わが星 公演情報 わが星」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
41-60件 / 62件中
  • 満足度★★★★★

    言うことなしの傑作
    噂に聞く通りの傑作でした。構成・台詞・役者・音楽・ダンス・照明など全ての要素が高い精度で組み合わされていて、今までに観たことの無いスタイルの舞台芸術となっていました。
    開演前のアナウンスも作品に組み込まれていて、断片的なシーンの切り替えがや反復が次第に繋がって見えて来て、地球の誕生から消滅まで、人の一生、実際の時間の3つの時間のレイヤーが巧みに重ね合わされていました。
    普通の家族の生活が演じられているだけなのに心を動かすものがあり、
    久々に演劇を観て涙が止まりませんでした。

    ぜひレパートリー作品として今後も上演を続けて欲しく思います。

  • 満足度★★★★★

    壮大なお茶の間劇場
    壮大な星の話を、お茶の間で表現した物語!
    何だそれ!感じだけど、つまり、よく訳わかん無かったりする。
    だけど、最後にはグッと来たり、また観たいなぁと思わせちゃう不思議なお芝居!

    ネタバレBOX

    先ず、始まりは円形劇場を生かして、輪になってラップを使ってダンスなんだけど、脈略の無い言葉の羅列と、観客に語りかけるのでは無い雰囲気に、まったく物語に入って行けない。
    役者さん達は、灰汁が無いと言うか個性的じゃ無い普通の人ばっかり。
    その中で、ちぃちゃん(地球)役の人が凄くいい、この芝居を魅力的にしている大きな要因。
    壮大な時の流れを表しているのか、物語は始まりから終わりまで時報のリズムを刻み続けてるんだけど、これが観客に魔法をかけてるんじゃ無いかな⁈ リズムにすっかり馴染み、最後に最初と同じダンスの場面があるんだけど、さっきは、つまらなかったダンスが何とも心地良く、もっともっとこの世界に浸っていたいとおもわせる。
    リピーターを増やす鍵は、音楽、リズムにあると思うね。
  • 満足度★★★★★

    作品のポテンシャルが素晴らしい。
    期待を裏切らない出来。当日券は激戦でまず立見だろうが、それでも観れる可能性がある観劇人にはぜひお勧めしたい。86分。

    ネタバレBOX

    衣装とか自転車とか振りとか客席数とかが微妙にスケールアップされている。このわずかな変化が実は完成度高い作品をさらに昇華させている気がする。

    役者は絶対の子供力を求められ、それをいかんなく発揮する端田新菜嬢以外は役者個々を観るというよりはこの作品を演じるために集められた力ある役者が作り出したものを観るという感じだろうか。

    常にラップというわけではないけど、時報の音やベースが刻むリズムがかっつり乗ったりうっすらリードされたりする台詞をより活かし、届けてる。

    マクロに描く作品の中のミクロに描く集合住宅での生活を父と母が日常をラップするシーンでわけもなく涙してしまったのは自分が親というものになってしまってるからだろうか。

    開演前に既に初演のDVDを買ってしまう。これはちゃんと観た上で繰り返し観たいと思わせるものだから。2500円は安いでしょう。25回見たら1回あたり100円だし(^_^;)
  • 満足度★★★★★

    セレモニー
    セレモニーのように始まりあのリズム・・・惹き込まれました。
    当日券立ち見もまったく苦にならなかった。

    もう一度観たいです。

  • 満足度★★★★★

    ここちよい
    ここちよいです。

  • 満足度★★★★

    「私たちの星」のように美しい物語だった
    星のホールに着いたのが開演10分前の7時20分。
    この時点でも、入場を待っている長蛇の列がずっと奥まで
    連なっているのを見るだけでも、この作品に対する皆の
    期待の強さをグッと感じるのです。

