TRAIN A 公演情報 TRAIN A」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 満足度★★★★★

     演劇の力をマザマザと感じさせてくれる必見の舞台。華5つ☆

    ネタバレBOX

     科白は殆どなく9人で出場する際は1人が黒、他の8人は総て白の衣装である。各作品5分ほどだろうか。ソロ作品とほぼユニゾンと言ったら良いようなユニットによる作品がオムニバス形式で演じられてゆく。照明は昏めで、時折下方から照らすなど様々な工夫がされ、音響も効果的に用いられるばかりでなく、ピッタリ息の合った集団的所作の見事さや、ストップモーション、スローモーション、断続的な動きや所作の、計算され効果的な動きと、背景のスクリーンに映し出される詩的スクリプトが、作品の持つ鋭い批評性と現在時の日本に於ける演劇表現の可能性をマジマジと実感させてくれる。当にexcellentと呼ぶに相応しい作品。今後の活躍が大いに期待できる力量を備えたグループと見た。演者達の力量、作・演出の素晴らしさ、照明・音響のセンス総てに於いてハイクオリティーである。
  • 満足度★★

     登場人物は4人。

    ネタバレBOX


    だが、「現実」には2人である。名前はそれぞれ違うし演じる役者も異なり、間の取り方や滑舌の余り良くない者も居るので当初頗る分かり難いのだが、単純な話である。劇中実在するのは、茜と同期の演劇研修生 一方劇中の役柄は茜演ずる百花と同期研修生演じる委員長である。委員長は転校してゆく1級下で高1の百花に告白するのだが、これは憑依されたのだと主張する。無論、百花を嫌って居た訳ではない。逆に好きだったことは事実だ。然し彼女には好きな人が居ることも知っていたので告白して自分の彼女にするより、彼女の好きな人と上手く行くよう応援したいと考えたのだ。
     ところで作品の中で「現実」に存在している茜と同じ演劇の研修生は茜より1つ年下の21歳、同棲相手を結婚相手として選んでいいか否かで悩んでいた茜が彼に相談したことから親しくなった。研修生は茜を好きなので百花を演じている茜に委員長を通じて告白させることによって自らの念を彼女に伝えようとしたのだ。因みに百花が好きな人は同期の女性である。
     内容は以上のようなものであるが、若者の閉塞状況の在り様の一つとして本能の荒々しさすら喪失し、ひね媚びた自同律の不快をすら対象化し得ない受け身の心象風景には気持ち悪ささえ覚える。このようなメンタリティーが昨今のような日本の終末をのさばらせるのかも知れぬ。

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