満足度★★★★
初 渡辺源四郎商店 初 デスロック
渡辺源四郎商店もデスロックも共に初見!
富士見まで来たかいありました。
シリアスなテーマでしたが、
会話がかなり面白い、笑いもかなりあり、
格闘技まであって、見応えあり!おもしろかった!
かなり格闘技本気モードだったと思われる。
畑澤さん、格闘技似合うなぁ。
舞台美術もシンプルで手のぬくもりとこだわりが感じられて
すごくセンスがいいものでした。
アフタートークもしっかり聞き、バスで帰れて大満足!
行きもぎりぎり、帰りもぎりぎりだったけど。
カツ+カレーですよ。
なべげんもデスロックもしばらく観に行けていなかったところでの、これ。千葉県柏市から埼玉県富士見市まで電車で移動して駅から20分くらい歩いてチケット料金を支払って、それでも労力を割いたなんてこれっぽっちも思いませんでした。行きの道中もわくわくしていたし、帰りも満足。バスでも良かったけどせっかくだから町並みを見たくて歩きました。自分はこの街まで演劇を観に来たんだ、と思える様に。
ある意味で対照的。台本の時点で強固な物語を書く畑澤さんと、台本よりも俳優の身体から物語を立ち上げる多田さん。その共通点は、プロレス好き。アフタートークにもありましたが、既に筋書きの決まったものをどう魅力的に見せるかというのは確かにプロレスと演劇の共通点。そういう意味でも、今回は立派な見せ物でした。まずは見るもしくは観る。それから感じたり思ったり。
この企画の成功は両者がそれぞれ劇団だからというのが大きかったかと。勿論交じり合ってる部分もあり絶対的に交わらない部分もあり、それぞれの役者がそれぞれの団体の色をしっかり持っているからこそ出来たコラボレーション。浮き出たグラデーション。プロデュース公演で同じ事をやろうとしてもバラバラ過ぎてこうはならない。
満足度★★★★★
真剣に遊んでた!
最近のデスロック、多田演出作品では久々の大当たりでした。
「渡辺源四郎商店」との合同公演ということで、元の戯曲をたっぷりと活かしつつ、多田氏が好きそうな遊びをたっぷり取り入れていて楽しかったです。
見ていて思ったのが、最近の若手、ロロとかがやりたい事って多田氏の演出に近いのかな、と言うこと。
古典が多い多田氏の最近の作品と違って、今回は元の戯曲が現代口語の戯曲で会話がしっかり書かれているから余計そう感じたのかもしれないです。
今回の公演を見る限り、やはり先輩の多田氏の方がはるか先に行っている感じ。
役者のレベルの高さもあるのかもしれないですが。
満足度★★★★
戯曲を大切にした剛腕演出
多田淳之介さんならではの派手で大胆な演出で、戯曲の大事なところをギュギュッと力強く伝えてくれた。家族の濃い会話劇でありながら、格闘技へのリスペクトと男のロマンも、笑いの裏に表にしたためて。美術と照明の効果が抽象世界へと瞬時に飛躍させてくれた。
終演後にあった多田さん、畑澤さん、松井さんのトークも拝聴。
満足度★★★★★
格闘技ファン必見!
当日朝まで弘前にいて、午後イチで盛岡で打ち合わせし、夜には青森に居るという無茶な移動をしてまでも見た甲斐がありました!
中盤単なる馬鹿な芝居かと思わせておいてラストでがっしりと芝居の真意が伝わる本の構成はいつもながらあっぱれであり、そこに普段のなべげんとは全く違うデスロックTJ演出が効いており、合同公演の意味がある作品になっていたと思います。
終演後、牧野さんと握手しながら、まるで猪木と握手出来たかの様な嬉しさにおそわれてしまうほど、役者さんの事を演じたキャラクターとして観てしまっている・・・ああ、これが普段お客さんが感じている芝居への入り込みなんだな~と、初めて体感出来ました!
また観たいな~!!
満足度★★★★★
【メルティング・ポットですわ】
いつもは、泣いたりズシンと考えさせられるなべげん。今回はよく笑った。楽しかった。ホロリとした。開演前のセットに目を凝らす。あぁ、これはアレなんだな。外れたり歪んだりしてる意味はコウなのかな…と思いを巡らせた。
冒頭、「サインはV」かと思っちゃった。が、「アタックNo.1」だった(笑)。いつものなべげんメンバーに、東京デスロックが加わり新鮮で賑やか。それにしても、畑澤店主は怪優です!