2番目、或いは3番目 公演情報 2番目、或いは3番目」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-20件 / 29件中
  • 満足度★★★★★

    長さを感じさせない
    3時間半近くある作品ですが、あっという間に終わった感じでした。
    笑いのシーンがとても多いのですが、ちょっとシニカルで考えさせられれたりと、コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが絶妙です。

    ナイロンメンバーや常連の客演はさすがの安定感で、演技を堪能しました。特に犬山さん&松永さんの陽気な双子姉妹や、緒川たまきさんの裏に狂気を秘めた善人っぷりが良かったです。

    毎度のことですが、セットやオープニングの映像が素晴らしいです。

  • 満足度★★★★★

    当然ですが…
    もちろん今回も3時間超(休憩込みの3時間20分)。
    劇団員を得意なポジションに配した磐石な布陣。
    それだけに前半は置きにいった印象だったが、後半はしっかり攻めてきた。
    やはり本公演のクオリティは高い。
    客演はそれなり(マギーと緒川たまきはもはや客演ではないので除外)。
    決して悪くないが、どうしても埋もれてしまう。
    帰路、小出恵介の出番が少ないとのたまう女子供を横目に、
    ナイロン一軍メンバーが揃う事はこの先もう無いのではと一抹の不安を覚える。
    あっ、廣川さん出てなかった!

    ネタバレBOX

    まぁ~、大倉君いつも以上にボケ倒すね。なんせボケ老人役ですから。
    意外な役回りの緒川たまきが奮闘。
    廃墟から擬似家族が旅立っていくラスト。
    閉塞した現代社会からの脱却か、そんな訳ねえよ。
  • 満足度★★★★★

    とっても面白かったです!!
    このお芝居の感想を、絵と文にしましたので、よろしかったら覗いてみてください。→http://blue.ap.teacup.com/chigusa/

  • 満足度★★★★★

    センス抜群
    個人的にとても面白かったです。オープニングの照明演出の素晴らしさに圧倒されました。笑うシーンを沢山入れても、締める所はちゃんと締めるので、作品が全体を通して、品がありカッコいい。 ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが作り出す独特の台詞は、とても心地がよく、それを支える役者陣の演技も素晴らしかった。緒川たまきさんの声質、台詞の発し方、佇まいは、作品の世界観にピッタリとはまっていて好演でした。

  • 満足度★★★★★

    おもしろかったです!
    このお芝居の感想を、絵と文にしましたので、よろしかったら覗いてみてください。→http://blue.ap.teacup.com/chigusa/

  • 満足度★★★★★

    ケラ流チェーホフ風味劇、最高でした
    ここでの評判があまり芳しくないので、心配しつつ観に行ったところ、何と、私には、過去観劇ナイロン中、最高の作品に感じられました。

    とにかく、この劇団、役者力がスゴイ!!
    客演の小出さん、谷村さんも、映像畑の役者さんとは思えない程、他の出演者に引けを取らない芝居をされていましたし、脚本と役者さんの息の合い方が絶妙で、3時間半、ただの一度も退屈に感じる部分がありませんでした。

    擽るような台詞の中に、人間の本質やその性格を見事に表出して行くケラさんの脚本が秀逸で、心で、何度も唸り声を上げてしまいました。
    キャストは、全員、本当に素晴らしく、こんなに、出演者全員に賛辞を送りたくなる芝居は久しぶりな気がしました。

    だけど、個人的に残念だったのは、お隣が、何故か1幕と別のカップルになってからの、2幕目。お二人が、どうでもいいような箇所でも、あまりにも大笑いし続けるので、それまでの自分ペースでの観劇が阻害され、そちらに気が取られてしまったこと。でも、これは、自分の運の悪さなので、致し方ありませんが…。

    ネタバレBOX

    ずっと、微笑ましく笑って観ていたら、いきなり、壮絶な暴力シーンになった時は、一瞬、えー、ここからはそういうテイスト??と不安になりましたが、最後まで、観ると、人間の繋がりと、チェーホフ劇のような、不幸に絶望することなく、前を向いて生きて行こうという終わり方で、とても清々しい劇後感でした。

    もう、本当に、芸達者揃いで、幸せな劇団だなと痛感しましたが、中でも、イヌコさんと松永さんの絶妙双子姉妹には、笑いつつ、感嘆してしまいました。もう、このお2人の秀逸演技、絶対、終世の記憶に留めたいくらい!
    大倉さんのおじいさんにも、大笑いさせられつつ、哀愁を感じました。

    擬似家族だった、みのすけさんの父の情が切なくて、不覚にも涙は出るは、小出さんの迫真演技にゾッとするはで、感情の動きが忙しく、とても退屈する暇はありませんでした。

    冒頭の、映像的なキャスト紹介も、どなたが何の役かが、如実にわかり、劇団のコアなファンでない観客には、大変親切な計らいだと思いました。

    セット、照明、音響が素晴らしいのは、相変わらずで、大満足でした。
  • 満足度★★★★

    長いけど長くない
    ナイロンでは退屈感とともに寝てしまうことも少なくないのだけど、今回は、時間を長く感じなかった。お尻も痛くない。

    はじまりからして不毛な感じ。ケラさんが何を言いたいのか、わたしには分からないけど、直感的にこの作品はおもしろいです。笑いという意味でも。いつものことながら、大倉さんが可笑しいです。

  • 満足度★★★★

    また福島へ来て欲しい
    調べてみたら、実に8年振りとなるナイロン生観劇でした。
    やはりナイロン100℃はおもしろい。

    豪華なキャストに囲まれても尚輝いていたのが作・演出であるケラリーノ・サンドロヴィッチさん。
    誰よりも存在感があったなぁ(笑)。
    カーテンコールで登場した時は思わずときめいてしまいました。

