第32回公演
〜人はなぜ、一人で生きてはいけないの?〜
実演鑑賞
シアターX(東京都)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.kinder-space.com
期間 | 2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日) |
---|---|
劇場 | シアターX |
出演 | 瀬田ひろ美、平野雄一郎、白沢靖子、小林元香、古木杏子、深町麻子、大桑茜、安食真由美、森下高志、瀧本志優、清水拓也、伊藤勉(劇団文化座)、花ヶ前浩一(アルファ・セレクション)、白州本樹(スターダス・21)、鈴木幸二(スターダス・21)、有本孝浩 |
脚本 | 原田一樹 |
演出 | 原田一樹 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 4,000円 【発売日】2011/01/04 前売券/4,000円〈当日券/4,500円〉 ペア券/7,500円(お二人でご入場の方) 二回観劇券/7,000円(お一人で二作品ご覧になる方) 養成所割引券/3,000円(大学・専門学校・演劇養成所生徒対象) 学生割引券/2,000円(高校生以下対象) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | あらすじ 「牡丹灯篭」は三つの話が情念の意図のように絡み合って進む物語である。 一つはいわずと知れたお露・新三郎。恋に狂って死んだお露とお露に自らの生を重ねようとするお米、二人ながら霊魂となって新三郎を求め、これを知りながら死へと傾斜していく新三郎の物語。 二つ目はお国・源次郎。お露がその父飯島平左衛門に勘当同然にされたのをいいことに、その家督を狙う計略を立てるが露見し、思わぬ平左衛門殺しの罪と深手を負ったお国と源次郎、逃避行を重ねる内に、この二人の愛と執着は異様に変遷していく。 三つ目はお峰・伴蔵。亡霊であるお露と取引をし、魔封じのお札をはがすのと引き換えに、つまり、主人と仕える新三郎の命と引き換えに百両という金を得、これを元手に金物屋を開きお大尽となるお峰・伴蔵の夫婦。金持ちとなった伴蔵の最近の置屋通いの浮気相手が、源次郎のために働くお国と知ったお峰の、伴蔵への愛憎のつらあてと、それを知った伴蔵のお峰殺し。 これらの三つの話が絡み合い進んでいく中で、キンダースペース版「新・牡丹灯籠」は、ある登場人物の「とはずがたりの物語り」として再編される。 解説 「牡丹灯籠」が他の怪談話と違うように私たちを惹きつけるのは、この話が、復讐の怨念によるもう一つの世界からの襲撃ではなく、愛の執着によるもう一つの世界への誘惑であるからです。 しかしこの二つは、実は全く同じように、一見平穏なこの世界の、深い亀裂を意識させます。 愛と呼ばれる一人一人のつながりがいかに不確かなものなのか、そして、なぜ愛は執着に姿を変えるのか? それは私たちがいかに独りか、独りである事に耐えられないか、ということを教えます。 執着の見せる悪夢は、想像力を遥かに超えて私たちに襲いかかります。 それは悪夢が、すぐそこにある、 もう一つ別の世界からやってくるからです。 〈作・演出/原田一樹〉 これまでキンダースペースはアトリエ公演において、近代文学アンソロジー〈小泉八雲篇、志賀直哉篇、織田作之助篇、太宰治篇等〉として日本の近代小説を劇化・上演して参りました。 今回は本公演として、三遊亭圓朝の古典落語「牡丹灯籠」を原作に、三つの絡み合う話を、女の側からの恋愛への執着と情念として描きます。 〈劇団キンダースペース制作部〉 |
その他注意事項 | 「新・牡丹灯籠」読む会&もうすぐ初日!ワークショップ 1月26日~30日、シアターカイ公演「新・牡丹灯籠」の上演に先駆け、~参加すれば芝居が2倍楽しめる~読む会とセミナーワークショップを【無料】開催します。 ■「牡丹灯籠を読む会」1月16日(日)16:00~ 上演作品の一部を参加者と劇団員とで読みます。 原作に触れ、声を出して読むことで、観劇する面白さをより味わっていただこうとする試みです。 ■「もうすぐ初日!ワークショップ」1月16日(日)17:30~ 演出家・原田一樹を中心に、今回の芝居創りの行程や上演作品の紹介、演劇そのものの持つ魅力についてなど、 「新・牡丹灯籠」上演に先駆け、作品の背景、演出意図、演劇全般について多角的にお話します。 演出家・原田一樹によるセミナー形式で行ないますので、お気軽にご参加ください。 場所■劇団キンダースペースアトリエ(西川口) 入場■無料 ※ご予約は劇団キンダースペースへ post@kinder-space.com 劇団キンダースペースWEBページ http://www.kinder-space.com |
スタッフ | 美術/松野潤 照明/篠木一吉 音響/浦崎貴(ワンダースリー) 殺陣/山本常文(思誠館道場) 衣裳/鳥居照子 かつら/(有)細野かつら店 小道具/高津映画装飾(株) 舞台監督/村信保 演出助手/坂上朋彦 ちらしデザイン/古木杏子 |
「牡丹灯篭」は三つの話が情念の意図のように絡み合って進む物語である。
一つはいわずと知れたお露・新三郎。恋に狂って死んだお露とお露に自らの生を重ねようとするお米、二人ながら霊魂となって新三郎を求め、これを知りながら死へと傾斜していく新三郎の物語。
二つ目はお国・源次郎。...
もっと読む