにも歌舞伎とは程遠い演劇。歌舞伎というよりも、いにしえのドリフターズを観ているよう。とにかく緩い。原川浩明はセリフを忘れ、アドリブかますわ、全体的にはちゃめちゃ。
     
    劇団の紹介は「高尚になり、堅苦しく難解なイメージになってしまった『歌舞伎』を、 昔のように誰にも気軽に楽しめる最高の娯楽にと、『歌舞伎の復権』を目指す。 底知れない歌舞伎の知識を活用しながら、全く枠に囚われないユニークな発想と、 古今東西の音楽美術を取り込んで、独特の『加納ワールド』を展開。 」なんて偉そうに書いてあるが歌舞伎のかの字もない体たらくでした。マジ、びっくり!!

    流石に衣装は豪華絢爛。キャストは男性ばかりなのでカマ風味も登場し、狸や狐や海坊主(原川浩明)も参加し殆どお化け屋敷状態!失笑

    物語は、かつて狸軍を率い救世主と称えられた姫狸田の君。処刑裁判により火刑に処せられてから25年。ポントコナ七世の命により復権のため尋問が開かれようとしている。
    なんつってジャンヌ・ダルクのような筋だが、観ているとジャンヌとはかんなりかけ離れた筋のように観える。休憩を挟んだ公演だったが、休憩時に帰られた観客も結構いらして眼の前の視界は遮られることなくゆるりと田舎芝居を観てヘタな歌を聴かされて、眠くなりました。
  • 満足度★★★★★

    ひばり。
    花組芝居にかかると、ジャンヌの物語はこんなに楽しくなるのですね。楽しかった分、切なさも一入。ジャンヌに留まらない「女」の人生が絢爛な舞台から浮き彫りになる素敵なエンターテイメント空間で、笑いながらも絶えず涙目。帰り道がとてつもなく幸せでした。

    ネタバレBOX

    タイトルの「ひばり」はアヌイかと思ったら、美空ひばりさんのことでもあったのですね。ジャンヌと美空ひばり、二人の女性の人生が凝縮された最後の語りに涙。そして、ジャンヌとして登場したときの堀越涼さんの所作の美しさに涙。

    というよりもう、最初の狸から楽しくて楽しくて、全編通して幸せな気分で観られました。狸のお面を被ってるときは「紋」で役者さんの見分けがつくことが嬉しかったです。

    あと、和と欧、2種の灯が素敵。戴冠式と火炙りは、和服ながらも欧が際立って非常に美しいクライマックスでした。

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