    客席がぐるりと円になって舞台を囲み、何も無い空間に
    これから始まる事を想像してワクワクする。

    「これから四秒後に照明を消させてもらいます」という案内の声で
    始まった物語は、とても美しく、哀しかったけど、温かく思えました。

    ネタバレBOX

    「ちいちゃん」という、地球をモチーフにした一人の少女とその一家の
    運命がそのまま「宇宙」における星のそれと重ね合わされていく、という
    相当に壮大な物語。 で、ボーイ・ミーツ・ガールなSFファンタジーでもある。

    この、一歩間違えると相当にイタい話になってしまいかねない物語は
    不思議とどこか「広がり」や「透明感」、風通しの良さを感じさせました。

    その理由を考えてみたのですが、相当に抑制が効いていることが
    理由に挙げられますね。 

    言葉は連射されているようでいて、物語の根幹の「日常を生きて、
    死んでいく」に沿ったものが選ばれていて、言葉遊びでもって
    どんどんヴァイブを生むように紡がれているんです。

    ただ、自己満足的に騒がしく言葉を発しているわけではないので
    言葉のリズムに心地良く乗ることが出来ます。

    お父さんとお母さんの、日常をラップしながら踊る場面。
    息の合い方、凄まじかった。 さりげないようでいて、絶対丁寧に
    そして徹底的に稽古されている作品なんだなぁ、と。

    もう一つの理由は、「ちいちゃん」と少年だけでなく、その周りの人達の
    存在をしっかりと描いていること。 

    「ちいちゃん」と「つきちゃん」。
    「ちいちゃん」とその家族。
    「ちいちゃん」と先生。

    それぞれの関係がリピートされたり、逆に早送りされたりして
    描かれている。 それが、ありがちな狭い「二人の世界」に、
    最後の場面で陥ることを拒んでいます。

    芝幸男という人は、ロマンチストで子供の心を持った人ですが
    決して閉じていない、大人の幅広い象像力を兼ね備えているのだと
    思います。

    最後の場面、「ちいちゃん」のところへ少年が自転車で乗り込んで行く
    ところに、思わず興奮してしまった。 あそこ、熱過ぎる!!!!

    そして、「百億年ずっとみていてくれたんだね」の言葉に、胸の底から
    こみあげる何かを確かに感じました。 ホントは、少し前の場面から
    感じていたけど。 

    「宇宙」はどこかで「人」とつながっていて、「人」はどこかで誰かに
    想われることに安心しているのかもしれない。 そんな、普遍的で
    大らかなものを感じさせる、「青く美しい地球のような」作品でした。
  • 満足度★★★★★

    東京公演は完売ですが多地域ツアーあり!
    老若男女とわずお勧めしたい舞台です。感想をトラックバックしていますので良かったら覗いて下さい。

  • 満足度★★★★★

    すばらしかった
    自然科学的な演劇の感じがした。
    別にアカデミックな芝居というわけではないが、物理、天文、数学、哲学、論理学のようなことが頭に思い浮かんでしまった。
    もちろん芸術的にもすばらしく、照明や、効果音もすごくマッチしていて、役者のせりふ、演技どれをとっても圧倒されてしまった。
    また、このホールと芝居の相性もぴったりであった気がする。

  • 満足度★★★★★

    説明いらない
    初演の興奮と同じだけの興奮と感動でした。
    これは見ないとわからない、演劇ならでは。
    これからも、可能な限り変わらない再演をお願いします。

  • 満足度★★★★★

    201104241800
    201104241800@三鷹市芸術文化センター 星のホール

  • 満足度★★★★★

    しあわせだ。
    わが星と、演劇に出会えたこと。しあわせだ。

  • 観てきた
    4/21

  • 満足度★★★★★

    切なさと愛おしさ
    ラップが混ざる心地良いリズムに合わせ繰り出される台詞、
    人間と宇宙を対比する遠近法、
    何気なく過ごす日常の奥底に潜む感情をあぶりだす会話、

    突出してこれが良い、というファクターは特には無いのだが
    少しずつの積み重ね、組み合わせが
    非常に良い相乗効果を生み出し、
    稀有な作品を演出しているように感じました。
    良作、再度みたい。再演も希望。

