藤原さんのドライブ 公演情報 藤原さんのドライブ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    重いテーマを軽やかに描く。ハンセン病・コロナ・障害者の隔離の弊害!!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    板手洋二さんのハンセン病作品を初めて拝見。
    差別や隔離、弱者への不寛容等、多数の事を、ハンセン病とコロナ禍を重ねて表現されていて興味深い。
    安定の役者陣も流石!
    一方、沢山盛込んだ為か、ハンセン病とコロナ禍の2つを重ねた事で焦点がぼやけた気がした。
    またあまり関係のないJ-Alertやシールド(何かの比喩?)などは唐突感があり、話を更に曖昧模糊なベールに包み、ファンタジー感は増したが、焦点が更にぼやけた気がする。

  • 満足度★★★★

    ハンセン病とコロナの隔離をミックスさせていたような…(あってるかな)
    その中で生じる差別、過去から受けてきた差別などの出演者が今まで感じてきたものをミックスし、今後どうすればを問い掛けていたのかな…
    時間軸がわからなかった

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    社会全体の利益を考え一部の人びとを「集団隔離」することは許されるか?と言うテーマで、すでにナチスのユダヤ民族問題は糾弾されつくした感じもあるが、なかなかどうして、ことあるたびに、人間は繰り返す。今回はコロナ騒動がきっかけで、わが国でも、市中、マスク警察や、劇場検温警察はあっさり許される。ここから邪教問題の統一教会問題はほんの一歩先の同じ根元だ。今は良心的と澄ましかえっている新宗教の中には数十年前には同じことをしていた教団は幾つもある。なかなか治らない。
    坂手洋二戯曲は、あまり直接的でなく、メルヘン的にも見える芝居つくりだが、こういう近未来SF風は難しい。一応全部の世界を作らなければ世界が成立しないが、どこかほころびが出る。出ないようにすると嘘っぽくなる。そこで、芝居つくりのうまい坂手は時代を旅するロードムービーにした。なるほど、気持ちよく見られはするが、焦点はボケてしまう。問題点集中の抗議ドラマは、一般はウザイ!と見ないから宣伝にしか使えなくなった。難しい時代になった。観客ほぼ7分。善戦だ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    燐光群が最近続けている「記録劇?」と、物語性のある演劇の中間を行くような芝居。朝ドラ準レギュラー?の円成寺あやの知的な舞台回しが、誤れるハンセン病回復者隔離政策の過去にタイムトラベルさせてくれる。特効薬ができてハンセン病は治り、社会復帰も可能だった。そのときに自ら療養所に残る選択をした人が多くいたことを捉えているのは、この劇の功績だと思う。

    近未来の未知の強力な感染症の感染者が、「名前を選ぶこと」を勧められてから、かつてのハンセン病患者隔離の島に送り込まれる。舞台には5メートルの高さの青い四角い柱が3本立つだけ。裸舞台に近い空間に、藤原さんが運転するスカイラインが現れる。ハンセン病患者の境遇は、既知の範囲で新しい発見に乏しかった。近未来の感染症の話はどうもリアリティーが薄い。休憩なし1時間45分

    ネタバレBOX

    若い女優が連続腕立て伏せをさせられたのは、可哀想でハラハラした。ご苦労さまでした。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/11/07 (月) 19:00

    この前は観られなかった、久々の燐光群観ました。ハンセン病と、現代の感染症の現実をリンクさせ、隔離されている者たちの苦しみ、生活のなかの光を感じさせる傑作。観た後じんわりきました。SFとも感じさせる思い切った設定もよかったですー!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/11/08 (火) 14:00