    ナイロン100℃のみなさんにはまたツアーで福島に来て欲しいです。

  • 満足度★★★★

    超良作。
    久々に、全く長さを感じさせないナイロン。

  • 満足度★★★★

    面白いけど
    なんか物足りなさがあるような、客席がファンで満ち過ぎているような、多分この回のお客さんだけなのかもしれないですが、不思議な雰囲気でした。
    内容自体は「わかる」「わかりやすい」お話でした。

    ネタバレBOX

    なぜに大倉さんが登場するたびに笑いが起こるのか!??確かに大倉さんすごい存在感あるけど、それぞれのメンバーさんたちがベテランになっているし…泣きたいところで醒めてしまった時が何回かありました。
  • 満足度★★★★

    どこまでも続く 生きている間
    上演時間は長いですが、ナイロンメンバーの密な掛け合いに引っ張られてあっという間でした。

    悲劇と喜劇の中間ではなく、繰り返し。

    そのバランスが絶妙。

    ネタバレBOX

    明と暗。

    そのどちらも同時に存在するのが世の中。

    不条理こそが条理であるのかもしれない。


    他人を救おうとする者こそが何よりも救いを求めていて、
    救いのない者こそが何かを救っている。

    不毛な会話が何かを生み出し、真摯な想いが何かを台無しにする。


    ばかばかしく笑った後に差し込まれる、救いのない光景、
    その繰り返しが折り重なる。
  • 満足度★★★★

    舞台美術が。。
    オープニングを見るだけでも価値あり。大倉さんは最高ですね。やはりナイロンはいい。

  • 満足度★★★★

    何のかんの言ってもナイロンはいいなあ。
    とてもよかった

  • 満足度★★★★

    うむ
    小出恵介さんの舞台演技を観てみたかったのもありましたが、やっぱりナイロンはとても面白かったです。

  • 満足度★★★★

    「解明されることを目的としていない」数々の謎。ケラさんと劇団の挑戦は続く。
    何らかの災害のために、荒れた町を救おうと北の町から来た人々。
    国の復旧作業の順番は、現時点から「2番目、或いは3番目」だという。

    古典劇のような衣装と舞台に繰り広げられる、少しシュールで
    可笑しくて、残酷な物語。
    「解明されることを目的としていない」数々の謎が印象的です。
    謎は、ただそれぞれのシチュエーションを作りだすためにだけ
    存在しているように感じます。
    特に「あの生き物」とか!!

    舞台出演は2回目の谷村美月さんの参加に、新しい空気を感じます。

  • 満足度★★★

    これは面白かった!
    ナイロンさんは初見。
    これは面白かった。犬山さんは、いいキャラだ!
    ただ値段も良いので、☆は3つ。

  • 満足度★★★

    笑いの先にあるものは何だろうか。
    開演前、佇むセットを見て「どん底」風なのかな? と思った。
    ただ、「どん底」のストーリーをほとんど度忘れしていて共通点があるのか、そこから想起されたものがあるのかを確認できなかった。
    訪れた者たちの衣装は「かもめ」の舞台衣装だとストーリー上で語られていたから、むしろチェーホフからだろうか。

    『神様とその変種』の時、私は「セチュアンの善人」がイメージに出てきたのだが、ケラさんには何か過去の名作をケラ風にという意図でもあるのだろうか。


    内容のほうだが、近作同様3時間の長丁場を笑いで上手くつなぎ退屈はさせない。
    しかし、見終わって何を自分は得たのかといえば、「何も」と思っている。
    もちろん何かを得る必要があるわけではないし、何もない演劇というのも素晴らしいと思うのだが、上演中あれだけ笑っていた自分と、観終わった今の自分の違いは何かと考えてしまう。


    前回観た時は大倉さんが芝居世界からはみ出し気味だったと思ったが、今回はしっかりといきていた。


    「ここは自分たちの町より酷い」と頑なに信じる姿、相手を自分たちよりも下の者だと思いたがり、施しをしようとする姿に普段の自分や、周りの人間の姿を見た思いで笑ってしまった。
    善とは何か、差別とは何か、人間とは何かと意識的に考えることができるのはいいことだと思えた。


    ラスト、人々が消えた後、建物がライトで縁取られたとき、それまで3次元だったセットの町が2次元の書き割りになったことが印象的だった。


    休憩中に後の方で、小男ばかりが出ているのでキャラクターの区別がつかない、といったことを喋っているのを聞きクスリとした。

  • 満足度★★★

    うまいことを仰る
    コチラの感想で「ケラ風チェーホフ」とな。
    なるほど、上手いことを仰るような気がしました。
    だからかな、チェーホフが苦手な自分にはイマイチいけなかったんですね。

    ネタバレBOX

    チェーホフよりはイプセン(単なる赤毛モノ・洋物の括り)な自分は
    こういったケラさんらしくないモノも見たいと思っていたので・・・

    とにかく美しい準劇団員を拝めたので満足ではありますが
    次回作はどんな感じのモノを見せてくれるのか
    じっと待ちたいと思って劇場を後にしました
  • 満足度★★★

    まだいけるじゃないですか
    いけるいける。一時期どうしたのかと心配になりましたが、これは良作。でも、やはり俳優にかなり助けられてるのは否めません。

  • 満足度★★★

    時代にスコン!とまっちした脚本
    毎回思うのだけど、やっぱりケラさんの作品は、
    言葉のセンスがすばらしい。今回もやっぱりそこがツボ。
    しかも脚本がとても今の時代にマッチしていて、
    ドキドキしっぱなしでした。

このページのQRコードです。

拡大