満足度★★★★★
回顧
これは驚かされた芝居だった。映像の使い方も含め。
今平ばりの重喜劇を観せられた感じ。
ここ5年くらいの中では、これを超える芝居は観てないなぁ。
ケラさんはさらーっと新境地に分け入った。
面白かった。ナイロン100℃「わが闇」を見てきました。タイトルからして、ヒットラーの「わが闘争」を思わせる感じだったので、何か3年ぶりに書いてスゴいことやるんだろうなと思っていたら、純文学な世界でした。今までもケラさんの近年の作品には、どうも、それまでのハチャメチャ破天荒な世界の究極のナンセンスから離れてきているような感じがした…。以上に長い長文ですので、これを読んでやろうという方は、どうか http://palove.blog.shinobi.jp/ までどうぞ。
満足度★★★★★
作品のバラエティーさにただただ感服!
秋にケラ作・演出の犯さん哉で最高のナンセンスを観せられ
その勢いで久しぶりにナイロンを観た!
ケラ自身、永井愛のことをパンフレットに書いていたが
確かにその匂いを感じる作品だった。
また、最高の映像効果を観せた作品だ!
ナイロンの女優陣が素晴らしいとよく聞いていたが
峯村リエ・希美は本当に素敵だ!
満足度★★★
二年ぶり
今回もまた長かった、、ケツが痛くなるのでモジモジしながらなんとか最後まで観た。 大倉の役はお寒いだけで、要らないんじゃないかと思ったが、観客が退屈を感じないようアクセントとして必要なのかな。芝居に織り混ぜる寒いギャグには閉口気味だが、笑ってる客が多いので驚く。ダバダは最初からヲチが読めても、合唱までついても何故か好きだったけど。
毎回のことながら、みのすけが魅せる。今回も生き生きと役になりきった姿は引きつけられた。
坂井のスケスケスカートと貧相な下着姿はケラの趣味か、レイプ未遂シーンも個人的に要らないと思ったな。好きじゃないから。
舞台が傾いた演出には感心した。ケラさんが痩せてたな。
芝居は終わる。けれど
人生は続く。
それが幸せな人生か、そうでないかはお構いなしに。
そして人生はいつか終わる。
いつ終わるのかはわからない。
だから書く。だから演る。
そんな決意を感じた作品。
満足度★★★
「あぁ、こういうのもアリなんだ」
しっとりと落ち着いた感じは「晩年の始まり」(本人曰く)の作品としてふさわしく「あぁ、こういうのもアリなんだ」と。
全体的にはビターテイストだが、ほどよく挿入されているコミカルな場面でバランスをとっているし、終わり方も巧いし、休憩込み3時間半の長丁場もさほど気にならず。
また、劇団、本谷有希子の『偏路』とどことなく共通項があるようにも感じる。
満足度★★★★
観ました☆
速攻、話にのめりこんでしまい、あっという間の3時間ちょっとでした。
重たいながらも、いいタイミングでの笑いがあり、何ともいえませんでした。
満足度★★★★★
初ナイロン。
ゲネプロで見せていただいた。
勝手なイメージではっちゃけてるもの想像していったらどっこい、じわりじわりと奥底に響いて重くしこりみたいに残った。
ああいう芝居久々だったかもしれない。
満足度★★★★★
これだからケラはやめられない。
『消失』以来の傑作。『労働者M』を書いた同じ作演出とは思えない人です。爆笑はないけれど、じわじわうふうふときたり・せつなくなってきたり、それでもなんとか、やっていくんだよねえ。っていうラストまで。3時間20分、ほとんど飽きることがありませんでした。ナイロン本公演だけあって、役者へのあてがきも成功しており、役者もケラの思いに十二分に応えていたのはなかろうか。何年かに一度はものすごく面白くなるから、ケラはやめられない。2本に1本くらいのペースなら安心してついていけるんだけどなあ。
満足度★★★★
わが・・闇
あまり笑いがないってことだったのですが、ちゃんとメリハリのあるよい舞台だったと思います。
最初は正直苦手かなと思ったのですが、観ているうちにはまってきました。
最後はズドンと響いた。
満足度★★★★★
闇の向こう
長時間の上演にも集中力が途切れることなく観劇。
かなりかなり好きな世界だった。
丹念な描写により人生の厚みが層を成し
主要キャラが見事に立ち上がってきて面白かった。
いやもう、渋谷で大枚叩いてバカに付き合った後だけに感慨もヒトシオ(笑)
もう一度観たかったが日程の都合がつかず断念。
満足度★★★★
慎み深さに笑う。
とても楽しくて笑えるのに、とても感動的な芝居だ。
ナイロンの鑑賞経験はあまり無いのだが、この話は好み。
装置もライティングも素敵。
役者陣も安心して観る事が出来る人ばかりで、3時間強があっという間だった。
それにしてもキャパにぴったりの話だと思った。
満足度★★★★★
傑作!
数年前に「消失」を見たとき「スゴイ!」と思ったけど、それに輪をかけて「スゴイ!!!!」今作。とりわけ休憩前の前半部分は非の打ち所がない出色の出来。舞台上では何も起きてないのに不穏な空気をビリビリ感じさせる、あの演出を見られるだけでもチケット代の価値は十分にある。年月を追うごとに深みを増してくるケラ作品から今後も眼が離せない。
満足度★★★★
通過点にすぎない。
「人生における様々な山に対する結果は通過点にすぎない。
大切なのは彼等が生きていたということ。」
というメッセージが、響いた。