満足度★★★
パフォーマンス☆インスタレーション
・柿オールメンバー+右手さん
・2月バージョンからの飛躍に期待して。
・前回見た動画予告が面白そうだったから。
てな理由で行って参りました。
満足度★★★★
凱旋公演おめでとう!
初演を見、今回を見、同じ作品を海外で上演しているうちに変化していく過程が見えたことが楽しかった。こういうフィジカルなものに挑戦しながら、本公演でしっかりとした演劇を見せていくという劇団の姿勢も素晴らしい。
今回柿のメンバーに混じって右手愛美さんが一歩も引けをとらずに活躍していた。魅力的な女優さんだ。
満足度★★★★
究極のリミックス
「音」というものを最大限にフィーチャーするために2月のお披露目版からストーリー部分をバッサリそぎ落として煮詰めに煮詰めた結果、あるいは原曲のごく一部だけ残した究極のリミックス、的な。
言葉としての台詞がないという点において先日観たユーフォリアの朗読劇『SAKURA』と対極を成しているのも面白く感じる。
なお、キャストも含めほぼイスタンブール版とのこと。
満足度★★★
音に慣れてくれば
もうすぐ凱旋公演があるというのに、今更ながら感ですが・・・
前半はなかなかついていけなかった(アフタートークでの言い方をすれば、音についていけなかったか)ですが、気持ち悪い擬音(笑)に慣れてきた、中盤以降は面白かったです。
まあ、フランスで受け入れられるかかどうかは判らんが(笑)
満足度★★★★★
今回もその手法に舌を巻く
勤務中に突然自殺した女性の母に、娘の同僚だったと名乗る女性から「自殺ではない」という電話が入るが、それには時々ノイズが混じっており…という状況から始まるサスペンスホラーで今回もその手法に舌を巻く。
フランス公演作品の事前お披露目ということもあってか、まずカタカナのカンペを読んでいるような(笑)英語の挨拶から始まり、それを直す「リピート・アフター・ミー」的な2人のやりとりに他のメンバーがコーラスのように加わってリズムを形成し、「言葉のSTOMP」みたいだな…と。
そうして始まる本編、電話に入るノイズを会話をする2人以外の全員が声で表現して、その音の感じに『呪怨』などのジャパニーズモダンホラーを連想。
それはそのまま前半の物語に漂う雰囲気にあてはまり、事情聴取をした刑事も…なんて、モロに『呪怨』(笑)(あ、いけね、あっちのネタバレか?)
が、ノイズの正体というか、自殺させたモノの正体が明らかにされる後半は、実体を持たない意識生命体が登場するSF小説のオモムキ。
それに「自ら命を絶つ行動をする生物は人間だけである」なんてことも絡ませて、あっちもこっちもσ(^-^) の好きな要素取り合わせ、みたいな。
あ、「怪奇大作戦」や「BLACK OUT」に似たニオイもあるか?
また、冒頭の「言葉のSTOMP」以外にも「ソロとコーラス」的な手法が時折挿入され、それはある時は芸能山城組のパフォーマンスあるいはそのバックグラウンドであるバリ島のケチャを想起させ、ある時は「言葉(台詞)による交響楽(※)」のようで、これも面白い…ってか好きなんだな。
※ 提示したテーマ(台詞あるいは言葉)をソロやトゥッティ、カノンなどで奏し、他のテーマなどが出てきた後に再現したり、変奏したりなんてのが似ている
そんなワケで、アフタートークの質問でσ(^-^) のいきなりのシンプル・クエスチョン4連発は以下でカッコ内は回答。
1.清水崇作品などジャパニーズホラーはお好き?(NO:但し知っている)
2.芸能山城組は御存知?(NO)
3.ではバリ島のケチャは?(研究した)
4.交響曲はお好き?(交響曲というかオーケストラが好き)
質問と言えば「これまでの内容も踏まえてタイトルの由来を」という締めに相応しい質問も良く、それに対しての「女性からワタシのドコが好き?と訊かれるのと同様一番難しい」という回答も言い得て妙。
そのアフタートークでの話によれば、前回の海外公演作品『恋人としては無理』では「身体の模倣」を、今回は「言葉の模倣」「耳からの伝播」をテーマにしたとのこと。
満足度★★★★
音とリズムと動きを楽しむ
まー、お客様相談センターにかかってくる電話って、マジメなクレームの電話よりも、ひまつぶしや人生相談、いたずら電話の方が多いんじゃないか(よくは知りませんが)。そんなどうでもよい電話の数々がコラージュされ、リズミカルで心地よい1時間。途中で内容追っかけるのは止めて(無意味なようなので)、音とリズムと動きを楽しませていただきました。
ケチャのように全員でひたすら喋りつづける場面、耳の錯覚でしょうけれど、セリフ以外の言葉が聞こえてきました。音に"うなり"ってありますが、多分、言葉の"うなり"効果ではなかったかと。