公演情報
「アイランド」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/25 (日) 13:00
重厚感のある作品。ステージ上にいるのはたったふたりだが、歴史の重みや自由への意志がビシバシ伝わってきた。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/08/25 (日) 18:00
プレビューも含めると26公演の長丁場も残り3ステージとなった日、
疲れを知らぬ鍛えられた声から、切なる咆哮が監獄島に響き渡った。
凄まじいばかりの自由への渇望が、客席の自由ボケした私に降りかかる。
アパルトヘイト下にあるアフリカで「アンチゴネ」を上演する意義、
それも監獄にいる者が演じる意義の重さがビシビシ伝わって来る。
人間のアヤウサを見せつける芝居に圧倒された1時間15分。
満足度★★★★★
指折り数える自由さえない一日、一日・・・ あってはならぬがなくてはならぬ、約束されない犠牲が神の法を蘇らせる、その信念と揺らぎのはざまで すっごい濃い一粒が心震わせせり上がってきた。 赦されて失ったような、石となって誇りを得たような、そうでも思わずにはやっていられぬ互いの気持ちも、やがては忘れ忘れられる諦めをも滲ませた野太い一幕。
監獄島に閉じ込められた囚人2人は色んな空想をし、お芝居もします。人間は想像力があるから生きていけるのだなと、2人の俳優のおかげで再確認できました。
浅野さんと石橋さんはさすがに息がぴったりで、舞台上でとても楽しんでいるご様子。それが伝わって、私も楽しくなりました。
長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/08/06/13084/
満足度★★★★★
鑑賞日2019/08/07 (水) 19:00
座席A列8番
1ヵ月近い、下北沢では本多劇場を除けば、稀なロングラン上演。ましてや、OFFOFFである。気合の入り様が違う。(まあ、集客や採算、役者の本業との兼ね合いなどで、ロングランしたくともできない劇団が多いのだが)
アイランドとは、南アフリカのアパルトヘイト下で、政治犯を収容した孤島を指す。過酷な強制労働が課せられ、生活環境も過酷だ。この舞台は、そこに送られた2人のカラードの物語である。
アソル・フガードの舞台を観るのは、2017年1月新国立劇場の「豚小屋」以来となるのだけれど、この「アイランド」を観て、アソル・フガードを調べるまで、彼の作品とは思いもよらなかった。第二次世界大戦時の脱走兵の話と南アフリカのアパルトヘイト下の話だから、共通点を見出せなかった。しかし、両作品とも自由への果てしなき渇望を描く2人芝居ということでは一致している。もちろん背景には、一方で戦争批判や社会主義体制批判、もう一方でアパルトヘイト批判があるのだけれど、むしろそこよりも、必死に現状に抗って、いつの日か自由を獲得しようとするバイタリティー・執念が大きく前面に出ていることも、同じテイストを持たせている。
劇中劇の「アンチゴネ」、自らは確かに罪を犯した(法に背いた)、しかし、私の行動は正しいと主張し、自らに過ちはないと主張するアンチゴネの姿は、アパルトヘイトに対する抗議行動をした、まさに2人の立場の代弁である。
この舞台で、終始通底している「アンチゴネ」と強制労働、2人の停滞なき生の象徴である。そこには諦観や絶望など、微塵のかけらも見られない。