公演情報
「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★
古典を上演する場合、話の面白さで評価していいのかという疑問がある。
例えばピアノコンクールでピアニスト達が弾く原曲自体への批評はなされないだろう。
演劇も、戯曲をいかに演出し演じたかで見てもよい気はする。その点では、悪くないと思うが…
一方、戯曲を選んで上演できる以上、相性や戯曲が持つ限界も考えてほしいとも思う。
実演鑑賞
満足度★★★★
現代のモリエールの舞台になっている。
ブルカレーテはフランス人ではないが、フランスでは、モリエールをどのように演じ、見ているのか、公式見解ではなく、観客の立ち話で知りたいものだ。
先人の批評は辛い(ごもっとも)。ついでに、今月号のテアトロに載っている渡辺保氏の「桜姫」評をお勧め。こちらはこういう公演の難しさを容赦なくとらえている。
実演鑑賞
満足度★★★
前2作のプレカレーテ演出は斬新でポップで面白かったが、今回は不発。ビニールを使った抽象的で貧乏くさい美術と、大仰な俳優の動きばかりが目立つ。佐々木蔵之介は禿げ上がったかつらに、ぼろを着たさえない老人で、まったく魅力が乏しい。守銭奴アルパゴンはそういう奴だから、と言っても、やはり観客の目を引く色気やオーラがないと、大舞台は持たない。大西礼芳がずっとミニリコーダーをふき、最後はサックスをふくのも、余興を出ない。
実演鑑賞
満足度★★★
覚悟はしていたものの、今の目で観ればテンポは遅く、笑いは単純、話は浅い。こんな素人にぼろくそに言われて今年生誕400年のモリエールは怒り心頭だろう。こういうものを観るには古典を愛でる気持ちと素直な子供の心が必要なのだ、と反省はするもののシェイクスピア以外の古典はもう観るのを止めようと決めた。
プルカレーテの演出は良く言えば斬新、悪く言えば奇をてらっただけ。音楽はダメダメ。
後日追記:退屈な戯曲を何とかここまで現代の演劇に仕立て上げたということでプルカレーテはもしかすると凄いんじゃないかと思えてきた。それでもつまらないのは原作がやっぱり古すぎるのだ。
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/11/25 (金) 14:00
座席1階
佐々木蔵之介の怪演ばかりが前面に出た印象だ。モリエールの戯曲をルーマニアの演出家プルカレーテ氏が「圧倒的演劇的魅力」で舞台化したとのうたい文句だ。確かに、舞台美術はちょっと一風変わったステージだった。しかし、物語としては今ひとつだった。
とにかくカネに汚いというか、がめついお屋敷の主が主人公。娘の結婚もカネ絡みで強要するちょっと考えられないおやじだ。プルカレーテ氏はパンフレットで「そういう彼を哀れむべきなのか」と投げかけているが、やはり少し現実離れしている物語は自分にはなかなか響かなかった。これはプレカレーテ氏の責任ではないのだが。まあ、400年も前に作られた古典なのだから、文句を言っても仕方がない。
だが、結局、守銭奴は守銭奴のままだというのは、やっぱり響かない。物語を追うというよりは、佐々木蔵之介が仙人おやじのようなメークと出で立ちで舞台を縦横無尽に動き回るところがやはり、最大の見どころだ。演出家の注文に、日本を代表する俳優がきっちり応えたということだろう。