    おもしろかった。よく練り上げられた脚本を、燐光群のいつものメンバーたちがきっちりと仕事をしたという印象だ。

    ハンセン病の患者が「隔離」として送り込まれた架空の島が舞台。ここに、おそらく現代の新型コロナウイルスと思われる無症状感染者も送り込まれたというところから物語は始まる。通称を選んでもよい、と言われて戸惑う男。それは取りも直さず、本名で生きることは厳しい差別に直面するというハンセン病患者の歴史を反映している。
    タイトルにドライブというだけあって、藤原さんが運転する車は日本全国あちこちを飛び回る。しかしそれは楽しい旅行というわけでなく、運転が上手な藤原さんの生きるすべといった感じなのだ。
    劇中では、さまざまな差別の実態が語られる。今作ではハンセン病の差別問題だけでなく、今まさに起きている戦争や北朝鮮などのミサイル発射に伴う場面もさりげなく盛り込まれていて、新型コロナに加えて過去と現在を結ぶ架け橋になっている。
    ハンセン病については国家もようやく謝罪したが、根強い差別は今も形を変えて生き続けており、それはハンセン病だけに限らない。舞台はこうした現実を鋭くついている。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     傑作、華5つ☆。昨日といい、本日といい傑作に立て続けで出逢うことができた。今作もまた今年拝見した全作品の中でトップを競う作品の一つである。まだ席に余裕がある、ぜひ観ておくべし!(これから食事を作って食べる、追記後送)

    ネタバレBOX

     燐光群は演出も坂手氏が兼任しているが、役者陣のレベルが高いことは観て居る方々が良く御存知の通りである。そして、今作には今迄燐光群が上演してきた様々な作品を書く為に坂手氏自身が取材させて頂き多くのことを学んだ経験が活かされている。一応それらの作品名を挙げておく。「カウラの班長会議」、「お召し列車」の二作品だ。これらの作品を創作する取材の中で坂手氏はハンセン病に出会い、深く考えるようになった。そういった経緯からだろうか。もっと若い頃の複式夢幻能という発想を軸に創作されていた作品群とは可成り肌合いの異なる作品になっている。複式夢幻能とおっしゃっていた頃の作品群は、より抽象度が高かったように思われるのだ。それは、若い才能の必然でもある。というのも若者に欠けている体験を理論でカヴァーしていたからである。それに比して今作は人生体験も増し表現活動にずっとキチンと関わり合ってきた人間としての積み重ねがより濃く深く顕れている。つまりこの戯曲は、脚本として用いられている単語の一つ一つが在るべき場所に在るべき形で描かれているのである。この優れた脚本の特性を役者陣が見事に身体化している。こんなに素晴らしいことはめったに起こることでは無い。それが起こっているのだ!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    1930年岡山県の離島、長島に初の国立療養所「長島愛生園」が誕生。ハンセン病(らい病)患者の隔離施設。患者は子孫を残すことが許されなかった。1943年に治療法が確立されたにも関わらず、島と内地に橋が架かったのは1988年。世界的にも類を見ない日本特有の差別と偏見の日々。

    現代のコロナによる隔離施設を長島に設定し、二つをだぶらせて綴るSF。
    スカイラインを駆り、療養所仲間を乗せて何処までもドライブする藤原(猪熊恒和〈つねかず〉氏)さん。モデルは立花誠一郎氏。スカイラインの大道具が良い出来。二人の人力で動く巨大な台車。
    藤原さんは皆を故郷に連れてってやる。だが、皆実家には帰らない。遠くから懐かしい景色を眺めるだけ。“穢れ”の思想が色濃い日本で、親族に迷惑はかけられない。穢れて棄てられた者達は誰にも見えない場所で隠れて暮らすしかない。

    ネタバレBOX

    面白いとは感じなかった。ハンセン病に絞った方がいい。コロナネタじゃ弱すぎる。現代の社会不適合者、棄民の物語として引っ括めるべき。植松聖のエピソードも意味が無かった。

    未だに決着のつかない日本人のタブー、“心失者”は安楽死させるべきとの植松の提言。
    重度の知的障害のある娘を持つ和光大名誉教授の最首(さいしゅ)悟氏は彼への手紙に『そしてわからないからわかりたい、でも一つわかるといくつもわからないことが増えているのに気づく。すると、しまいにはわからないことだらけに成りはしないか。そうです。人にはどんなにしても、決してわからないことがある。そのことが腑に落ちると、人は穏やかなやさしさに包まれるのではないか。』と綴った。学問の目的は“分かる”ことではなく、“分からない”を知ることだ、と。

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