  • 満足度★★★★

    手をつなぐ
    話題作なだけありました。擬人化。昔々国語で習った記憶がよみがえる蘇る。ちーちゃんが可愛かった。愛おしくなった。彼女のお腹を痛めているのは私たちなのですよね。きっと、私たちはちーちゃんと一緒に踊って周っているんだね。

  • 満足度★★★★

    何気ない日常の愛おしさ
    評判高い「わが星」、やっと拝見できました。

    最初の方は、単調に思えて、やや眠くなったりもしましたが、観ている内にだんだん引き込まれ、描かれている世界に、誰もが同一概念を持てる、類稀な、人間賛歌的なステージングだと共感を覚えました。

    何気ない日常に愛おしさを感じ、旧友に電話して声を聞きたくなる衝動に駆られて、劇場を後にしました。

    癖のある役者さんには、不向きな作品のように感じます。
    そういう意味では、とても、センスの良いキャスティングでした。

    ネタバレBOX

    作者の柴さんが、「わが町」をお好きだということがよくわかる作品でした。

    そして、この「わが星」は、柴さんの手で、しっかり、日本という国のお話になっていました。

    以前、ある劇団の、たぶん、この作品に触発されて上演されたであろう舞台を観たことがありますが、それとは、明らかに、似て非なるもの!

    やはり、柴さんだからこそのこのクオリティだと感嘆しました。

    チーちゃんと、ツキちゃんの二人芝居の部分が、圧倒的に好みです。
    あのやりとりを観ていると、自分には、素敵な友人がたくさんいることに、自然と気づかされ、涙が出ました。

    周囲の大切な人達との日々を一層大事に、生きて行きたいと思わせてくれる、哲学的啓示の潜む、神秘的な作品でした。
  • 満足度★★★★★

    ひとまず記録
    普段演劇を全く観ない、付き合い程度に来た友人が「当日券並んでもう一度観たい」と興奮ぎみに語る。そういう舞台。

  • 満足度★★★

    もう一度観たい
    地球と少女の一生を重ねた物語がラップ調の台詞にのせて綴られていく。
    柴さん以外の誰にも作り出せない世界観。
    口ロロの音楽“00:00:00”も大好き。
    淡々と進んでいくのに何故か涙が出てしまう作品。
    もう一回、今度は見下ろす位置で観たいなぁ。

    ネタバレBOX

    役者さんの体力ハンパ無いですねぇ。
    あれだけ走ったり踊ったりしながらラップってスゴイ!
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    口ロロの音楽とお芝居との調和が素晴らしくてうっとりした。お芝居自体がリズミカルでチャーミングで、何もない空間にいろんなイメージが立ち上ってくるような感じがした。あの軽やかさはすっごい練習しないと出てこないと思う。役者陣もアッパレ!

  • 満足度★★★★★

    カタストロフィー
    いい作品でした。
    初演を見た人は、また違う手つきで作品を観ることになることでしょう。
    はじめて観る人は、その世界の完成度を堪能してください。

    完成度が高いのに現在(いま)の風が吹いている。
    そんな作品でした。

  • 満足度★★★★★

    演劇が新しい
    最初はイマイチと思ったけど、なかなかおもしろかった。聞こえなかった台詞も多かったので、台本読んでからもう1回見たい。追記。戯曲を読んで、2回目見てきました。1回目は作・演出が少し冷たい感じがしたけど、今日は温かく感じた。役者の演技も良くなったように思う。★5つにすべきか迷う。もう1回見る予定。追記。ちーちゃんと、おばあちゃんと、少年の演技がすごく良くなっていた。この演出に対応しながらの演技には頭が下がる。演出のセンスがすごく良い。★5つにした。

    ネタバレBOX

    1回目に見たとき、4分前とか4秒とか時間を区切るのに最初は違和感を感じた。だんだん慣れて気にならなくなった。

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